スーパーカー世代もハマるAPIOのジムニー

ahead future

※この記事には広告が含まれます

編集部から、アピオのジムニーの記事を依頼されたのだが、正直少しばかり困ってしまった。過去二輪四輪含めてかなりの台数を乗り継いできたが、オフロード系の四輪車や軽自動車は一度も所有したことがない。

text:我妻泰裕 [aheadアーカイブス vol.141 2014年8月号]
Chapter
スーパーカー世代もハマるAPIOのジムニー

スーパーカー世代もハマるAPIOのジムニー

その理由を正直に言うと興味が無かったからだ。間違いなく「スーパーカーが最高」という子どもの頃の刷り込みのせいだ。クルマはぺったんこの2ドア、バイクはストリートファイター系やスーパースポーツなどの見た目に速そうなものが好みで、実際所有した車両もその傾向のものが多い。

ずいぶんと偏った嗜好だが、それでも昨年125㏄のオフロードバイクを購入し、街乗りだけでなく河原でのモトクロスごっこや購入ショップ主催の走行会に参加するなど、まだ2年足らずではあるがオフロードの世界にも足を踏み入れつつある。

実は10年以上前に250㏄のオフロードバイクで同様のことを行なったのだが、その時はバイクの重さやパワーに疲れ、すぐに挫折した。

当時は5分走れば息も腕も上がり、10分走れば30分は休憩しないと動けないほどの体たらく。だがそんな苦い経験も過去の話で、今は30分走り続けてもまだまだイケル。小さく軽い車体とアンダーパワーながらもフラットトルクで扱いやすいエンジンのおかげで走り続けていられるのだ。

その経験を基にオフロード系四輪車に目を向けてみると、スズキ『ジムニー』はまさしく「小さく軽いクルマ」の代表格だ。その長所を生かした悪路踏破能力の高さが、長年にわたってユーザーから支持されている理由のひとつなのだろうということは想像がつく。
そんな『ジムニー』の新車をベースにカスタマイズを施したコンプリート車が、ジムニー専門店アピオの『TSシリーズ』である。

シリーズは全6種類あり、それぞれの目的に適したアピオオリジナルの足回りキットを中心に構成されている。悪路から街乗りまで、ユーザーがどのステージをメインに使用するのかを考えて設定されているから、とても選びやすくなっている。

運転するだけでなく、カスタムやメンテナンスも好きな僕は、例えば新車のバイクを購入すると、まずは熱で固着しそうなボルト等に固着防止剤を塗布し、ベアリングやリンク周りをバラしてグリスアップするなどのメンテナンスを施す。

またカスタムパーツもそのまま取り付けるのではなく、ステー等をアルミ材で自作したりするのだが、さすがにクルマの大きさや重さになると、個人では手に負えない部分が多くなってくる。

コンプリート車のメリットは、交換しづらいパーツを新車の状態から組み替えてあるので、おのずとその部分のメンテナンスが施されるし、パーツ代や工賃など費用面でのメリットも大きい。

アピオのHPを観ていたら、いつの間にか引き込まれ、真剣に興味を持ち始めていた。オフロード系の四駆車に興味のなかった僕に原稿を依頼した編集部の意図はここにあったかと今ごろになって気がついたのだった。
【アピオジムニーコンプリートカー TS7】
ベース車両:ジムニーJB23-XG
TS7仕様価格:¥1,630,000〜
(税別/パーツ代・工賃含む)
問い合わせ:0467(79)3732

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細