最近注目される125ccのストファイ

アヘッド ホンダ グロム

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通勤快速や都内最速...などと例えられることのある125ccのバイク。いわゆる原付2種と呼ばれ、小型限定普通二輪免許で乗ることができるバイクなのだが、最近この125ccクラスのラインアップが豊富になってきている。

text:サトウマキ  photo:長谷川徹(グロム)  [aheadアーカイブス vol.167 2016年10月号]
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最近注目される125ccのストファイ

最近注目される125ccのストファイ

その小さな排気量からなる軽量でコンパクトな車体は、取り回しの良さはもちろんのこと、なんといってもストレスを感じさせない機敏性の高さが魅力。

高速道路こそ走れないが、トコトコツーリングから、街中を縦横無尽に走るシティーコミューターとして大活躍するところから、セカンドバイクとして、またはちょっとオシャレな若者のストリートバイクとし注目を浴びているのだ。

そんな私も大型バイクとは別に、都内や近場への移動では125ccのMT車とスクーターの2台を使い分けている。というのも、大型バイクだと躊躇してしまう場面でも、125ccならなにも考えずに乗り出してしまえるからなのだ。両足がべったり着くので立ちゴケの心配はないし、重いバイクを引っ張り出す体力を使わなくても良い。

スクーターならシート下に大きな収納スペースがあるので荷物を積むのも楽々で、コンビニ袋を下げるフックまで付いている。通勤快速とはよく言ったもので、原付と違い、クルマの流れに無理なく乗ることができるし、細い道にもスイスイ入っていけるので渋滞知らず!

原付2種だと、機動性の高さに加え燃費が良く、保険もクルマのファミリー特約としての契約ができるので、お財布に優しいという点もさらなる魅力。

そんな便利な125ccだが、足としての便利さだけではなく、実はバイクを操る楽しさも存分に秘めているのだ。くるくると小回りの利く小気味よさは軽快そのもの。ワインディングやサーキットでも楽しめるほど。大型のロードバイクをそのままコンパクトな車体に納めたホンダのグロムや、カワサキのZ125 PRO。

共にストリートファイター系のデザインで、まるでロボットアニメの2頭身キャラクターのようにも見えるが、その可愛らしさとは裏腹に、倒立フォークに極太タイヤ、ディスクブレーキにキャストホイールを装備するなど、その実力は本格的なロードバイクそのもの。レッドゾーンまで回すと、とんでもない速度に達する!

ちいさいからと侮るなかれ。ファーストバイクとしても、セカンドバイクとしても、その活躍の幅は無限大なのだ。

●ホンダ グロム
車両本体価格:¥345,600(税込)
排気量:124cc
最高出力:7.2kW(9.8ps)/7,000rpm
最大トルク:11Nm(1.1kgm)/5,250rpm
●カワサキ Z125 PRO
車両本体価格:¥345,600(税込)
排気量:124cc
最高出力:7.1kW(9.7ps)/8,000rpm
最大トルク:9.6Nm(0.98kgm)/6,000rpm

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text:サトウマキ/Maki Sato
ファッション専門誌からバイク専門誌の編集部に転職した異例の経歴を持つ。現在はフリーランスのエディター&ライター。30代でバイクの免許を取得した。遅咲きながら、バイクへの情熱は人一倍、勉強熱心で努力家。ライディングの美しさには定評がある。
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