4代目レクサス GSの乗り心地は変幻自在!?5つのドライブモードを搭載！

シートの質感や座り心地は、運転席に乗り込んでエンジンをかける前に、初めてクルマの座り心地を感じ取ることができる部分です。レクサス GSのシートは、インパネ周りとわずかに高く設定されたセンターコンソール、ホールドするような形状のシートの組み合わせにより、乗員を包み込むような形になっています。

それでいて、高くなった全高により拡大したヘッドルームのおかけで少しも窮屈さを感じることはありません。シートの質感に関しても、グレードによりバージョンLではセミアリニン本革、スポーツグレードのF-スポーツではF-スポーツ専用本革、Iパッケージだと本革、各ベースグレードはファブリックという、4種類の生地素材が用意されています。

どの素材も柔らかさと滑りにくさを兼ね備えており、運転中姿勢が崩れにくくロングドライブでも疲れにくい特徴を持っています。

クルマを作るうえで、全ての土台となるのがプラットフォーム。レクサス GSのプラットフォームは新開発されたものになっています。

GSのボディには、剛性を高めて振動を減衰させるための構造用接着剤や、細かいピッチで溶接を施すことにより変形を抑制するレーザースクリューウェルディングといった新しい技術が多数用いられており、ボディはこれまでのモデルとは一線を画す鍛え上げられた粘り強さを手に入れました。

高い剛性と安定した操縦性を備えるGSは、ハンドリングマシンとして1級の実力を持っています。サスペンションもFRならではの乗り心地を追求して開発されており、スプリング・スタビライザー・アブソーバーの動きを最適化することで、これまでのフワフワと浮いたような乗り心地を解消。

しっかりとした地面との接地感を高めつつ、ゴツゴツと突き上げるような違和感をなくしています。さらに、ショックアブソーバーの動きを電子制御することで、スプリングの余計な動きを抑え、車体の振動を緩和します。

この機能は、NAVI・AI-AVSと呼ばれており、いかなる状況の路面を走ってもフラットな走り心地を提供してくれます。さらに、このNAVI・AI-AVSには、ナビゲーションからコーナーの情報を前もって読み取り、優れた旋回性能を確保する機能も備わっています。

さらに、ドライブモードセレクトも、乗り心地を左右する重要な機能の1つ。このドライブモードセレクトは、ドライバーとGSとの一体感を高めるために採用された機能であり、5つのドライブモードを切り替えることで多彩な乗り味を楽しむことができます。

ノーマルモードは、走りと燃費効率のバランスに最も優れたモード。日常最も多く使うことになるであろうこのモードは、さまざまなシーンでのドライブに適しています。

カスタマイズモードでは、パワートレーン・シャシー・エアコンに設定される各モードを、ドライバーの好みで自由に設定できるモードとなっており、個別に設定しなおす必要がありません。そして、ECOモードはエコの名前通り、燃費効率を最優先させるモード。パワートレーンと燃費優先の制御に変化させます。

GSで、スポーティな走りを楽しみたいのならスポーツ/スポーツSモードを選択しましょう。他のモードより、さらにダイナミックでパワフルな加速感を得ることができますし、スポーツSプラスモードになると、スポーツ/スポーツSモードよりさらにGSのポテンシャルをフルに引き出した走行を実現することができるようになります。

また、GS350全車に標準装備されるサウンドジェネレーターも、忘れてはいけません。このサウンドジェネレーターは、V6エンジンならではの重量感と加速感あるエンジンサウンドを車内に響かせてくれます。

走り始めは低音、加速したら高音という具合に、GSの静粛性に優れた車内で、無駄な雑音は省きつつ穏やかな排出音だけを聞き続けることができるのです。

レクサス GSの乗り心地についてご紹介しました。高い質感を持つシートを始め、走りにシャープさとキレをもたらす新開発プラットフォームのボディ、運転を楽しくするドライブモードセレクターやサウンドジェネレーターなど、実用性の高いさまざまな機能を持つレクサス GS。

乗り心地では、他の国産車が背伸びをしても届かない領域に来ているといっても過言ではありません。家族や友人、大事なお客様を乗り心地でもてなすなら、GSはぴったりなモデルといえるのではないでしょうか。