ホンダ 初代CR-Z(DAA-ZF2型)の欠点(デメリット)とは?

ホンダ 初代CR-Z

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スポーツ性能とハイブリッド性能を両立した1台として登場したホンダ 初代CR-Z(DAA-ZF2型)。

異彩を放つ特徴的なエクステリア(外装)や燃費の良さなどから、販売が終了した現在でも高い人気を誇っています。

そんな初代CR-Zにはどのような短所(デメリット)があるのでしょうか。

今回は、初代CR-Zの短所を紹介します。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ホンダ 初代CR-Zの欠点(デメリット):室内は狭い?
ホンダ 初代CR-Zの欠点(デメリット):ラゲッジルームは小さい?
ホンダ 初代CR-Zの欠点(デメリット):購入するには中古車しかない?

ホンダ 初代CR-Zの欠点(デメリット):室内は狭い?

ホンダ 初代CR-Zの車格は全長4,105mm×全幅1,740mm×全高1,395mmとなっており、その中には室内長1,605mm、室内幅1,430mm、室内高1,080mmの空間が広がっています。

初代CR-Zはフロントシート(前席)に2人、リアシート(後席)に2人の合計4人乗りとなっていますが、その車体はコンパクトなため、室内空間にもあまりゆとりがありません。リアシートは、成人男性が座ると狭く感じるかもしれません。

リアシートは狭く作られている初代CR-Zですが、フロントシートは機能を凝縮したこだわりの作りとなっています。

フロントシートは大型のものを採用しており、座面には角度をつけることで腰を自然に奥へと導く構造となっています。サイドサポートは硬めに設計することで腰の安定感を高め、シート中央には両足が動きやすいよう、縦に繍製を入れています。

シート背もたれのサポートは、厚く柔らかい内側と高強度な外側の2ピースとすることで、さまざまな体型の方を支えられるよう設計されています。

また、シートの素材はレザー長のプライムスムースとファブリック調のコンビを採用し、シートのカラーは、黒い部分には深みや艶の違う素材を組み合わせることで立体感を演出し、差し色にオレンジを入れるなど、デザインにもこだわっています。

初代CR-Zは、リアシートは狭いですが、フロントシートは座りやすさや運転のしやすさを考え抜いて作られた設計となっており、狭さや不便さを感じさせません。

ホンダ 初代CR-Zの欠点(デメリット):ラゲッジルームは小さい?

上述した通り、ホンダ 初代CR-Zの室内は室内長1,605mm、室内幅1,430mm、室内高1,080mmと、非常にコンパクトな作りとなっています。そのため、一般的な普通車と比べるとラゲッジルーム(荷室)の容量は小さくなっています。

初代CR-Zのラゲッジルーム容量は214Lです。最近では300L以上の容量を備えたクルマも多く、それらと比べると少し心許なく感じるかもしれません。

しかし、214Lの容量があれば、トランクを2つ積み込むことも可能です。初代CR-Zが1台あれば、日常での買い物はもちろん、2人での旅行時にも困ることはないでしょう。

また、リアシートはフロントシートからワンアクションで倒せる設計となっており、リアシートを倒すことでラゲッジルームを拡大できます。ラゲッジルームを拡大すれば、ゴルフバッグを2つ積み込むことも可能となります。

通常時でも、小さい荷物であればリアシートに載せることも可能なため、日常での利用時に不便さを感じることはないでしょう。

ホンダ 初代CR-Zの欠点(デメリット):購入するには中古車しかない?

ホンダ 初代CR-Zは、2017年1月に生産が終了しています。そのため、いざ購入しようと思った場合には中古車を探すしかありません。

中古車しかないため新車購入時と違い、どうしても好みのボディカラーやグレード、オプションなどを選択することはできません。自分に合った1台に巡り会うまで時間がかかりそうです。

現在でも高い人気を誇る初代CR-Zですが、中古車市場での価格は、グレードや状態によって大きく異なります。高いものであれば200万円以上するものもありますが、安いものであれば30万円を下回るものも販売されています。

現在では、状態の良いものでも100万円以内での購入も可能となっているため、購入にかかる金額が安くなっているのはメリットと言えそうです。
今回はホンダ 初代CR-Zの短所について紹介しました。

初代CR-Zの室内は狭い作りとなっていましたが、フロントシートやラゲッジルームには工夫が凝らされており、不便さを感じないようになっていました。

生産終了していることもあり、手に入れるには中古車を購入するしかありませんが、その分安い価格で購入でき、手に入れやすくなっています。

初代CR-Zは低燃費な上、コンパクトなボディで運転もしやすく、多くの人におすすめできる1台でしょう。

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