春になったらどのタイミングでサマータイヤに履き替えるべき?
更新日:2024.09.09
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ウインターシーズンはスタッドレスタイヤを履いている、というユーザーは少なくないだろうが、はたしてスタッドレスタイヤからサマータイヤへの履き替えのベストタイミングはいつなのだろうか。
結論からいえば、東京では3月10日過ぎといえるのだが、その理由について説明しよう。
文・山本 晋也
結論からいえば、東京では3月10日過ぎといえるのだが、その理由について説明しよう。
文・山本 晋也
雪が降らなくなったらサマータイヤに換える?
スタッドレスタイヤを履く目的は、雪が降ったときでも安心して走れるためにあるだろう。そのため、例年の気象データから初雪前に履き替えておくのが推奨タイミングだ。では、スタッドレスタイヤからサマータイヤに履き替えるタイミングもやはり降雪を基準にすべきなのだろうか?
もちろん、雪が降らなくなって春めいてくればサマータイヤに履き替えても問題はないだろう。冒頭、東京では3月10日過ぎと目安を記したが、これは気象庁の統計データ(1981年~2010年)の平年値を見ると東京での降雪最終日が3月11日になっているからだ。
この時期の雪がドカッと積もることもなく、そこから先になるとどんどん気温が暖かくなっていく。
もちろん、雪が降らなくなって春めいてくればサマータイヤに履き替えても問題はないだろう。冒頭、東京では3月10日過ぎと目安を記したが、これは気象庁の統計データ(1981年~2010年)の平年値を見ると東京での降雪最終日が3月11日になっているからだ。
この時期の雪がドカッと積もることもなく、そこから先になるとどんどん気温が暖かくなっていく。
乾いていても凍結路ではスタッドレスタイヤ
ただし、雪が降りそうになくても3月10日過ぎまではスタッドレスタイヤを履いておきたい理由がある。気象庁の平年値によれば、東京において結氷する最後の日は3月10日となっている。つまり、このくらいまでは気温が下がって路面が凍結する危険性が残っていると考えることができる。
一見すると乾いているように見えても凍結路でのグリップについては低温でも粘るゴムがポイントで、その点においてサマータイヤでは心もとない。その時期まで早朝深夜に運転をするならばスタッドレスタイヤを履かせておくと安心だ。
気象庁は各都市について霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日の平年値を発表しているので、自分の住んでいる、走る予定のエリアについて、雪や結氷のデータを確認してサマータイヤに履き替えるタイミングを計るといいだろう。
一見すると乾いているように見えても凍結路でのグリップについては低温でも粘るゴムがポイントで、その点においてサマータイヤでは心もとない。その時期まで早朝深夜に運転をするならばスタッドレスタイヤを履かせておくと安心だ。
気象庁は各都市について霜・雪・結氷の初終日と初冠雪日の平年値を発表しているので、自分の住んでいる、走る予定のエリアについて、雪や結氷のデータを確認してサマータイヤに履き替えるタイミングを計るといいだろう。
スタッドレスタイヤは雨に弱い点に注意したい
そして面倒くさいからといって、しばらくスタッドレスタイヤを履きっぱなしにするのはNGだ。ご存知のようにスタッドレスタイヤはトレッドパターンが細かく、その性格から排水性に弱点がある。つまり、雨の日は苦手なのだ。
サマータイヤへの交換を放っておくと気が付けば梅雨入りなんてことになるだろう。もっともスタッドレスタイヤが苦手な季節だ。さらに暑くなってくればタイヤの摩耗もどんどん加速してしまう。
適切なタイミングでスタッドレスタイヤからサマータイヤに履き替えることは安全のために大事なことなのだ。
サマータイヤへの交換を放っておくと気が付けば梅雨入りなんてことになるだろう。もっともスタッドレスタイヤが苦手な季節だ。さらに暑くなってくればタイヤの摩耗もどんどん加速してしまう。
適切なタイミングでスタッドレスタイヤからサマータイヤに履き替えることは安全のために大事なことなのだ。