金属チェーン vs 非金属チェーン:タイヤチェーンの違いとメリット・デメリット

タイヤチェーン

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冬の雪道を走る際に欠かせないのが「タイヤチェーン」です。タイヤチェーンには「金属チェーン」「非金属チェーン」の2種類があり、どちらを選ぶか迷う方も多いでしょう。本記事では、それぞれの特徴や違いを解説します。

CARPRIME編集部

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Chapter
チェーンの種類
金属チェーンのメリット・デメリット
非金属チェーンのメリット・デメリット
JASAAが認める非金属チェーン

チェーンの種類

冬の雪道に備えるタイヤチェーンには、大きく分けて金属チェーン非金属チェーンの2種類があります。金属製は金属の鎖をはしご状や亀甲状につないだ昔ながらのタイプで、走行時に独特の金属音がするのが特徴です。一方、非金属製はゴムやウレタン樹脂など柔軟な素材で作られており、軽量で取り付けが簡単な点から最近注目されています。なお、非金属チェーンには布製のカバータイプも登場しており、タイヤをすっぽり覆うことで静かに走行できるという特徴があります。

金属チェーンのメリット・デメリット

金属チェーンのメリットは手頃な価格と、特定の状況下で発揮されるグリップ力です。比較的安価に購入できるため、年に数回しか雪が降らない地域でも準備しやすいでしょう。特に、深い雪道や急な坂道を登る際の登坂性能に優れており、JAFのテストでは勾配20%の圧雪路を登りきれたのは金属製の亀甲型チェーンのみでした 。ただし、カーブを曲がる際の安定性については、非金属チェーンに比べて劣る場合があるため注意が必要です。その他のデメリットとしては、雪のない路面ではチェーンと舗装路の摩擦で金属が過熱し、切断してしまう恐れがあること、また使用後に乾燥や清掃をせず保管するとサビが発生しやすい点が挙げられます。かつては装着時にジャッキアップが必要な製品もありましたが、現在市販されている乗用車向けの製品の多くはジャッキアップ不要で取り付けられるようになっています。とはいえ、冷たい金属の鎖を扱ったり、タイヤハウスの狭い隙間でフックを連結したりする作業には、ある程度の慣れが必要な場合もあります。

非金属チェーンのメリット・デメリット

非金属チェーンのメリットは、取り付けやすさと快適性にあります。車を少し動かすだけで装着できるタイプも多く、工具不要で簡単にはめられる製品が揃っています。柔軟なゴム・樹脂製チェーンは走行中の振動や騒音が小さく静かな乗り心地で運転でき、未使用時は折り畳んでコンパクトに収納できる利点もあります。その一方で、耐久性については多角的な視点が必要です。走行時の摩耗に対する耐久性という点では、一般財団法人日本自動車交通安全用品協会(JASAA)の認定を受けた製品は600km以上の走行試験をクリアするなど、金属製を上回る場合もあります。しかし、主素材のゴムやウレタンは使用していなくても時間と共に化学的に劣化(経年劣化)するため、多くのメーカーは製品の寿命を製造から5年程度としています。長期間保管した製品は、見た目に問題がなくても走行中に突然破損するリスクがあるため注意が必要です。また前述の布製チェーンは静粛性に優れますが、深雪での走行や長距離使用には向いていない点にも注意が必要です。

JASAAが認める非金属チェーン

非金属チェーンを選ぶ際は、製品の信頼性も重視しましょう。JASAAが認定した非金属チェーン製品があり、独自の厳しい基準をクリアした優れたタイヤチェーンにはこの認定が与えられます。JASAA認定品は長距離を走行する方やチェーンを頻繁に使う方にとって、選択時の安心材料となるでしょう。

万が一の雪道に備えてタイヤチェーンは車に常備しておきたいアイテムです。購入にあたっては、予算や使用頻度に合わせて選択することが重要です。それぞれの特性を踏まえて検討すると良いでしょう。
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