トヨタ 初代ピクシス バン(S321M/S331M型)の4つのグレードを徹底比較!おすすめのグレードはこれだ!!

トヨタ 初代ピクシス バン

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2011年に登場したトヨタ 初代ピクシス バン(S321M/S331M型)は、ハイゼット カーゴの10代目モデルでもあり、ダイハツ ハイゼットカーゴのOEM供給を受けるトヨタ初の軽商用車です。軽商用車として販売されていますが、積載量の多さや車内の広さから車中泊用のカスタムベース車としても人気が高いです。

積載能力の高さを優先したグレードと、乗員の快適性を両立したグレードを展開していて、それぞれのグレードで駆動方式を2WD(2輪駆動)と4WD(4輪駆動)から、トランスミッションを4ATと5MTから選択することが可能となっています。

また、2017年11月のマイナーチェンジで新たに全グレードに追加装備された“SAIII”とは、スマートアシストの略で、ダイハツの予防安全機能の総称となります。

今回は、そんな初代 ピクシス バンにどのようなグレードがラインナップされているのかをひとつひとつ詳しく紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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トヨタ 初代ピクシス バン スペシャル【価格:95万1,500円〜】
トヨタ 初代ピクシス バン デラックス【価格:104万5,000円〜】
トヨタ 初代ピクシス バン クルーズ“SAIII”【価格:121万円〜】
トヨタ 初代ピクシス バン クルーズターボ“SAIII”【価格:133万1,000円〜】

トヨタ 初代ピクシス バン スペシャル【価格:95万1,500円〜】

「スペシャル」は、トヨタ 初代ピクシス バンの中でもっとも価格を抑えられており、唯一ハイルーフ仕様と標準ルーフ仕様を選べるグレードでもあります。

エンジンに0.66L直列3気筒を搭載していて、最高出力34kW(46PS)5,700rpm 最大トルク60Nm(6.1kgm)4,000rpmとなります。

主な装備にプリントレザーシートや荷室ランプ、AM/FMラジオが装備されております。インテリア(内装)では、上位グレードに軍配が上がりますが、安全面は充実しているので、安心して運転することができるでしょう。
このグレードの中には、スマートアシスト機能を搭載した「スペシャル“SAIII”」や、環境に優しいクリーンエンジンを搭載した「スペシャルクリーンバージョン」、スマートアシスト機能とクリーンエンジンを装備した「スペシャルクリーンバージョン“SAIII”」の計4つのモデルが用意されています。

価格は、「スペシャル」が95万1,500円〜、「スペシャル“SAⅢ’’」は102万8,500円〜で、「スペシャルクリーンバージョン」では103万9,500円〜で、「スペシャルクリーンバージョン“SAIII”」が111万6,500円〜となっております。

尚、「スペシャルクリーンバージョン「スペシャルクリーンバージョン“SAIII”」ではトランスミッションが4ATのみになります。

トヨタ 初代ピクシス バン デラックス【価格:104万5,000円〜】

「デラックス」は、ハイルーフ仕様のモデルの中で一番価格が低いグレードです。

「スペシャルでは」プリントレザーシートだったのが、「デラックス」から、フルファブリックシートに変更されており、シートにもグレードアップが感じられます。

「スペシャル」と「デラックス」のリアシート(後席)には、ベンチタイプのシートが採用されており、折りたたむことで、より大きいラゲッジルーム(荷室)を確保することが可能になっております。
また、インテリアに、ドアポケットやフロントドアアームレストなどが追加され、「スペシャル」と比べると、仕事に役立つインテリアが充実しており、より快適に運転を楽しむことができるグレードと言えるでしょう。

「スペシャル」同様、このグレードにもスマートアシスト機能を搭載したモデルが用意されており、価格は、「デラックス」が104万5,000円〜、「デラックス“SAIII”」が112万2,000円となっております。

トヨタ 初代ピクシス バン クルーズ“SAIII”【価格:121万円〜】

「 クルーズ“SAIII”」は、「デラックス」の上位グレードにあたるハイルーフ仕様のグレードです。

上位グレードというだけあって、「デラックス」と比べ、より快適かつ乗用車としての乗り心地もグレードアップされています。

「スペシャル」「デラックス」では、ベンチシートを採用していましたが、「クルーズ“SAIII”」からは、分割乗車タイプのリアシートを採用されています。
また、荷室ランプもLEDに変更され、シートバックポケットが新たに標準装備される他、トヨタ純正ナビ・オーディオがオプションで装備可能になります。

価格は121万円〜からとなっており、「デラックス“SAIII”」と比べて8万8,000円高くなっています。

トヨタ 初代ピクシス バン クルーズターボ“SAIII”【価格:133万1,000円〜】

トヨタ 初代ピクシス バン クルーズターボ“SAIII”【価格:133万1,000円〜】

「クルーズターボ“SAIII”」は「クルーズ“SAIII”」の上位グレードであるとともに、トヨタ 初代ピクシス バンの最上級グレードに位置づけられています。

その名の通り、ターボエンジンが搭載されているのが一番の魅力です。
エンジンに、0.66L直列3気筒ターボを搭載しており、最高出力47kW(64PS)5,700rpm 最大トルク91Nm(9.3kgm)2,800rpmと、力強い走りを実現してくれるでしょう。
エクステリア(外装)に、12インチフルホイールキャップや、クリアリアコンビネーションランプ、電動格納式カタードドアミラーを標準装備しているので、見た目でも最上級グレードとしての差別化がみられます。

価格は133万1,000円〜と、初代ピクシス バンの中で一番高い価格設定となっており、「 クルーズ“SAIII”」と比べると12万1,000円高くなっています。
トヨタ 初代ピクシス バンは、商業車として活躍しているだけあり、車内の広さはもちろん魅力的と言えますが、それ以外にも車内の快適性や、安全面でも充分実力を発揮してくれるでしょう。

一番安価な、「スペシャル」にも4WDは備わっていますが、「クルーズターボ“SAIII”」はエクステリアのグレードアップもされている他、ターボエンジンも搭載しています。4WDと合わせる事で、より力強く、様々なシーンで安定した走行を楽しめるので、「クルーズターボ“SAIII”」がおすすめと言えるでしょう。

※ 2020年11月現在
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