トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド(30系)の9つのグレードを徹底比較!

トヨタ アルファード 2017

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トヨタ アルファードにハイブリッドシステムを搭載したバリエーションモデルとして登場したトヨタ アルファードハイブリッド。

もともとはトヨタ 2代目アルファードハイブリッドとともに初代が登場したクルマでしたが、2015年のアルファードのフルモデルチェンジに伴って「アルファードハイブリッド」という独立した車種から「アルファードのグレード」へと統合されていきました。

一方で、ハイブリッドモデルだけでも多数のグレードが存在し、ガソリンエンジンモデルとは異なる人気を集めているから、今回は3代目アルファードのハイブリッドグレードを、トヨタ 2代目アルファードハイブリッド(AGH30W/AGH35W/GGH30W/GGH/35W型)とし、どんなグレードがあるのかを紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID X グレード
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID S グレード
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID SR グレード
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID SR"C パッケージ" グレード
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID G グレード
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID G"F パッケージ" グレード
トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID Executive Lounge グレード
トヨタ 2代目 アルファード ハイブリッド HYBRID Executive Lounge S グレード
トヨタ 2代目 アルファード ハイブリッド HYBRID S"TYPE GOLD" グレード
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トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID X グレード

「X」は、トヨタ 2代目アルファードのなかでもっとも安価なエントリーグレードです。

パワーユニットは他のグレードや最上級グレードとも同じ、排気量2.5L 直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせたものを搭載し、エンジンとモーターを合わせた場合はシステム最高出力217kW(295PS)最大トルク476Nm(48.5kgm)を発生。

燃費も実際の走行状況に近いとされるWLTCモードで14.8km/Lという大型ミニバンとしては良好な数値を達成しています。
駆動方式も他グレード同様に4WD(4輪駆動)のみとなりますが、2代目アルファードハイブリッドではトヨタ独自の4WDシステム「E-Four」を搭載。

通常の4WDはエンジンの駆動力を後輪に伝えるためにプロペラシャフトなどの部品が必須となりますが、E-Fourでは後輪に専用のモーターとバッテリーを持つため、コンパクトかつ適切な駆動力配分を実現しています。

また、エントリーグレードではあるもののトヨタ独自の安全装備である「Toyota Safety Sense」を標準装備し、乗車人数に7人乗りと8人乗りの2種類が設定されている点も見逃せません。

価格は8人乗りが454万7,000円、7人乗りが459万円と、エントリーグレードながら500万円に迫る値段設定となっています。

トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID S グレード

「HYBRID S」は、主にエクステリアに変更を加えて外観のイメージを変えたグレードです。

下位グレードの「HYBRID X」に対し、フロントバンパーやリヤバンパーには迫力のあるエアロ形状のものを採用し、アグレッシブなエクステリアデザインとなっています。

その他の装備はほとんど変わりませんが、アルミホイールが16インチから17インチにサイズアップし、2眼LEDヘッドランプにブラックエクステンションが施され、乗車人数は7人乗りとなるなど細かな仕様に違いが見られます。

価格は479万9,000円で、「HYBRID X」の7人乗りに対して20万9,000円アップしています。

トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID SR グレード

「HYBRID SR」は、「HYBRID S」から快適装備を充実させたグレードです。

同じSシリーズである「HYBRID S」と同じくエクステリアには迫力のあるエアロ形状のものを装着しているほか、乗車人数が7人乗りであることも共通していますが、「Toyota Safety Sense」の追加機能としてアダプティブハイビームシステムを標準装備し、ワンタッチで解錠と施錠が可能なスマートエントリー、バックドアが電動開閉式になるなど各種装備がグレードアップされています。

価格は549万1,000円で、「HYBRID S」から69万2,000円高くなっています。

トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID SR"C パッケージ" グレード

「HYBRID SR"C パッケージ"」は、「HYBRID SR」から快適装備をさらにグレードアップさせたモデルです。

下位グレードとのもっとも大きな違いは2列目シートで、「HYBRID S」や「HYBRID SR」がマニュアル調整式のリラックスキャプテンシートだったのに対して、電動調節式のエグゼクティブパワーシートへと変更されています

これにより、前後方向へのスライドやリクライニング、オットマンなどが電動化され、快適性は大きく向上。よりラグジュアリー志向の仕上がりとなっています。

価格は565万4,000円で、「HYBRID SR」から16万3,000円高くなっています。

トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID G グレード

「HYBRID G」は、トヨタ 2代目アルファードの上級グレードに位置づけられたモデルです。

エクステリアは「HYBRID X」と同様のものを装着し、高級ミニバンらしい落ち着いた雰囲気となり、インテリアではシート素材が高級な合成皮革となり座り心地や質感が向上。

