グランツーリスモを必死でやったら、本物のプロレーサーになれる時代に!?

GTアカデミー

コンピュータを使ったアーケードゲームが出始めた頃のレースゲームといえば、ハンドルを使って自車を操作し、画面上方から流れくるクルマを抜く(避ける?)という単純なものでした。それが1979年のこと。昭和の時代に戻って、ゲームセンターで遊んでいる子どもたちに「腕を磨けばプロレーサーになれるよ」などと言っても、いわかには信じてもえないと思いますが、現代のゲームテクノロジーはプロレーサーを輩出するまでに進化しているのです。

Chapter
グランツーリスモでプロレーサーに!
日産レーシングチームの訓練とは?
GTアカデミー出身のプロレーサー
次のトップドライバーが輩出されるチャンス?

グランツーリスモでプロレーサーに!

大人気ゲームシリーズ「グランツーリスモ」をプレイし、大会で優秀な成績を収めるとプロレーサーへの道が開かれる…夢のような企画が現実にあります。

日産自動車、プレイステーション、ポリフォニー・デジタルによって2008年より開催されている「GTアカデミー by 日産×プレイステーション」は、ゲームとリアルを繋ぐ架け橋となるコンテスト。

GTアカデミーで優秀な成績を納めたプレーヤーは、日産のレーシングチームに所属し、本物のレーシングカーで本物のサーキットを走行し、国際レース出場に必須の訓練とライセンスを獲得するチャンスが与えられます。

グランツーリスモをプロドライバーの適正を判別する簡易シュミレーターとして利用しているのです。これはリアルにドライブ好きな方も見逃せませんね。

日産レーシングチームの訓練とは?

GTアカデミーで優秀な成績を納めたドライバーは、日産レーシングチームに所属し、プロドライバーとしての適性が試される数々の訓練が行われます。

GTアカデミー2011年大会で優勝し、2017年から日本のスーパーGT(GT500クラス)に参戦しているヤン・マーデンボローによると、訓練には飛行機でのアクロバット飛行、海兵隊並みのフィジカルトレーニング、プロ用シュミレーターによるレース練習なども含まれるとのことです。

飛行機は本物のパイロットが同乗し、指示に従い操縦を行います。いきなりのアクロバット飛行とは難易度が高いですが、これにより強いメンタルを養う狙いがあります。また、海兵隊並みの過酷なフィジカルトレーニングは、レースでの過酷な環境に耐える体力を養います。

そしてマシンだけでなく気候や路面状況も調整可能なプロレーサー用のシュミレーターを使って、サーキットのコースを予習し、本番でも実力を発揮できるように訓練します。

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GTアカデミー出身のプロレーサー
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