新型ジャガー XEの後部座席(リアシート)の使い勝手と座り心地を解説(DBA-JA2XC・LDA-JA2NA)

XEは、ジャガーの4ドアセダン史上最小、最軽量のボディーを目指して開発されました。クラス初となるアルミニウムを多用したモノコックボディーが採用されたことも大きな特徴のひとつです。モノコックボディーとは、クルマそのものに骨格として強度を持たせた、フレームのない車体構造のことをいいます。

軽量につくれる・室内空間を広く確保できる・衝撃吸収力が高い・乗り心地が良いなどのメリットがあり、この構造を活かし、小さいながらも、使い勝手の良さと乗り心地の良さを両立させました。

XEは、全長4,690㎜×全幅1,850×全高1,415㎜とコンパクトながら、リアシートには、大人3人がゆったり座ることのできる仕様となっています。

また、XEで採用されているシートはすべてのグレードでレザー素材を使用。SグレードとSEグレードでは、グレインレザーが採用されており、HSEグレードではパーフォレイテッドウィンザーレザーが採用されています。

グレードによる違いはありますが、どちらも肌触りの良い上質なシートになっており、座り心地の良さを演出。さらに、R-ダイナミックを選択した場合には、特別仕様のスポーツシートが用意されており、どのグレードでも座り心地の良さを実感できる仕様になっています。

XEには、快適に過ごすために、使い勝手の良い機能も多く装備されているのです。車内でインターネットを快適に楽しめるオンラインパックというものがあり、4GWi-Fiホットスポットの利用に加え、デバイスを8台まで接続できるようになっています。ドライブ中でもインターネットが楽しめる仕様になっているのです。

スマートフォンパックというものもあり、これは対応したスマートフォンアプリをタッチプロシステムのタッチスクリーンに表示して操作することができます。スマートフォンと接続したままスポティファイなどの対応しているアプリを利用することができるのです。

また、サウンドシステムにも力をいれており、英国の最高級オーディオメーカーである、メリディアンのシステムが採用されています。先進の音響技術とスピーカーのノウハウを活かして、クリアで深みのあるリアルなサウンドを実現しているのです。車内全体から感じる高音質なサウンドの世界に浸ることができるようになっています。

楽しめる機能だけでなく安全機能もしっかりと装備。チャイルドシートを固定することのできるアイソフィクスポイントがリアシートの左右どちらにも取り付けられています。アイソフィクスとは、シートベルトを使用しないでチャイルドシートを取り付ける方法のこといいます。

チャイルドシートをクルマそのものに連結するため、万が一の衝撃も軽減することができ、誰にでも簡単で確実に装着できるようになっているのです。車内で快適に過ごすことのできる機能や安全面にも考慮された、使い勝手の良い最新の機能がそろってします。

通常設定されているXEのままでも、充分、使い勝手の良いものになっていますが、少し加えるだけで、さらに乗り心地や使い勝手などが良くなる装備も用意されています。

リアシートに装備することで、より座り心を良くしてくれる機能として、リアシートにヒーターをつけることができるオプションがあります。革の素材のシートでは、寒い時期にシートが冷たく感じてしまう方でも、このオプションをつけることでより座り心地の良いシートになるのです。

また、フロントシートのヘッドレスト部分につけるクリック＆プレイという、着脱可能なタブレットホルダーアタッチメントになっており、車内での過ごし方の幅が広がるオプションもあります。

さらに、クリック＆ハングという着脱可能なコートハンガーになっており、シャツやジャケットにしわがつかないようにできるものもあります。このような、装備を少し加えるだけでも自分に合った、より良い座り心地や使い勝手になるのです。

XEの魅力として、エクステリアやスポーツカーとしての走り心地の良さといった部分が目立ちますが、シートの座り心地やリアシートといった快適に過ごすことができるような装備使い勝手の良さを引き立たせます。

フロントシートだけでなく、リアシートに乗る人の気持ちも考えられており、誰もがドライブを楽しめるクルマといえるのではないでしょうか。