乗車人数は7人乗りとなり、装備面では「HYBRID SR」とほぼ同じ内容となり、「Toyota Safety Sense」の追加機能であるアダプティブハイビームシステムも標準装備されています。
Sシリーズのような力強いフロントマスクは苦手だけど、インテリアや快適装備を充実させたいという場合におすすめの1台と言えます。

価格は534万4,000円で、ほとんどの装備が共通の「HYBRID SR」に比べて14万7,000円低い値段設定も魅力的ですね。

トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID G"F パッケージ" グレード

「HYBRID G"F パッケージ"」は、「HYBRID G」の上級グレードにあたるモデルで、快適装備が強化されています。

ステアリングにはヒーター機能が追加されているほか、「HYBRID G」では2列目シートがマニュアル式のエグゼクティブシートだったのに対して、電動式のエグゼクティブパワーシートへとグレードアップし、リヤシート(後席)の快適性が向上しています。

価格は550万7,000円で、「HYBRID G」からは16万3,000円アップ。ほぼ共通の仕様となっている「HYBRID SR"C パッケージ"」と比べると14万7,000円リーズナブルとなっています。

トヨタ 2代目 アルファードハイブリッド HYBRID Executive Lounge グレード

「HYBRID Executive Lounge」は、トヨタ 2代目アルファードハイブリッドのなかでも最上級に位置するグレードです。

乗車人数はGシリーズと同様に7人乗りで、インテリアの質感が大幅に向上。シート表皮には高級で肌触りの良いプレミアムナッパ本革を採用し、2列目シートは左右独立した「エグゼクティブラウンジシート」となっています。

エグゼクティブラウンジシートは、パワーオットマンやパワーリクライニングに加えて、角度調整式の大型ヘッドレストや、カップホルダーと小物入れが付いた固定式大型アームレスト、さらに携帯・スマホホルダーや、ビジネスユースに最適な物落ち防止スペーサーが付いたファイルフォルダーも追加されています。
同じボディーを持つトヨタ 3代目アルファードにも「Executive Lounge」が設定されていましたが、そちらはパワフルな排気量3.5L V型6気筒エンジンを搭載していたため、出力やトルクがエンジン回転数に比例して高まり、エンジン性能を発揮しようとすると騒音や乗り心地が悪化してしまう傾向にありました。

しかし、ハイブリッドモデルではモーターによって低回転域から最大トルクを発揮でき、ある程度速度が出ていればエンジンの騒音や振動が低い最適な回転数で走行できるため、騒音や振動、乗り心地の面ではガソリンエンジンモデルに優れ、エグゼクティブの移動空間によりふさわしい1台に進化していると言えるでしょう。

価格は759万9,000円と、「G"F パッケージ"」から209万2,000円もアップしています。

トヨタ 2代目 アルファード ハイブリッド HYBRID Executive Lounge S グレード

「HYBRID Executive Lounge S」は、トヨタ 2代目アルファードハイブリッドの頂点に位置づけられた最上級グレードです。

下位グレードとも言える「HYBRID Executive Lounge」とほぼ同等の装備を持ちつつ、エクステリアは「HYBRID S」などに見られるフロント、リヤバンパーを装備し、迫力のあるエアロに身を包んでいます。

価格は全グレード中もっとも高価な775万2,000円に達し、「HYBRID  Executive Lounge」からは15万3,000円アップ、最廉価の「HYBRID X」との価格差は316万2,000円まで広がっています。

トヨタ 2代目 アルファード ハイブリッド HYBRID S"TYPE GOLD" グレード

トヨタ 2代目アルファードハイブリッドの特別仕様車としてラインナップされているグレードが「HYBRID S"TYPE GOLD"」です。

「HYBRID S」をベースとして、フロントグリルやボンネットフードモール、フロントバンパーモール、LEDフロントフォグランプモールにシックなスモークメッキが施され、グリルにはゴールド加飾された専用フロントエンブレムが奢られています。

また、「HYBRID S」では2眼LEDだったヘッドランプが3眼フルLEDヘッドランプとなり、インテリアではシート表皮に専用の「ウルトラスエード+合成皮革」を採用。特別仕様車らしい特別な質感が演出されています。

価格は504万円となり、ベースとなった「HYBRID S」に比べて24万1,000円アップとなっています。
2代目アルファードハイブリッドはデビューからすでに5年が経過していますが、ガソリンエンジンモデルよりも優れた静粛性を備えることや、高級ミニバンとして人気が高いことから、中古車市場でも高値が付いています。

しかし、新車価格と比べると半額以下で購入可能なクルマも少なくないため、状態や走行距離によってはお買い得となる場合もあるかもしれません。

なかでも最廉価の「HYBRID X」や、スタンダードグレードの「HYBRID S」は新車価格の半額に近いものもあり、走行距離も10万km以下のものが多いためまだまだ活躍できると言えるのではないでしょうか。

※ 2020年10月現在

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