【プロ解説】ホンダ シビック タイプRの維持費を徹底解説!!

ホンダ シビック タイプR 2021年2月 萩原撮影

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今回試乗したホンダシビックタイプR 6速MT車の車両本体価格は475万2000円。このモデルを実際に乗るための諸費用や燃料代、保険料などは一体どれくらいかかるか調べてみました。

文/写真・萩原文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
シビックタイプR 新車購入時にかかる諸経費
シビックタイプR 使用状況によって異なる費用
メンテナンスや車検にかかる費用

シビックタイプR 新車購入時にかかる諸経費

重量税

ホンダシビックタイプR の重量税は車両重量が1390kgのため、3万6900円となります。

自動車税

ホンダシビックタイプR に搭載されているエンジンの排気量は1995ccなので、自動車税は1年分で3万9500円となります。

環境性能割

自動車取得税に代わって、追加された環境性能割は7万8300円となっています。

自賠責保険

ホンダシビックタイプR を購入する際、自賠責保険は37カ月加入するので、3万170円となります。この金額は乗用車では全て同じ金額となります。

シビックタイプR 使用状況によって異なる費用

任意保険料

ホンダシビックタイプRの任意保険料を運転者の年齢50歳、年齢制限無しで30歳以上補償。運転免許証の色はゴールド以外、使用目的は家庭用、年間走行距離9000km以下、保険証券を発行しないという条件で見積もりをしたところ、最もベーシックなプランで年間3万9980円となりました。これには補償範囲の広い一般型の車両保険を付けると14万190円と約10万210円高くなります。また補償範囲を絞ったエコノミー型にすると8万8010円となり一般型と比べると約5万2180円安くなりました。

燃料代

今回試乗したホンダシビックタイプRの使用する燃料はハイオクガソリンです。最近燃料代は値上がり傾向となっていて、レギュラーガソリンの全国平均価格は1Lあたり147円となっています。試乗車のホンダシビックタイプRの燃費性能はJC08モードで12.8km/Lです。古い燃費モードなので、7割目安とすると約8.9km/L。月500km走行すると年間6000km。そうなると年間約674Lのハイオクガソリンが必要となり、年間9万9078円が燃料代となります。この走行距離だと1カ月あたり約8266円となります。

メンテナンスや車検にかかる費用

車検費用

ホンダシビックタイプRのディーラーでの車検費用をネットで検索したところ、基本料金(車検基本点検料/24カ月点検、保安確認検査料、検査手続き料)が5万3130円。法定費用(自賠責保険料、重量税、手数料・印紙代)が4万7150円で合計10万280円となっています。

メンテナンス費用

快適に乗るためには、メンテナンスが必要となります。メンテナンス費用で最もポピュラーなのが、オイル交換です。2Lガソリンエンジンを搭載しているホンダシビックタイプRのオイル量は5L必要となり、1度のオイル交換費用は工賃込みで約6000円掛かります。推奨されているオイル交換のタイミングが大体1万5000kmまたは1年での交換が目安なので、オイル交換だけで、年間約6000円掛かります。オイル交換2回に1回はオイルフィルターの交換が必要ですが、エンジンオイル交換とオイルフィルター交換では約1万円が目安となります。ハイグリップタイヤを装着しているので、ハードな走行をするとタイヤの摩耗が進み交換ということになります。1本当たり約3万5000円なので、4本で約14万円必要となります。
スポーツカーのため、自動車保険料、特に車両保険を付けると非常に高くなってしまいます。操る楽しさを味わえるクルマだけに、楽しく乗ってしまうとガソリン代も掛かりますが、オイル代そしてタイヤ代は大きな負担となるでしょう。しかし、このようなクルマを手に入れたのですから、こういった部分も楽しめるような気構えが必要です。
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