スーパーカーチャリティフェスティバルin宮ケ瀬 レポート|目玉企画は「同乗走行」
更新日:2024.09.19
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今年で10回目となる「スーパーカーチャリティフェスティバルin宮ケ瀬」が5月12日(日)に開催されました。
日本でも唯一と言ってもいいほどの珍しい企画が中心となります。
私も微力ながら自分のフェラーリ・カリフォルニアで参加してきたのでさっそくレポートさせていただきます。
文/写・山里 真元
日本でも唯一と言ってもいいほどの珍しい企画が中心となります。
私も微力ながら自分のフェラーリ・カリフォルニアで参加してきたのでさっそくレポートさせていただきます。
文/写・山里 真元
スーパーカーを使った本物のチャリティイベント!
クリスマスのイルミネーションでも有名な神奈川県清川村にある宮ケ瀬ダム湖畔で毎年開催されており、今年で記念すべき10年目となります。
主催は、「土曜日走りましょう会」という一風変わった名前のスーパーカー愛好家の集まりで、会長の池田耕三氏はフェラーリ・テスタロッサに新車から30年以上も乗り続け、現在はランボルギーニ・アヴェンタドールも同時に所有するほどの筋金入り。
ツーリングなどのイベントは日曜日に開催されることが多く、土曜日しか休みが取れない一部の仲間からの要望を受け発足したという主旨からも池田氏の人柄が垣間見えます。
主催は、「土曜日走りましょう会」という一風変わった名前のスーパーカー愛好家の集まりで、会長の池田耕三氏はフェラーリ・テスタロッサに新車から30年以上も乗り続け、現在はランボルギーニ・アヴェンタドールも同時に所有するほどの筋金入り。
ツーリングなどのイベントは日曜日に開催されることが多く、土曜日しか休みが取れない一部の仲間からの要望を受け発足したという主旨からも池田氏の人柄が垣間見えます。
目玉企画「同乗走行」
このイベント最大の特徴ともいえるのがスーパーカーを使った同乗走行。サーキットを貸し切ってのレーシングドライバーによる同乗走行なら珍しくありませんが、公道を使ってオーナーが自身の運転で来場者を助手席に乗せて走るなんてここ以外では聞いたことがありません。
この異例とも言える企画の成立は、主催者による行政や地域警察との粘り強い交渉の成果です。
会場に設置された募金箱に来場者が寄付すると、お礼にスーパーカーの同乗走行体験ができるという仕組みです。
寄付金額を主催者側で設定すれば白タク行為に抵触する恐れがあり、万が一の事故発生時の考え方や実際の運営方法等、ハンドリングには当初から相当な苦労があったそうです。
当日は私も同乗走行に乗せる側で参加させていただきましたが、走行中の子供達の目の輝きを見ると、高いハードルをクリアしてでも開催する価値があると感じました。
この異例とも言える企画の成立は、主催者による行政や地域警察との粘り強い交渉の成果です。
会場に設置された募金箱に来場者が寄付すると、お礼にスーパーカーの同乗走行体験ができるという仕組みです。
寄付金額を主催者側で設定すれば白タク行為に抵触する恐れがあり、万が一の事故発生時の考え方や実際の運営方法等、ハンドリングには当初から相当な苦労があったそうです。
当日は私も同乗走行に乗せる側で参加させていただきましたが、走行中の子供達の目の輝きを見ると、高いハードルをクリアしてでも開催する価値があると感じました。
前日の準備
5月11日(土)前日の準備からお手伝いさせていただきました。13時に会場入りし、テントなど資材の搬入、同乗走行のルート確認、折り返しポイントの地面整備などなど多岐に渡ります。
中でもやはり同乗走行における安全確保は最重要。当日携わるスタッフの役割や配置場所から細かな注意点に至るまで、これまで蓄積されてきた9年分のノウハウを中心に入念に確認が行われました。
準備の後は、この日参加したスタッフ全員で温泉に浸かり翌日の本番に備えて結束を高めるための大宴会です。今回初参加のスタッフとも全員が共通の趣味仲間ということですぐに打ち解けます。
中でもやはり同乗走行における安全確保は最重要。当日携わるスタッフの役割や配置場所から細かな注意点に至るまで、これまで蓄積されてきた9年分のノウハウを中心に入念に確認が行われました。
準備の後は、この日参加したスタッフ全員で温泉に浸かり翌日の本番に備えて結束を高めるための大宴会です。今回初参加のスタッフとも全員が共通の趣味仲間ということですぐに打ち解けます。
当日の模様
前日に引き続きイベント日和の青空が広がります。
前泊組みが朝8時半に会場入りすると、続々と参加車両が並び始め、最終的には約100台が終結しました。
同乗走行用の駐車位置にはそれぞれのメーカーを代表する車種が勢ぞろい。
前泊組みが朝8時半に会場入りすると、続々と参加車両が並び始め、最終的には約100台が終結しました。
同乗走行用の駐車位置にはそれぞれのメーカーを代表する車種が勢ぞろい。
そうこうしている間に募金箱が設置されたテントの前には、同乗走行を聞きつけた車好きによる長蛇の列ができています。
10時からの開会式では、代表の池田氏のイベントに対する思いや清川村の岩澤吉美村長の挨拶、スタッフによる安全説明がありました。
10時からの開会式では、代表の池田氏のイベントに対する思いや清川村の岩澤吉美村長の挨拶、スタッフによる安全説明がありました。
10時30分からは、いよいよメインイベント同乗走行のスタートです。
スタート位置でスタッフの誘導に従い人を乗せ、決められた順路の通りに交通法規を遵守しながら走行します。
公道への合流や折り返し地点など全てのポイントにスタッフが待機しているため非常にスムースです。
今回は合計6回走行しましたが、年々希望者が増えている気がします。
スタート位置でスタッフの誘導に従い人を乗せ、決められた順路の通りに交通法規を遵守しながら走行します。
公道への合流や折り返し地点など全てのポイントにスタッフが待機しているため非常にスムースです。
今回は合計6回走行しましたが、年々希望者が増えている気がします。
シンプルにして、本当のチャリティ
このイベントのことをネットで調べても検索結果は極わずかです。
主催者の想いは、自分達の愛するスーパーカーを用いて、少しでも地域や目の前の子供達の役に立てれば、そんなただただシンプルなものです。
検索結果がそれを物語っており、そこには一切の売名も自己顕示も虚栄もインスタ映えも存在しません。
見るだけでも楽しいスーパーカーに実際に乗れたらどれだけ嬉しいか、多くの子供達に体験してほしい一心でここまでのイベントを作り上げた、本物のチャリティ精神を体験させていただいた気がしました。
主催者の想いは、自分達の愛するスーパーカーを用いて、少しでも地域や目の前の子供達の役に立てれば、そんなただただシンプルなものです。
検索結果がそれを物語っており、そこには一切の売名も自己顕示も虚栄もインスタ映えも存在しません。
見るだけでも楽しいスーパーカーに実際に乗れたらどれだけ嬉しいか、多くの子供達に体験してほしい一心でここまでのイベントを作り上げた、本物のチャリティ精神を体験させていただいた気がしました。
次回の開催
今後の開催予定を主催者に確認したところ、例年通りだと次回は10月に同様の催しが、富士山樹空の森で開催されるそうです。