フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)の運転支援機能などについて徹底解説!

ゴルフ7 TDI 萩原文博

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ゴルフ7のラインナップは、ハイグレードな「ハイライン」から下へ向かって「コンフォートライン」、「トレンドライン」の3つがあり、そのうちのハイラインとコンフォートラインそれぞれに「マイスター」の特別仕様車が用意されています。そのグレードの違いやナビ環境、音楽環境について解説していきます。撮影車両はフォルクスワーゲン・ゴルフ TDI ハイライン・マイスターです。

文・会田肇/写真・萩原文博

会田 肇|あいだ はじめ

1956年、茨城県生まれ。大学卒業後、自動車雑誌編集者を経てフリーとなる。自動車系メディア等でカーナビをはじめとする分野を取材、執筆に従事する一方で、ビデオカメラやデジタルカメラの批評活動を積極的に続けている。日本自動車ジャーナリスト協会会員。デジタルカメラグランプリ審査員。

会田 肇
Chapter
フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)の運転支援機能を解説
フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)は走行モードが選べる!
ハイラインとコンフォートライン、トレンドラインでは装備の違いがある
フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)の音楽環境を解説
Discover Proやアクティブ・インフォディスプレイの装備はマイスターのみ

フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)の運転支援機能を解説

駐車支援システム Park Assist
ここで注目なのは先進安全運転支援機能として準備された「Volkswagenオールイン・セーフティ」への対応です。特別仕様車である「ハイライン・マイスター」「コンフォートライン・マイスター」には、この機能がフル装備されているのです。アダプティブ・クルーズコントロールは全車速追従機能付きで、エレクトロニックパーキングブレーキによる停車時のホールドも行います。

本来のコンフォートラインにはないブラインドスポットディテクションが標準装備されるのも注目です。また、多くの人に嬉しい装備となりそうなのが「駐車支援システム“Park Assist”」で、この機能によりステアリング操作なしにペダル操作だけで駐車スペースに入れることが可能になります。
12.3インチ大型ディスプレイによるフルデジタルメータークラスター
マイスターでは、本来ならオプションとなる「アクティブインフォディスプレイ」も両グレードに標準で装備されました。従来のアナログ型に代わる12.3インチ大型ディスプレイによるフルデジタルメータークラスターで、ナビゲーションをはじめとする走行中の様々な情報が表示できます。
では、「ハイライン・マイスター」と「コンフォートライン・マイスター」両グレードの違いはどこにあるのでしょうか。最も大きな違いはハイライン・マイスターには革張りのパワーシートが装備されることです。これに伴い、リモコンミラーにもメモリー機能が装備され、シートヒーターがゴルフ・シリーズ中、唯一装備されることも見逃せません。

フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)は走行モードが選べる!

走行系では「ドライビングプロファイル」機能が上位のハイライン・マイスターにのみ標準装備されます。これは通常の「ノーマル」に加え、「エコ」「スポーツ」「インディビジュアル」の各モードからシーンに合わせた選択できるもので、エンジンやシフトプログラムなど様々な機能の設定を最適化させられます。

また、負荷が少ないときに稼働するシリンダを休止させて省エネ効果を高める「アクティブシリンダマネジメント(ACT)」もハイライン・マイスターのみの装備となります。
足周り関係では、スペック上でこそ両グレードとも「5ダブルスポーク型17インチアルミホイール」と「225/45R17タイヤ」が標準で装着されますが、ホイールのデザインは異なります。

また、外装のところでも触れましたが、加飾されたクロームパッケージも両者で少し違っています。

ハイラインとコンフォートライン、トレンドラインでは装備の違いがある

パークディスタンスコントロール
ベース車に目を移すと「Volkswagenオールイン・セーフティ」で大きな違いがあります。マイスターには標準装備される「駐車支援システム“Park Assist”」や「パークディスタンスコントロール」が非搭載となってしまうのです。

「リアトラフィックアラート」もハイラインでこそ装備されますが、コンフォートラインやトレンドラインには非搭載となります。

フォルクスワーゲン・ゴルフ(ゴルフ7)の音楽環境を解説

Discover Proやアクティブ・インフォディスプレイの装備はマイスターのみ

何よりカーナビゲーション「Discover Pro」やデジタルメーター「アクティブ・インフォディスプレイ」の装備は「マイスター」以外のグレードはすべて装備されないというのも大きな違いです。

一応、Discover Proがなくても、スマートフォンを接続することでCarPlayやAndroidAutoのナビ機能は使えますが、この差はかなり大きいと言っていいでしょう。

そして、何よりも現在はマイスター以外すべてが受注生産となっており、その意味では現状「ハイライン・マイスター」「コンフォートライン・マイスター」の二者択一となっています。
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