【妄想記事】2000万円で何台買ってもOK!あなたならどんな車を買う?

BMW i8 クーぺ 2018

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年末ジャンボ宝くじは予定通り(?)とはいかず、むなしい結果に終わってしまったという人が大半でしょう。しかし、もし宝くじが当たったらどんなクルマを買おうか…と妄想するのはクルマ好きにとっては楽しい時間。さすがに億単位になると妄想するにもK点オーバー。今回はリアリティの感じられるギリギリのゾーン「2000万円」を予算に、一点豪華主義なクルマ選び、複数台所有なら?と3パターンで妄想を膨らませてみた、全力で!

文・山本晋也
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1台購入なら
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1台購入なら

「BMW i8」2096万円

2000万円という予算感、じつはスーパースポーツを購入するにはちょっと足りない。ホンダ NSXでも2500万円は必要だし、フェラーリやランボルギーニならなおさらだ。そんなこんなで探していると、ちょっと予算オーバーしてしまうが、「BMW i8」が2000万円の予算感で買えるスーパーカーとして目に留まった。

個人的に、スーパーカーといえばガルウイングドア(ランボドア、シザーズドア)を開けたときの、いかにも浮世離れしたルックスが欲しいと思う。その点で、BMW i8はもちろん合格。ウネウネとしたエキゾチックなパネル面の意匠もスーパーカーの世界観を作り上げている。それでいて、エンジンは1.5Lのプラグインハイブリッドというギャップも面白い。

2000万円級のクルマを買える人は考えないだろうが、庶民ゆえにコストパフォーマンス的な視点で見ても、BMW i8は価格以上のスーパーカーに見えるところが気に入った。

もっとも96万円とはいえ予算オーバーなのは事実。ベーシックな軽自動車一台分の予算を誤差と言ってしまえるほどの金銭感覚でもない。もし、2000万円以内に収めるのであれば、2018年に登場したばかりのトヨタ センチュリー(1960万円)という選択はどうだろうか?

スーパーカーを求めていたマインドとはまったく違うように思えるが、浮世離れ感としては、現行センチュリーの個人ユースというのも、かなりレアな経験ができそうだ。とはいえセンチュリーを味わうなら後席に座りたいところで、クルマは買えてもショーファーの人件費がカバーできないと本当の良さはわからないかもしれない……。

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2台購入なら

「レクサス LC」1320万2000円
「ボルボ XC60 D4 AWD Momentum」629万円

合計 1949万2000円

クルマの複数所有については、同じようなクルマを交互に乗りたいという人もいるだろうが、せっかく2台持てるならスポーツカーとミニバン、クーペとSUVのようにまったくキャラクターの異なるクルマをガレージに並べて、その日の気分や目的に合わせて使い分けたい。

そのペアとしての第一候補は、V8エンジンを積んだ流麗なクーペ「レクサス LC500」と日本カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いたクロスオーバーSUVのクリーンディーゼル車「ボルボ XC60 D4 AWD」の組み合わせだ。価格の合計額は1949万2000円。

本来であればLCに大排気量NAエンジンを選んだカウンターとして、XC60はプラグインハイブリッドにしてバランスを取りたいところだが、LCのほうに予算を割き過ぎた結果、クリーンディーゼルのグレードがペアとしてハマってきた。この2台ではあれば目的地によって使い分けるもよし、エンジンの味わい深さで使い分けてもよしと、様々なシーンで楽しめそうだ。

せっかくなので、ボルボのプラグインハイブリッドSUVを最優先するという条件で考えた第2候補ペアも紹介しておこう。日産 GT-R(1023万840円)+ボルボXC60 T8ツインエンジン(899万円)、合計1922万840円。スポーツカーとSUVという組み合わせは悪くないのだが、ともに過給エンジンというので味わいの点から第2候補とさせていただいた。

3台購入なら

「アルファードハイブリッド・エグゼクティブラウンジ」735万2640円
「スバル WRX STI タイプS」406万800円
「ホンダ クラリティFuel Cell」767万2320円

合計 1908万5560円


2000万円というと夢のまた夢といった金額だが、3で割ると一台当たりの予算は700万円弱。それでも高価だが、それぞれ単体でいえば、それなりにリアリティが出てくる予算感だ。ここでの選択基準は「日本らしいクルマ」であること。

そこで日本の自動車マーケットにおいて存在感を示すミニバンから、その最高級モデルの最上級グレードをチョイスしてみた。ヴェルファイアとアルファードで迷ったが、グリルの押し出し感からアルファードを選択。エグゼクティブラウンジは2列目で味わいたいのが本当のところだが、ドライバーズカーとしてもけっこう楽しめる。

スバルのWRX STIはグランツーリスモや頭文字Dといった自動車文化におけるクールジャパンの象徴としてチョイス。2.0リッターターボの4WDというパッケージに、ブレンボのビッグキャリパーや大きなリアウイングといったスパイスが効いているのも日本的だと思う。

最後に選んだのは日本が世界をリードするゼロエミッションビークルの燃料電池車。トヨタ MIRAIとホンダ Fuel Cellという2つの候補から後者を選んだのは、走行時に静かだから。意外にもMIRAIは燃料電池に空気を送るブロワーの音が勇ましく、また排気管から垂れる水の量も多いのが個人的には、ちょっと気になるところ。ゼロエミッション的なキャラクターが強いクラリティFuel Cellを選んだ。

これでも合計すると2000万円には90万円ほど足らず。貧乏性なのか、庶民の限界なのだろうか。本音を言えば、S660モデューロX(285万120円)+スズキ ジムニーXC(174万4200円)、合計459万4320円となる2台の軽自動車がガレージに並んでいれば、それで大満足だったりする。

2000万円の使い道を想像するのは、楽しいけれど難しさもあった。

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