トヨタ 初代ピクシス バン(S321M/S331M型)のシートアレンジを解説|後部座席の倒し方は?
更新日:2024.09.09
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今回は、トヨタ 初代ピクシス バン(S321M/S331M型)のシートアレンジについて紹介します。
初代ピクシス バンは軽規格のセミキャブオーバーバンですが、シートをアレンジすることで、初代ピクシス バン特有の広い車内空間をより有効に使うことができます。
ここではシートの特徴・リアシート(後席)・フロントシート(前席)という3つの側面から、アレンジのバリエーションや機能性をチェックしていきましょう。
初代ピクシス バンは軽規格のセミキャブオーバーバンですが、シートをアレンジすることで、初代ピクシス バン特有の広い車内空間をより有効に使うことができます。
ここではシートの特徴・リアシート(後席)・フロントシート(前席)という3つの側面から、アレンジのバリエーションや機能性をチェックしていきましょう。
トヨタ 初代ピクシス バンのシートがもつ特徴は?
トヨタ 初代ピクシス バンのシートは、グレードにより2つのタイプが使い分けられています。
「クルーズ」及び「クルーズターボ」に装備されているシートは、フロント・リアともに乗用タイプのもので、リアシートにも乗員が座ることが想定されています。このため乗用車として使う場合でも、高い快適性が得られるというメリットがあります。
一方「デラックス」「スペシャル」のリアシートには、4ナンバー登録の貨物車として一般的なベンチシートが採用されています。ベンチシートはもともと乗用の快適性や利便性は重視されず、シートバックを倒してラゲッジルーム(荷室)として使用することが想定されています。したがって、リアシートは緊急時にのみ広げて使うことが多いです。
「クルーズ」及び「クルーズターボ」に装備されているシートは、フロント・リアともに乗用タイプのもので、リアシートにも乗員が座ることが想定されています。このため乗用車として使う場合でも、高い快適性が得られるというメリットがあります。
一方「デラックス」「スペシャル」のリアシートには、4ナンバー登録の貨物車として一般的なベンチシートが採用されています。ベンチシートはもともと乗用の快適性や利便性は重視されず、シートバックを倒してラゲッジルーム(荷室)として使用することが想定されています。したがって、リアシートは緊急時にのみ広げて使うことが多いです。
グレードによるシートに対する考え方の違いは、シート素材にも表れています。「クルーズ」「クルーズターボ」の両グレードでは、フルファブリック素材が使用されています。ヘッドレストもついているため長距離ドライブでも快適な時間を過ごせます。
「デラックス」や「スペシャル」のシート素材には、プリントレザーが用いられます。主に荷物を運ぶという走行シーンを考え、汚れがつきにくいという特徴があります。
「クルーズ」「クルーズターボ」のファブリックシートも撥水加工されていますが、貨物を積載するという用途を考えた場合、合皮の方がコスト的にも有利です。
「デラックス」や「スペシャル」のシート素材には、プリントレザーが用いられます。主に荷物を運ぶという走行シーンを考え、汚れがつきにくいという特徴があります。
「クルーズ」「クルーズターボ」のファブリックシートも撥水加工されていますが、貨物を積載するという用途を考えた場合、合皮の方がコスト的にも有利です。
トヨタ 初代ピクシス バンのリアシートアレンジでラゲッジルームを広げる!
