高速道路のマナー守れていますか?合流のジッパー法とは?

高速道路 合流車線

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円滑な交通にはルール遵守は当然ですが、それぞれのドライバーがコンセンサスを持ってマナーを守ることも重要です。高速道路や幹線道路において守るべきマナーとして、いま注目を集めているのが「ジッパー法」と呼ばれる走り方です。はたして、ジッパー法が求められるのは、どのようなシチュエーションなのでしょうか。

文・山本 晋也

山本 晋也|やまもと しんや

自動車メディア業界に足を踏みいれて四半世紀。いくつかの自動車雑誌で編集長を務めた後フリーランスへ転身。近年は自動車コミュニケータ、自動車コラムニストとして活動している。ジェンダーフリーを意識した切り口で自動車が持つメカニカルな魅力を伝えることを模索中。

山本 晋也
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合流は「ジッパー法」でスムーズに
パーキングエリアの長居はNG

合流は「ジッパー法」でスムーズに

高速道路の走り方、そのまさしく入口ともいえるのは料金所を通り、そして本線に合流することです。またジャンクションなどでも合流することはあります。「ジッパー法」というのは、そうした合流時の円滑な交通につながるマナー。

ジッパーのように交互に合流することでスムーズな流れを生み出そうというものです。合流ポイントでは、手前から合流しようとするドライバーもいますが、それではトラフィックは混乱してしまいます。

本線が渋滞していると合流路の先頭まで走ることは「ずるい」と感じるかもしれませんが、結果的には合流路と本線がクロスする先頭部分で交互になるように合流するジッパー法がもっともスムーズになるといわれています。スムーズに流れるようになれば燃費の面でも有利に働きます。

そういう面もあって、最近では合流時に守るべきマナーとして「ジッパー法」が喧伝されているわけです。

合流ポイントの先頭で交互に譲り合うというジッパー法が当たり前のマナーとなれば、本線側のドライバーも、そうした合流を前提に走ることができるのでストレスも減るはずですし、無用な接触事故も減らせるでしょう。ぜひとも多くのドライバーに覚えてほしい合流マナーです。

また、高速道路だけでなく幹線道路などの合流ポイントでもジッパー法は有効です。

パーキングエリアの長居はNG

さて、そのほかにも高速道路の利用者に求められるマナーとして「パーキングエリアでの長時間駐車」という問題があります。サービスエリア、パーキングエリアというのは多くの人が使います。

一人が長時間駐車してしまうと、停める場所が見つからずに困るドライバーが出てくることになりかねません。

ロングドライブで疲れてしまい、ひと休みのつもりがぐっすり眠ってしまったというのは仕方ありませんが、最初からサービスエリアなどで車中泊するつもりでスケジュールを考えるのはマナー違反といえる行為です。

また、サービスエリアに各自のクルマで集合して、一台に乗り合いをして目的地に向かうというのは車両放置にあたり、NEXCOでは禁止事項としています。
マナーを守り、お互いに気持ちよく高速道を利用できるようにしたいものです。
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