ジムニーやランクルも!? 消防車のベースになった意外な車4選

日本の消防車といえば、トップシェアを誇るモリタで決まりだろう。特殊車両の代表例といえる消防車は、ベースがあるとはいえ、日本では細かな用途に応じて仕上げられた専用車両になっているのが大半であるはず。しかし、世界には意外なクルマも消防車に仕立てられている。

文・塚田勝弘

Chapter
山間部で活躍するスズキ ジムニー
ランクルの消防車も!
ランドローバーが生産した消防車
メルセデス・ベンツの消防車といえば「ウニボグ」
指揮広報車は多様なベース車が揃う

山間部で活躍するスズキ ジムニー

高い所の火を消す、化学工場の爆発火災に出向く、火事の現場で人を救出するなど、多様な状況に対応するべくポンプ車やはしご車、レスキュー車などの消防車のほかに、消防指令車などは市販車をベースとした消防車もある。

山間部では、スズキ ジムニー(東京消防庁)や三菱 パジェロ、パジェロミニ、ダイハツ ハイゼットなどの軽トラックを使った消防車もある。また、消防署ではなく、消防団が所有する場合は小さな軽自動車ベースの小型ポンプ車も多いようだ。ほかにも、日産 エクストレイルや三菱 アウトランダーを使ったSUVもある。

ランクルの消防車も!

トヨタ ランドクルーザー 消防車

世界を見渡すと、意外なクルマが消防車のベース車になっているケースが多々ある。日本のように道路事情が良くない国や地域はいくらでもあるから、今でもジープやランドローバーなど、タフで悪路走破性に優れたクロカン4WDモデルが指名されるようだ。

さらに、日本でもトヨタ ランドクルーザーの消防車が採用されていた時期もある。タフなモデルといえば、ハマーも思い浮かぶ。H1をベースとした消防車はアメリカでも活躍。

ランドローバーが生産した消防車

ディフェンダー 消防車 2003年

2002年には、ランドローバーがディフェンダーをベースとした消防車を披露するなど、自動車メーカー自ら特殊車両を受注するケースもある。ランドローバーには6輪のレンジローバー6ホイーラーもある。ボルボもXC70など消防車を自車工場で生産している。

高級SUVでは、ポルシェ カイエン、コンパクトカーではダイムラー(メルセデス・ベンツの)スマート、昔の定番モデルとしてイセッタをベースとした消防車もあったようだ。

メルセデス・ベンツの消防車といえば「ウニボグ」

ウニモグ 消防車 2018

メルセデス・ベンツといえば、ウニモグをベースとした消防車も多く、日本でも活躍していた例もあるそう。

そのほか、イギリスやイタリアではボルボのトラックを使った消防車、ドイツやロシアなどではメルセデス・ベンツのトラックをベースとした消防車もある。

指揮広報車は多様なベース車が揃う

現場では活躍しないものの、出初め式などで披露されるオープンカーの消防車もある。小池都知事はマツダ アテンザベースのオープンカーに乗って登場したこともある。マツダといえば、ミニバンのビアンテをベースとした指揮広報車もある。

そのほか、指揮広報車はトヨタ ハイエースが定番だが、ホンダ ステップワゴン、三菱 デリカD:5、トヨタ アクア、日産 エルグランド、トヨタ FJクルーザー、トヨタ エスティマなど、何でもアリという状況になっている。