トヨタ 初代ピクシス バンのリアシートは、グレードにより標準で採用されているシート形状が異なります。どの形状も、シートアレンジはシートバックを倒してラゲッジルームを拡大する、というシンプルなものになっています。
「クルーズ」「クルーズターボ」の両グレードに採用される乗用シートは、分割可倒式のシートバックが採用されています。シートを起こした状態で4人乗車した際も、ラゲッジルーム長860mmという、他の軽自動車よりも広いスペースがあります。
またシートの片側だけ倒すことで、3人乗車時も積載量と快適性を両立させることができます。2人乗車時では左右両方を倒すことで、ラゲッジルーム長1,755mmという車中泊にも対応できるスペースが広がります。
「クルーズ」「クルーズターボ」の両グレードに採用される乗用シートは、分割可倒式のシートバックが採用されています。シートを起こした状態で4人乗車した際も、ラゲッジルーム長860mmという、他の軽自動車よりも広いスペースがあります。
またシートの片側だけ倒すことで、3人乗車時も積載量と快適性を両立させることができます。2人乗車時では左右両方を倒すことで、ラゲッジルーム長1,755mmという車中泊にも対応できるスペースが広がります。
一方「デラックス」「スペシャル」で採用されるのはベンチシートです。これらのグレードでは、もともとが搭載量など商業車としての使い勝手が追求されているため、リアシートとしての機能性や快適性は二の次です。
可倒機能は一体型で、基本的にはシートバックを倒し、後部の空間全体をラゲッジルームとして使うことが一般的です。この場合ラゲッジルーム長1,860mmという広さで、長尺物も楽に積むことができます。
緊急時にはシートバックを起こし、リアシートに座ることもできます。この場合快適性は望めませんが、短距離・短時間の移動なら十分使用できます。シートバックを立てた状態でもラゲッジルーム長966mmと、ラゲッジルームの減少は最低限にとどめることで、高い積載性はそのまま確保されます。
乗用タイプのシートを採用している「クルーズ」と「クルーズターボ」は、メーカーオプションのビジネスパックを選ぶことで、「デラックス」や「スペシャル」と同じベンチシートへの変更も可能です。
可倒機能は一体型で、基本的にはシートバックを倒し、後部の空間全体をラゲッジルームとして使うことが一般的です。この場合ラゲッジルーム長1,860mmという広さで、長尺物も楽に積むことができます。
緊急時にはシートバックを起こし、リアシートに座ることもできます。この場合快適性は望めませんが、短距離・短時間の移動なら十分使用できます。シートバックを立てた状態でもラゲッジルーム長966mmと、ラゲッジルームの減少は最低限にとどめることで、高い積載性はそのまま確保されます。
乗用タイプのシートを採用している「クルーズ」と「クルーズターボ」は、メーカーオプションのビジネスパックを選ぶことで、「デラックス」や「スペシャル」と同じベンチシートへの変更も可能です。
トヨタ 初代ピクシス バンのフロントシートアレンジはシンプル!
初代ピクシス バンのグレードによる違いは、フロントシートにも表れています。いずれのグレードもリクライニング機能や前後スライド機能がつきますが、「クルーズ」や「クルーズターボ」のスライド幅が120mmなのに対し、「デラックス」「スペシャル」のスライド幅は170mmあります。
そのため積載量に応じシートを前に移動させることも可能で、ラゲッジルームをより有効に使えるようになります。
そのため積載量に応じシートを前に移動させることも可能で、ラゲッジルームをより有効に使えるようになります。
また「デラックス」「スペシャル」の両グレードでは、フロントシートも前に倒すことができます。そうすることで、ラゲッジルームをより長くする事ができ、6畳相当のカーペットまで積載可能になります。これらのグレードでは、乗用ユースの機能は切り捨て、貨物車としての機能性がとことん追求されているのです。
トヨタ 初代ピクシス バンは他の軽自動車よりも広いリアスペースがありますが、シートアレンジの機能を有効に使うことでラゲッジルームをより広くする事ができます。アレンジのバリエーションはシートバックを倒すだけというシンプルなものですが、誰にでもわかりやすい方法なので操作も簡単です。
グレードによってはフロントシートもアレンジ可能で、さらにラゲッジルームは広がります。乗車人数や積載する荷物の量や種類に応じてシートをアレンジし、より便利に初代ピクシス バンを使いこなしたいですね。
※ 2020年11月現在
グレードによってはフロントシートもアレンジ可能で、さらにラゲッジルームは広がります。乗車人数や積載する荷物の量や種類に応じてシートをアレンジし、より便利に初代ピクシス バンを使いこなしたいですね。
※ 2020年11月現在