30アルヴェルの乗り心地を追求したHKS新型車高調HIPERMAX S-style Lをインプレッション

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HKS

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アルファード/ヴェルファイアと言えば、日本における高級車という概念を変え、クラウンなどのビッグセダンから王冠を奪い去る勢いで増殖している新しいジャンルのハイエンドサルーンです。最近では会社の重役などのVIPから芸能人に至るまで、多くのユーザーが使用していることからもその実力をうかがい知ることができますね。
アルファード/ヴェルファイアの特徴は何と言っても快適性と迫力のあるエクステリア。故に、ドレスアップユーザーにも人気の高い車種でもあります。そこで直面する問題がルックスと乗り心地の両立というもの。スタイルアップのためローダウンは欠かせないけど、乗り心地がきになる・・・・。
そこでHKSの最新車高調 HIPERMAX S-style L(ハイパーマックスSスタイルL)をテストしました。
Chapter
HIPERMAX S-style Lとは?
装着車スタイリングチェック
一般路では?
高速道路では?
不整路(石畳)では?
まとめ

HIPERMAX S-style Lとは?

冒頭に記述したようなドレスアップと乗り心地の両立を求めるユーザーに対してHKSがリリースしたHIPERMAX S-style L(ハイパーマックスSスタイルL)。
主に市街地走行時における乗り味を考慮し、上質な乗り味をさらに高めるための設計を施した車高調とのこと。(詳しくはこちらの記事)
この春、シリーズをリニューアルして、さらなる乗り心地を追求した車高調です。もちろん30系アルファード・ヴェルファイア専用設計をラインナップしていますので、早速実車に乗車してその乗り心地をチェックしてみました!

装着車スタイリングチェック

▪️ダウン量
前後ともに40mm


▪️装着ホイール
YOKOHAMA AVS F50
20inc x 9.5J / INSET 50


▪️装着タイヤ
ADVAN Sport
245/40-20


一般路では?

まずは一般路でチェックスタート。駐車場から路上に出るときに歩道を乗り越えるシチュエーションがあり、通常の車高調では大きな突き上げを覚悟しなければならないシーンですが、HIPERMAX S-style Lを装着したアルファードは何事もなかったかのように段差を通過。
ノーマルよりも車高が下がっているため、段差に対する気遣いは必要ですが、乗り心地を考慮して必要以上に速度を落とす必要もなさそうです。
続いてタウンスピードでの市街地走行ですが、一般的な車高調を装着した車両は低速時にゴツゴツとした感触があったり、サスペンション本体からの音が聞こえたりするものですが、こちらはそういった感覚はほとんどなし。
サスペンションの硬さも意識してみれば純正よりは硬いかな? といった印象ですが、ほぼ純正並みの快適性をキープしています。これなら後部座席に乗る家族からクレームが出ることもないでしょう。

高速道路では?

一般道路に比べると路面状況の良い高速道路では、車高調のネガな部分は出にくいシチュエーションです。しかし、油断しているとたまにある道路の継ぎ目などでドカンと大きな突き上げ感を味わうこともあるのですが、HIPERMAX S-style Lはそういった場合でもトン、と小さなショックだけでいなしてくれるのです。
一方で速度を上げて行ったときの安定感は純正以上。ジャンクションや料金所前のカーブなども純正だとロールが大きく不安感がありますが、こちらはビシっと安定していてステアリングの舵角も一定のままクリアしてくれました。

不整路(石畳)では?

最後に挑んだのは不整路です。さすがに砂利道のようなところを走ることは少ないとは思いますが、路面の荒れた舗装路を想定して、石畳の道を走ってみました。純正の足回りでも振動が伝わるようなシーンのため、さすがに全く振動がないとは言いませんが、確実にひとつひとつの段差をきちんと処理している感覚で、突き上げ感も少なく、跳ねる感じもありません。まさにサスペンションがしっかり仕事をしているイメージと言えば分かりやすいでしょうか?

まとめ

ある程度路面からのインフォメーションを伝えてくれることで、走る楽しみもスポイルしないというのはさすがHKSと言ったところ。これなら車高調で自分好みのスタイルを実現しつつ、家族からも不満が出ない乗り心地をキープしながら走る楽しみも味合わせてくれるといういいとこどりの車高調です。強いて弱点を挙げるならやや高めの値段設定ですが、これだけのクオリティであれば納得の仕上がり。高級車に乗るのであれば、車高調も良いものを選びたいというハイエンドユーザーにはピッタリの逸品と言えるでしょう。

商品詳細