何メートルおき?白線や非常電話、SA/PAなど高速道路のあれこれ

高速道路 軽自動車

※この記事には広告が含まれます

いまや自動車移動を支える交通インフラのひとつとして欠かすことのできない高速道路。休日のドライブや仕事でお世話になるケースは多いでしょう。その高速道路のセンターラインは、何メートルおきにあるのかご存知ですか?ほかにもSA/PAや緊急電話など、設置に関する秘密?をご紹介します。
Chapter
白線の間隔を知れば、違反を回避できる
非常電話は一定の間隔で設置されている
SA/PAも間隔が定められている
気を付けなければいけないガソリンスタンド

白線の間隔を知れば、違反を回避できる

高速道路には、車線ごとに白線が引いてありますよね。それら区画線のなかでも、片側2車線以上の道路の走行車線と追い越し車線の間に引いてある破線のことを「車線境界線」と呼ぶそうです。

高速道路の車線境界線は、8mの白線と12mの空白区間で構成されています。つまり合計で20m。あおり運転が問題になっている昨今、車間距離不保持違反は、この白線の数を数えることで回避することができます。これを機に白線を意識してみましょう。

ちなみに一般道の場合は、基本的に白線と空白がともに5m間隔、もしくは6mの白線と9mの空白で構成されています。

非常電話は一定の間隔で設置されている

高速道路上での緊急事態の際、命綱となるのが「非常電話」。こちらの設置間隔は、自動車専用道路で約1km間隔(首都高速500m)、トンネル内では約200m間隔(首都高速100m)となっています。

しかしながら、現在はスマホや携帯電話が普及しており、非常電話を設置することの重要性が薄れているように思えます。確かに都市部であれば、その考えは一部認めるところもありますが、高速道路網のなかには山岳部を抜けるような場所が多くあり、携帯電話の電波が入らないという事態や、自然災害などが原因で通信が遮断され、それらが使いものにならないということが考えられます。

加えて、事故等で気が動転しているときに、見知らぬ土地の高速道路で正確に場所を伝えるのは困難でしょう。

しかし非常電話であれば、電波状態を気にすることもなく、電話固有の位置が自動的に管制室に伝わりますから、まさに非常時には心強い存在なのです。万が一の場面に遭遇した際は、非常電話を活用しましょう。

SA/PAも間隔が定められている

長距離ドライブの際は、1度や2度は立ち寄るSA/PA。以前は休息をとるための場所だったSA/PAですが、現在ではその充実した商業施設を目当てに”目的地”にするケースも多くなっているといいます。

そんなSAとPAは、PAが約15km間隔、SAは約50km間隔を目安に設置されています。新規の路線では、かならずしも前述の間隔ではない場所もありますが、基本的にはこうした設置状況となっています。

SA/PAの設置の本来の目的は、ドライバーの休息のため。安全な交通社会のためにも必要不可欠な存在です。

気を付けなければいけないガソリンスタンド

高速道路の施設や設備には、決まった距離で設置されています。しかしガソリンスタンド(GS)だけは、その限りではないので注意が必要です。

平均的には、およそ50kmごとに1つといわれるGSですが、国内最長区間は、高松自動車道の津田の松原SAから米子自動車道の蒜山高原SAまでの約183km。ついで、道東道の足寄(あしょろ)IC~由仁(ゆに)PA間で約175km。この間は、無給油で走り抜けるか、ガス欠の際は一度、一般道に出る必要があります。

この件は国土交通省も問題視しており、NEXCOと連携し150kmを超えるすべてのGS空白区間を解消することを目指すとしています。


いずれにしてもドライブの際には高速道路のこうした情報を意識すると、より安全で快適な旅に繋がると思います。ぜひお役立てください。

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細