20年で価値が2倍以上に上がったクルマ3選
更新日:2024.09.09
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工業製品は、通常、年数を重ねるごとにその価値が下がります。しかし、なかには価格が下がるどころか元値の倍以上で取引されるクルマもあります。その代表が、ヒストリックフェラーリであり、トヨタ 2000GTです。しかし、それほど古くなくても、価格が高騰するクルマがあります。今回は1990年代に発売され、価格が2倍以上に膨れ上がったクルマを3台紹介します。
文・吉川賢一
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いつもCarMeをご覧いただき誠にありがとうございます。
一部、記事内容を修正いたしました。
読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2018年5月7日)
文・吉川賢一
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一部、記事内容を修正いたしました。
読者の皆様ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
(2018年5月7日)
最後のスカイライン GT-R(R34)
日産 スカイラインGT-R(R34)は1999年から2002年まで販売されていたスポーツカーであり、国内外問わず人気のあるクルマです。
国内のレースでの輝かしい戦歴をはじめ、海外でも爆発的な人気を集めています。その理由としては、カーアクション映画『ワイルドスピード』にに登場した影響が大きく、さらにこの映画の主要キャストだった故ポール・ウォーカーが私生活でも、乗りこなしていたことでも話題となりました。
販売当初、約500万円〜で販売されたR34GT-Rですが、いまだに人気が衰えず、限定モデルに関しては、新車価格の倍(1,200万円以上)の金額で取引されています。
またグレードにもよりますが、海外のほうが国内よりも200万円程高額で取引されていることからも、このクルマの海外での人気の高さがうかがえます。
国内のレースでの輝かしい戦歴をはじめ、海外でも爆発的な人気を集めています。その理由としては、カーアクション映画『ワイルドスピード』にに登場した影響が大きく、さらにこの映画の主要キャストだった故ポール・ウォーカーが私生活でも、乗りこなしていたことでも話題となりました。
販売当初、約500万円〜で販売されたR34GT-Rですが、いまだに人気が衰えず、限定モデルに関しては、新車価格の倍(1,200万円以上)の金額で取引されています。
またグレードにもよりますが、海外のほうが国内よりも200万円程高額で取引されていることからも、このクルマの海外での人気の高さがうかがえます。
WRカーのレプリカ。スバル インプレッサ 22B STI version
インプレッサ22Bは、1998年にスバルが、わずか400台のみ販売した限定モデルです。価格は500万円と高額にもかかわらず、わずか2日間で完売したために「幻の名車」と呼ばれています。
当時のWRCで戦っていたインプレッサを模したボディは、大型のブリスターフェンダーやアルミ製ボンネット、大型リアスポイラーなどを装着。ボディカラーは、ソニックブルーマイカのみ、エンジンもEJ22改と呼ばれる特別なもので、暴力的ともいえる加速が魅力のひとつです。
スバルの強いこだわりで作り込まれたこのクルマは、スバリストなら喉から手が出るほどにほしいクルマなのです。
ちなみに、駆動系の強化や組立作業の1部を手作業で行っており、販売価格である500万円とほぼ同額の生産コストもかかっているそうです。
すでにこのクルマが国内の中古市場に出回ることはほとんどなく、2016年にはイギリスのオークションにて、1,000万円以上の高額で落札されました。
当時のWRCで戦っていたインプレッサを模したボディは、大型のブリスターフェンダーやアルミ製ボンネット、大型リアスポイラーなどを装着。ボディカラーは、ソニックブルーマイカのみ、エンジンもEJ22改と呼ばれる特別なもので、暴力的ともいえる加速が魅力のひとつです。
スバルの強いこだわりで作り込まれたこのクルマは、スバリストなら喉から手が出るほどにほしいクルマなのです。
ちなみに、駆動系の強化や組立作業の1部を手作業で行っており、販売価格である500万円とほぼ同額の生産コストもかかっているそうです。
すでにこのクルマが国内の中古市場に出回ることはほとんどなく、2016年にはイギリスのオークションにて、1,000万円以上の高額で落札されました。
ホンダの技術の粋を集めた国産スーパーカー NSX
NSXは1990年から2006年まで、ホンダが生産販売していたスポーツカーです。
販売当初は当時の国内市販車としては最高額の800万円でしたが、現在では2,000万円以上のプライスタグの付いた中古車も見つけることができます。発売開始から25年以上が経過し、国内だけでなく、おもにアメリカのスポーツカーファンからの需要が高まっているようです。
当時では珍しい、世界初となるアルミボディで車体の軽量化を図り、ミッドシップエンジン・リアドライブを採用した初代NSXは、国内外のファンから多くの支持を集めました。
そして、2016年に後継となる新型NSXが登場。価格は日本車の過去最高額である2,370万円で、1年間で国内向けに生産される台数は、わずか100台となっています。
すでに2年待ちとなっていることからも、今後このクルマにも価値がついていくものと予測できます。
販売当初は当時の国内市販車としては最高額の800万円でしたが、現在では2,000万円以上のプライスタグの付いた中古車も見つけることができます。発売開始から25年以上が経過し、国内だけでなく、おもにアメリカのスポーツカーファンからの需要が高まっているようです。
当時では珍しい、世界初となるアルミボディで車体の軽量化を図り、ミッドシップエンジン・リアドライブを採用した初代NSXは、国内外のファンから多くの支持を集めました。
そして、2016年に後継となる新型NSXが登場。価格は日本車の過去最高額である2,370万円で、1年間で国内向けに生産される台数は、わずか100台となっています。
すでに2年待ちとなっていることからも、今後このクルマにも価値がついていくものと予測できます。
最近では、1990年代に発売されていたネオクラシックカーに需要が高まっています。国内だけでなく、海外からも注目されており、海外オークションでも高額で取引されています。
そのため、程度の良い個体が海外に流出していることもあります。今後は、国内で見かけなくなった日本の名車を、海外で見かけることになるのかもしれませんね。
そのため、程度の良い個体が海外に流出していることもあります。今後は、国内で見かけなくなった日本の名車を、海外で見かけることになるのかもしれませんね。
吉川賢一
モーターエンジニア兼YouTubeクリエイター。11年間、日産自動車にて操縦安定性-乗心地の性能技術開発を担当。次世代車の先行開発を経て、スカイラインやフーガ等のFR高級車開発に従事。その後、クルマの持つ「本音と建前」を情報発信していきたいと考え、2016年10月に日産自動車を退職。ライター兼YouTube動画作成をしながら、モータージャーナリストへのキャリア形成を目指している。