三菱 デリカD:5(CV1W/CV2W/CV5W型)の8つのグレードを徹底比較!インチアップにおすすめのグレードはこれだ!!

三菱・初代デリカD:5

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2007年の登場以来、フルモデルチェンジされることなく約13年にわたり販売され続けている三菱 初代デリカD:5(CV1W/CV2W/CV5W型)。ミニバンとSUVを組み合わせた独特のスタイリングは国産車では珍しく、現在では希少な存在となっています。

今回は、そんな初代デリカD:5にどのようなグレードがあるのかを紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
三菱 初代デリカD:5 M【価格:391万3,800円】
三菱 初代デリカD:5 G【価格:401万5,000円】
三菱 初代デリカD:5 G-Power Package【423万5,000円】
三菱 初代デリカD:5 P【437万1,400円】
三菱 初代デリカD:5 URBAN GEAR G【価格:414万2,600円】
三菱 初代デリカD:5 URBAN GEAR G-Power Package【価格:436万2,600円】
三菱 初代デリカD:5 URBAN GEAR P Edition【価格:447万2,600円】
三菱 初代デリカD:5 JASPER【価格:410万800円】

三菱 初代デリカD:5 M【価格:391万3,800円】

「M」は三菱 初代デリカD:5のエントリーグレードに位置づけられたモデルです。

初代デリカD:5のなかで価格を低く抑えたグレードではあるものの、衝突被害軽減ブレーキシステム、車線逸脱警報システム、誤発進抑制機能をはじめとした安全装備である「e-Assist」を標準装備。レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビームなど、長距離や長時間運転の際にドライバーの負担を軽減する機能も盛り込まれています。
車人数は8人乗りのみをラインナップし多人数乗車のニーズに対応。8人乗りモデル専用装備として、リヤシート(後席)は6:4分割ベンチシートとなり、運転席側、助手席側にはウォークイン機構とチップアップ機構が備わるなど、上位グレードと同等のシートアレンジが可能となっています。

エクステリア(外装)では+EDフォグランプや助手席側ワンタッチスライドドアを標準装備し、駆動方式も他グレードと同様の4WDのみとされているところも嬉しいポイントですね。

価格は391万3,800円と、エントリーグレードながら400万円に迫る価格設定となっています。

三菱 初代デリカD:5 G【価格:401万5,000円】

「G」は、エントリーグレードの「M」よりも快適装備を充実させたスタンダードグレードとなっています。

「M」からの主な変更点は、後方車両のヘッドライトによる光害を抑え、駐車時に後方とクルマ全体を俯瞰できるマルチアラウンドモニター機能を搭載した自動防眩ルームミラーがオプション装備可能となっている点で、大柄なボディーを持つ三菱 初代デリカD:5にとって欠かせない装備と言えるでしょう。
また、「G」からは8人乗りと7人乗りの2タイプがラインナップされ選択肢が増えている点も見逃せません。シート構成は7人乗りではフロントから2+3+3人乗りでしたが、7人乗りでは2+2+3人乗りとなり、専用装備として2列目シートがキャプテンシート化され快適性も向上しています。

価格は401万5,000円で、「M」との価格差は10万1,200円となっています。

三菱 初代デリカD:5 G-Power Package【423万5,000円】

「G-Power Package」は、「G」をベースにさらに電動装備を強化したグレードとなっています。

三菱 初代デリカD:5の特徴の1つでもある巨大なリヤゲートを電動開閉するエレクトリックテールゲートを標準装備し、ラゲッジスペースの使い勝手を下位グレードから大きく向上させています。

さらに、リヤシートへ乗り降りする際に重宝するLEDステップ照明付き電動サイドステップも備わり、他メーカーのミニバンよりも最低地上高がある初代デリカD:5にとって嬉しい装備が奢られています。

また、安全装備「e-Assist」の追加機能として、レーンチェンジアシスト機能の付いた後側方車両検知警報システムや、バックする際に後方のクルマの存在を知らせる後退時車両検知警報システムがオプション装備可能となり、安全性にも配慮された1台となっています。

装備が増えたぶん価格は423万5,000円まで上がり、「G」に対して22万円アップとなっています。

三菱 初代デリカD:5 P【437万1,400円】

「P」は三菱 初代デリカD:5の上級グレードに位置づけられたモデルで、さまざまな快適装備が奢られています。

「G-Power Package」で採用されたエレクトリックテールゲートや電動サイドステップに加えて、オプション装備だったマルチアラウンドモニター付き自動防眩ルームミラーが標準装備となり使い勝手が大幅にアップ。

エクステリアではドアミラーやアウタードアハンドルがメッキ加飾され、LEDフォグランプも高輝度シルバーベゼル仕様になるなど、高級感を高めています。インテリアでは1列目シートと2列目シート、さらに3列目シートの間を横切る形で配置された天井照明のルーフビームガーニッシュが追加され、車内の快適性も向上しています。

