ホンダ N-BOX(エヌボックス)カスタムのデメリットは?ガソリンタンク容量が小さくなった?

ホンダ N-BOX Custom G・EX ターボ Honda SENSING

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新型N-BOXカスタムは現在も好調な売れ行きを持続しているトールワゴンの人気車種の1つです。走行性能の良さも、室内空間の広さも新型になっても評判が良いN-BOXカスタムですが、気になる部分がないわけではありません。

※ 2022年8月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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衝突軽減ブレーキが誤作動!?
燃費が良くなったけど…
価格が高い!

衝突軽減ブレーキが誤作動!?

N-BOXカスタムに新たに装備された衝突軽減ブレーキ(CMBS)が状況次第では誤作動すると言われています。具体的には、踏切で先行車との車間距離が離れてると踏切のレールを前方障害物と誤認識してブレーキがかかるそうです。

ホンダは、この誤作動を確認し、前方障害物衝突軽減制御装置の障害物認識プログラムを対策プログラムに書き換える改善をオーナーに対して無償で行なっています。また、プログラム書き換えの対象は全てのN-BOXカスタムではなく、初期に製作された型式のものだけのようです。

燃費が良くなったけど…

フルモデルチェンジで室内空間が大きくなった結果、先代のN-BOXカスタム以上に居住性がよくなりました。

しかし、新型になったN-BOXカスタムのタンク容量は、FFタイプで27 L、4WDでは25 Lと先代のFFタイプで35 L、4WDで30 Lと比べ明らかに小さくなっています。では、気になる新型N-BOXカスタムの燃費ですが、カタログ上の燃費を比べてみると改善されています。

JC08モード(走行燃料消費率)
FFモデル
旧型ターボ無し:25.6km/L・ターボ:22.0km/L
新型ターボ無し:27.0km/L・ターボ:25.0km/L

4WD
旧型ターボ無し:23.6km/L・ターボ:20.8km/L
新型ターボ無し:25.4km/L・ターボ:23.0km/L

季節やクルマの使用方法などの環境によって結果は異なりますが、加速を含めた走行性能などから見ても、カスタムもターボカスタムも満足できる燃費と受け止められています。しかし、中にはタンク容量が小さくなったことにより給油する回数が増えた、航続距離が短くなったという意見もあるようです。

価格が高い!

N-BOXカスタムが新型になり価格が上がったと思われる方は多いでしょう。ターボ有り無しモデル共に先代から20万円以上価格が上がったことで普通車と変わらなくなったことが弱点の1つと言えるかもしれません。

旧型N-BOX カスタム
G・FF:148万円
G・4WD:161万円

G・Lパッケージ・FF:156万円
G・Lパッケージ・4WD:170万円

G・LターボSSパッケージ・FF:165万円
G・LターボSSパッケージ・4WD:178万円

新型N-BOX カスタム
G・L Honda SENSING・FF:175万円
G・L Honda SENSING・4WD:188万円

G・Lターボ Honda SENSING・FF:194万円
G・Lターボ Honda SENSING・4WD:208万円

G・EX Honda SENSING・FF:180万円

G・EX Honda SENSING・4WD:193万円

G・EXターボ Honda SENSING・FF:200万円

G・EXターボ Honda SENSING・4WD:213万円

G・スロープL Honda SENSING・FF:190万円

G・スロープL Honda SENSING・4WD:202万円

車両価格が高いと言われているN-BOXカスタムですが、実際に購入し運転しているオーナーは総合的に見てこの価格なら仕方ない、納得できるという意見もあり、必ずしも価格が高いことが弱点ではないようです。
N-BOXカスタムは、細かい点で気になるところはありますが非常に完成度が高く、またアフターサービスやフォローなども含めてとても魅力的なクルマと言えるのではないでしょうか。
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