世界的な人気を誇る、マツダ ロードスター特集

累計販売台数100万台を突破し、ギネス記録に掲載されている「マツダ ロードスター」。オープンカーブームの火付け役となり、今なお世界中にファンが存在します。今回はマツダ ロードスターの1代目から現行モデルの4代目に至るまでの歴史を振り返ります。

文・PBKK

Chapter
初代ロードスター(NA型)
2代目ロードスター(NB型)
3代目ロードスター(NC型)
4代目ロードスター(ND型)
番外編「光岡ロックスター」

初代ロードスター(NA型)

ロードスター 初代 NA型

初代ロードスター(NA型)は1989年、つまり平成元年という区切りのよい年に発売されました。この時期のマツダは5ブランド体制を敷いており、そのうちのユーノスブランドから発売されたことから、初代は「ユーノス ロードスター」という名前で発売されます。

1980年代は車の安全基準が見直され、剛性の高くないオープンカーは苦境に立たされていました。しかし、初代ロードスターは「パワープラントフレーム」を車体に組み込むことで、オープンカーの弱点である剛性の低さを解消。

さらに1tを切る軽量ボディーやスムーズなコーナリングなどが可能な「ダブルウイッシュボーン式サスペンション」などを採用することで、快適な走りを実現しました。

その結果、世界的な大ヒットになり、トヨタやBMWなどといった日本含め世界中の自動車メーカーがオープンカーを開発・発売するきっかけを作ったのです。

2代目ロードスター(NB型)

ロードスター 2代目 NB型

2代目ロードスター(NB型)は1998年に発売されました。ユーノスブランドが廃止され、発売名称が正式にマツダ ロードスターとなったのは2代目ロードスターからです。

ヘッドライトが特長的なリトラクタブルヘッドライトから、卵のような楕円形に変更されたことで、丸みが強調されキュートな印象を受けます。

初代に比べ2代目ロードスターは走行性能が改良され、サスペンションやブレーキ性能などが底上げされています。他にも外装、内装ともに現代的になるようにリファインされていたりと、デザインもより洗練されたモデルとなりました。

3代目ロードスター(NC型)

ロードスター 3代目 NC型

3代目ロードスター(NC型)は、ほとんどの部品が従来モデルとは打って変わって新規造形となっています。ボディーは安全規格をクリアするため、先代よりも拡大されました。

反射光によって見る角度ごとに印象の変わる趣のある外装、そしてメリハリのあるモダンな内装が、3代目ロードスターの特徴といえるでしょう。

機能性ではエンジンが高馬力になり、リアにもダブルウイッシュボーン式サスペンションを採用したことで、コントロール性が向上しました。

4代目ロードスター(ND型)

ロードスター 4代目 ND型

現行モデルである4代目ロードスター(ND型)は、2015年に発売されたモデルです。性能アップを図りながらもボディーは小型化され、重量が1tを切る軽量化に成功しています。

「SKYACTIV TECHNOLOGY」という次世代技術を数多く盛り込み、加速性が向上。さらにターンインでは心地よく減速し、ターンアウトでは鋭く加速するなど、操縦安定性も優れています。

安全性にも気が配られており、日本の自動車安全基準である「セーフティ・サポートカーS」に準拠した作りになっているのも魅力です。通常モデルだけではなく、RFモデルも人気を博しています。

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