ダイハツ 初代トール(M900S/M910S型)の5グレードの違いを解説!おすすめのカスタムグレードはこれ!

ダイハツ・初代トール

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2016年に登場したダイハツ 初代トール(M900S/M910S型)は、同年にデビューしたトヨタ 初代タンクやトヨタ 初代ルーミーの姉妹車として多くのユーザーから人気を集めています。

なかにはエクステリア(外装)をスタイリッシュな形状に変更した「カスタム」と呼ばれるグレードもラインナップされていますが、今回はそんな初代トールのグレードについて紹介していきます。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
ダイハツ 初代トールのグレード:X【価格:155万6,500円~】
ダイハツ 初代トールのグレード:G【価格:174万3,500円~】
ダイハツ 初代トールのグレード:Gターボ【186万4,500円~】
ダイハツ 初代トールのグレード:カスタムG【価格:191万4,000円~】
ダイハツ 初代トールのグレード:カスタムGターボ【価格:204万6,000円~】

ダイハツ 初代トールのグレード:X【価格:155万6,500円~】

「X」は、ダイハツ 初代トールのなかでもっとも価格を低く抑えたエントリーグレードです。

エクステリアではヘッドランプが安価なマニュアルレベリング機能付きマルチリフレクターハロゲンヘッドランプとされ、リヤシート(後席)パワースライドドアも左側のみとなっています。
一方でクルマや歩行者に対応した衝突回避支援ブレーキや衝突警報機能、車線逸脱警報などを備えた安全装備「スマートアシスト」が標準装備されるなど、最廉価なグレードではあるものの安全性に配慮されている点は見逃せません。また、2WD(前輪駆動)と4WD(4輪駆動)がラインナップされているのも嬉しいポイントですね。

価格は2WDが155万6,500円、4WDが173万2,500円となっています。

ダイハツでは北海道地区専用の価格設定もあり、北海道地区では2WDと4WDそれぞれ2万4,200円高くなっています。

ダイハツ 初代トールのグレード:G【価格:174万3,500円~】

「G」は、各種快適装備を充実させたグレードで、乗用車としての実用性を高めたモデルとなっています。

エンジンは「X」と同様の排気量1L 直列3気筒の1KR-FE型で、最高出力51kW(69PS)/6,000rpm、最大トルク92Nm(9.4kgm)/4,400rpmを発生。燃費はWLTCモード燃費で2WDが18.4km/L4WDも16.8km/Lを誇ります。

エクステリアではヘッドランプがフルLED化され、フロントガラスとフロントドア、クォーターガラスはUVカット機能のほかにIRカット機能も追加された多機能ガラスとなり、左右両側にパワースライドドアが奢られています。
インテリア(内装)では運転席メーターがカレンダーモードやエコキャラモードなども表示可能となったTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイに変更されるなど、内外装の質感を高めています。

価格は2WDが174万3,500円、4WDが191万9,500円で、「X」に対してそれぞれ18万7,000円アップしています。

ダイハツ 初代トールのグレード:Gターボ【186万4,500円~】

ダイハツ 初代トールのなかで上級グレードに位置づけらているモデルが「Gターボ」です。

その名の通りエンジンにはターボチャージャーが装着された排気量1L 直列3気筒の1KR-VET型を搭載。最高出力72kW(98PS)/6,000rpm、最大トルク140Nm(14.3kgm)/2,400~4,000rpmまで強化され、荷物を乗せた状態やフル乗車でもスムーズな加速力を発揮します。
駆動方式は2WDのみとなりましたが、燃費はWLTCモードで16.8km/Lに達し、ハイパワーでありながら優れた燃費性能を誇っている点も見逃せません。

快適装備は下位グレードの「G」に準じ、オートエアコンや助手席シートアンダートレイを備え、上級グレードにふさわしいユーティリティー性能を持っています。

価格は186万4,500円まで上がり、最廉価の「X」からは13万2,000円から最大30万8,000円高くなっています。

ダイハツ 初代トールのグレード:カスタムG【価格:191万4,000円~】

「カスタムG」はエクステリアを大きく変更させたグレードで、他のグレードよりも力強いフロントマスクが特徴的です。

フロントグリルやフロントバンパーは専用形状へと変更され、LEDイルミネーションランプ付きLEDフォグランプ、LEDリヤランプなどカスタム専用品が多数奢られています。

インテリアでもステアリングが革巻きへと変更されているほか、インナードアハンドルやサイドエアコンレジスターがメッキ加飾されるなど高級感を高めています。
一方で、エンジンは「G」や「X」と同じ1KR-FE型で優れた燃費性能を備え、駆動方式も2WDと4WDをラインナップしています。

価格は2WDが191万4,000円、4WDが209万円となり、ベースとも言える「G」に比べてそれぞれ17万500円高くなっています。

ダイハツ 初代トールのグレード:カスタムGターボ【価格:204万6,000円~】

「カスタムGターボ」は、「カスタムG」をベースとしてハイパワーなターボエンジンを搭載した上級グレードです。

エンジンは「Gターボ」と同様の1KR-VET型を搭載し、駆動方式は2WDのみ。高速道路の合流や坂道などで必要なパワーやトルクを向上しています。

また、エクステリアは「カスタムG」同様に専用形状のフロントグリルフロントバンパーを備え、インテリアの各部にメッキ加飾が施されるなど高級な仕上がりとなっています。

価格は初代トールのなかでもっとも高価な204万6,000円となり、「Gターボ」との価格差は18万1,500円となっています。
初代トールのなかでもスタイリッシュなエクステリアを持つカスタムシリーズは、装備の豊富さや豪華さから幅広いユーザーから支持を集めています。

なかでも「カスタムGターボ」は人や荷物を満載した場合でも、「カスタムG」に比べて力強い加速を発揮できることから、旅行や多人数での移動が多いユーザーにおすすめの1台と言えるでしょう。

※ 2020年10月現在
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