価格は437万1,400円となりましたが、最廉価グレードの「M」との価格差は45万7,600円にとどまり、「G-Power Package」と比べても13万6,400円アップに抑えられていることから、お買い得な価格設定と言えるのではないでしょうか。

三菱 初代デリカD:5 URBAN GEAR G【価格:414万2,600円】

三菱 初代デリカD:5のバリエーションモデルとしてラインナップされているのがURBAN GEARシリーズです。なかでも「URBAN GEAR G」はエントリーグレードに位置づけられたモデルで、上位グレードよりも価格を抑えている点が魅力的な1台です。

URBAN GEARは、通常の初代デリカD:5よりも車高を低く見せるようにデザインされた専用形状のフロントアンダースポイラーやサイドドアアンダースポイラー、リヤバンパーを持ち、都市部にふさわしいスタイリッシュなエクステリアをまとっています。

一方で、車高は通常の初代デリカD:5と同様の1,875mmを維持し、全グレードに4WDが設定されていることから、初代デリカD:5の特徴とも言える高い悪路走破性も備わっており、エクステリアを洗練しつつタフで心強い存在と言えるでしょう。

価格は414万2,600円で、ベースとなった「G」から12万7,600円アップしています。

三菱 初代デリカD:5 URBAN GEAR G-Power Package【価格:436万2,600円】

「URBAN GEAR G-Power Package」は、「URBAN GEAR G」に各種電動化した快適装備を追加したグレードです。

基本的な装備は「G-Power Package」を踏襲し、エレクトリックテールゲートや電動サイドステップなどで使い勝手を向上。マルチアラウンドモニター機能付き自動防眩ルームミラーがオプション装備となっている点も共通しています。

一方でURBAN GEARシリーズ専用装備として、切削光輝仕上げの専用18インチアルミホイールが装着され、都市部や市街地の雰囲気にふさわしい上質なエクステリアを演出しています。

価格は436万2,600円と、ベースとなった「G-Power Package」から12万7,600円アップとなります。

三菱 初代デリカD:5 URBAN GEAR P Edition【価格:447万2,600円】

URBAN GEARシリーズの最上級グレードに位置づけられたモデルが「URBAN GEAR P Edition」です。

安全装備「e-Assist」には衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム、誤発進抑制機能に加えて、レーンチェンジアシスト機能付き後側方車両検知警報システムと、後退時車両検知警報システムが追加され安全性が向上しています。

「G-Power Package」で採用されたエレクトリックテールゲートや電動サイドステップも標準装備されているほか、マルチアラウンドモニター付き自動防眩ミラーも標準装備となり、通常のデリカD:5の「P」と同様にほとんどの装備が追加されています。

そのぶん価格は上がり447万2,600円に。「URBAN GEAR G-Power Package」との価格差は11万円となっています。

三菱 初代デリカD:5 JASPER【価格:410万800円】

「JASPAER」は三菱 初代デリカD:5にラインナップされた特別仕様車です。

パワーユニットは他のグレードと同じ、排気量2.2L 直列4気筒のインタークーラー付きターボチャージャーを装着したディーゼルエンジンである4N14型を搭載。最高出力107kW(145PS)/3,500rpm、最大トルク380Nm(38.7kgm)/2,000rpmを発揮するトルク型のエンジンとなっています。

「JASPER」では専用装備としてスエード調人口皮革「グランリュクス」をシートに採用し、他グレードよりも滑らかな肌触りを実現しつつ撥水機能を持り、雨や雪などのアウトドアレジャーで役立つ性能を備えています。
さらに、インパネ(インストルメントパネル)やドアトリムにはアウトドアをイメージさせるブラウンステッチが施され、ボディーには専用のデカール、フロントマスクは専用フロントグリルとポジションランプ、アイガーグレーメタリック塗装のガーニッシュが奢られるなど、特別感を演出しています。

価格は410万800円となっていますが、専用マッドフラップエンジンフードエンブレムが追加された「JASPER コンプリートパッケージ」も設定され、こちらは13万5,740円アップの423万6,540円となっています。

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初代デリカD:5は、国産ミニバンとしては珍しい4輪駆動を基本とするSUVのような外観から、車高を高め悪路走破性能を向上させるカスタム「リフトアップ」のベース車としても人気を集めています。

リフトアップではサスペンションなどの足回りや、大径タイヤを装備することが多いとされているため、最低地上高の高い初代デリカD:5では乗降性が悪化する可能性も少なくありません。

そのため、リヤシート用の電動サイドステップやエレクトリックテールゲートが標準装備となっている「G-Power Package」や、上級グレードの「P」などがリフトアップにはおすすめのグレードと言えるのではないでしょうか。リフトアップカスタムを楽しむ際のグレード選びに、ぜひ参考にしてみてください。

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