新型ジャガー XEの乗り心地や操舵性を解説|双方が高次元で両立

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ジャガー新型 XE(LDA-JA2NA/DDA-JA2XC)の乗り心地はどのようなものでしょうか。ジャガーのスポーツサルーンとして発売されたジャガー XEは、その確かな実力で国内でも海外でも人気を集めてきました。高級車とスポーツカーの両立を追い求めたモデルなので、乗り心地へのこだわりは人一倍強いものとなっています。

そして、2019年8月3日に新型となる2020年モデルの受注が開始されました。今回は、ジャガー新型 XEの最新技術を詰め込んだその性能と乗り心地について紹介していきます。

文・PBKK
Chapter
新型ジャガー XEの乗り心地に品を与える素材選定
新型ジャガー XEの最新の補助機能が走りを安定させる
新型ジャガー XEの乗り心地を高める自動制御サスペンション
新型ジャガー XEの乗り心地はエンジンによって変わる
新型ジャガー XEの乗り心地を柔らかくするタイヤ

新型ジャガー XEの乗り心地に品を与える素材選定

ジャガー 新型XEは、ボディーの75%以上にアルミ合金を豪華に使用しており、剛性を保ったまま軽量化されています。アルミ合金はスチールに比べコストがかかる分、性能では大きな差がつけられます。

それにより、車両の大きさが全長4,690mm×全幅1,850mm×全高1,425mmであることに対して、重量は1,660kgに抑えられています。車重に対してトルクは十分過ぎる程あるので、高級サルーンとしての余裕を持った上品な走りと、スポーツカー同様の高い機動性を兼ね備えています。

リニューアルされたキャビンは、見た目だけでなく素材から美を追求した仕上げ。インテリアのすべてがドライバー視点で設計され、運転席を囲むようなラップアラウンドデザインにより操作性も向上しています。

シート生地には、高級感のあるしっかりとした肌触りのレザーを使用。硬すぎるということもなく、適度に沈み込む上質なホールド感を味わえます。フロント、リア共に余裕のある設計でゆったりと座れるので、長時間の使用でも疲れを感じにくいです。

新型ジャガー XEの最新の補助機能が走りを安定させる

走行補助機能の一つにトルクベクタリングバイブレーキがあります。これはホイールの状態を常にモニタリングし、駆動状況に合わせて最適なトルクになるよう分配する機能。それより、接地面で最高効率の力が得られるので、グリップ性能や操舵性が格段に向上し安定します。

もう一つの大きな補助機能であるアダクティブサーフェイスレスポンスは、路面状況を判断してアクセルペダルのレスポンスを調整する機能です。例えば、雪道や砂利道での急発進の際に、いきなり大きなトルクを与えてしまうとスリップ率が高くなり上手く力が伝わらない状態になってしまいます。

それを防ぐためこの機能ではアクセルペダルを強く踏み込んでも、今の路面で最大の伝達効率となるトルクを導き出し出力します。これにより、どのような路面でもドライバーの思い通りの安定した走行が可能になります。

新型ジャガー XEの乗り心地を高める自動制御サスペンション

乗り心地の向上に大きな役割を持つ機能に、アダプティブダイナミクス機能があります。この機能では、まず車両随所に設置されている様々なセンサーから信号を断続的に受け取ります。

現在の車両にかかる力の向きや大きさ、ステアリングやアクセルペダルから判断した操縦の意思、それによって生じる車両の傾きを計算し、最適なサスペンションのダンパー(硬さ)を決定。不要な揺れや振動を抑えるだけでなく、ドライバーの操作に俊敏に反応できるようになります。

ジャガー 新型XEの乗り心地へのこだわりは、もちろん電子機能だけでなく、足回りにも見られます。フロントサスペンションは高級車おなじみのダブルウィッシュボーン、リアにはジャガー 新型XEのこだわりの表れであるインテグラル式サスペンションを採用しています。

インテグラル式サスペンションとは、サスペンションのジレンマである乗り心地と操作性の二つを複雑な構成の組み合わせによって両立させた最新技術のサスペンション機構。これにより、快適な乗り心地と気持ちの良い走り心地を実現しました。

新型ジャガー XEの乗り心地はエンジンによって変わる

エンジンは、2.0Lのガソリンとディーゼルが用意されており、どちらも軽量で仕上がりの良い軽アルミ合金で作られているため、重量と動力損失を大幅に低減しています。

ガソリンモデルは、250PSと300PSの二種類が用意されています。P300の場合、最高出力184kW(250PS)/5,500rpm・燃費12.9km/h。P250は、最高出力221kW(300PS)/5,500rpm・燃費13.4km/hとなっています。

どちらも性能としては十分に余裕があるため、より力強い走りか燃費性能かを好みで選ぶことができます。ディーゼルモデルのD180は、ターボチャージドディーゼルエンジンを搭載しています。ジャガー 新型XEでは、ターボラグが改善され応答性能が向上したことで、ディーゼルとは思えないクイックさと伸びの良さを実現しています。

また、ディーゼルノックと呼ばれるディーゼル特有の振動と音が低減され、上質なエンジンサウンドが感じられます。燃費は17.4km/Lとなっており、快適な走りを低コストで楽しむことができます。

新型ジャガー XEの乗り心地を柔らかくするタイヤ

ジャガー XEは、標準で扁平率(へんぺいりつ)の高いタイヤを装着しています。扁平率とは、タイヤの断面幅に対する断面の高さの比率です。扁平率の少ない=厚みの薄いタイヤは、見た目と操作性を向上させる代わりに、快適性を犠牲にするものでした。

しかし、ジャガー XEでは、これまで紹介してきた様々なショックに関する技術で、扁平率の少ないタイヤでも乗り心地は全く固くなく、振動を抑えています。薄いタイヤのデメリットをなくしつつ、メリットである操舵性とコーナリング性の良さを際立たせることに成功。そして高級車にとって大切であるスタイリッシュな見た目を手に入れていました。
ジャガー XEは、これまでジャガーがスポーツカーで培った技術をふんだんに盛り込み、またそれによって快適性が損なわれないよう、最新の高度な技術を組み込んだモデルです。

これは、スポーツカーと高級車の双方を追い求めてきたジャガーだから可能な両立であり、ジャガー 新型XEは現在のジャガーの結晶のような一台だと言えるでしょう。
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