スバル エクシーガの常識破りのモデルチェンジ|積載性・走行スペック・中古価格まとめ

スバル エクシーガとは

スバル エクシーガ

初代エクシーガの販売開始が2008年6月でした。すると翌年の2009年にはマイナーチェンジを敢行し、また2011年、2012年と3度のマイナーチェンジが行われました。

しかし、一方でフルモデルチェンジは一度もありませんでした。マイナーチェンジを3度繰り返した後、エクシーガは2015年3月には生産終了を迎えました。

さらに、スバル エクシーガはプラットフォーム等、部品の約50%をスバル レガシィと共有していることも特徴となっています。

また、エクシーガのもう1つの特徴として、エクシーガはとても面白い売れ方をしました。通常、新しいモデルが発表されると、ユーザーの食い付きが最も良いのは発売直後です。しかし、新型モデルの発売以降は緩やかに販売台数が減っていき、再びモデルチェンジとして復活しては再び販売台数が戻り、また鈍化し…のサイクルの繰り返しが一般的な販売台数の傾向です。

ところが、スバル エクシーガは発売開始当初はあまり売れなかったのです。リーマンショック、燃料高騰が重なり、逆風下での発売となってしまった影響で予想していた程の売り上げを記録する事は出来ませんでしたが、その後エコカー減税という追い風に加え、さらには年次改良と共にエクシーガの完成度が高まり、徐々に売れ行きが回復していきました。

また、初代エクシーガの魅力を付け加えるのならば、どのボディタイプに分類されるのか曖昧なスタイルと、エクシーガの走行スペックにありました。

スバルの水平対向4気筒エンジンから繰り出される走りは、ミニバンとは思えない走行スペックがありました。

一般的なミニバンは、どれも実用性はとても高いものの、エクステリアに関しては似たり寄ったりなデザインとなってしまっているのが現実です。しかし、エクシーガに関しては他に似たシルエットを探すも見当たらない、まさに唯一無二とも言える国産ミニバンモデルでした。

そのためか、根強いスバルファンにはもちろんですが、そうでなくても「ミニバンが欲しかったが、ボックス型のミニバンでは運転できるかどうかが不安…」という層の方々にヒットしました。

驚きのモデルチェンジで復活を遂げたエクシーガ

エクシーガのシルエットを見ると分かるのですが、ボディはミニバンと言われればミニバン、ステーションワゴンと言われればステーションワゴン、SUVと言われればSUV…といったスタイルの、それまでにはないデザインでした。

ですが、2012年の年次改良以降のエクシーガにはキャッチコピーに「ミニバン」という単語が入っています。カーマニアには「新機軸な車」という見方に映り、上々の評価を得ていたのですが、そこまで自動車に興味のない人達にとってはやはり「ミニバン」と説明した方がしっくり来たのでしょう。しかし、エクシーガは2015年3月に惜しまれながらも生産終了となってしまいました。

エクシーガの生産終了がアナウンスされた当時、決して販売台数は悪くはありませんでしたので、誰もがモデルチェンジとして復活するのだろうと思っていました。なぜなら実際に、エクシーガはそれまで1度もフルモデルチェンジがなされていなかったからです。

マイナーチェンジは頻繁に行われていましたが、遂にフルモデルチェンジがそろそろ来る合図だろうと誰もが思っていた頃、予想だにしなかった新展開が待ち構えていました。ミニバンタイプのエクシーガが販売終了した直後の2015年4月16日、「エクシーガ クロスオーバー7」と名付けられた新型エクシーガが登場。ミニバンから一転してSUVへと方向転換したのです。

エクシーガクロスオーバーの新しいボディデザインは、従来のエクシーガ以上にSUVテイストを増したデザインとなりました。

エクシーガのマイナーチェンジの後に一度もフルモデルチェンジを行うこと無く、コンセプト変更を伴うモデルチェンジ。スバル エクシーガの歴史は自動車業界の常識では考えられない程型破りのものでした。

エクシーガの走行性能

「走り」という言葉の中には様々な意味が含まれているのですが、エクシーガに乗ってみると何よりその安定性に驚くことでしょう。

水平対向エンジンから生み出される走りは、他のメーカーの車とは乗り味がまったく異なります。慣れていないと違和感を覚えるかもしれませんが、馴染んでくると水平対向エンジンの安定性が癖になります。

特に素晴らしいのは高速走行域。速く走れば当然車は振動が強くなるものですが、エクシーガに関しては高速走行域でさえどっしりと安定している走りを見せてくれます。これこそ「スバルの神髄」でしょう。

エクシーガにはエンジンが二種類用意されていました。2.5Lと2.0Lのターボモデルです。

ターボモデルに関しては、やはり加速が素晴らしい点が大きなポイント。アクセルを踏んで加速…というよりも、アクセルを踏むと車体そのものが軽くなるのではと感じるほどです。
これはターボエンジンの性能そのものはもちろん、それに加えて安定性があるからこそ味わえる乗り味です。

普通のターボエンジンの場合、ターボ走行時はエンジンもそれなりに揺れますので振動も激しくなります。ですが、エクシーガの水平対向エンジンのターボは振動を最小限に抑えてくれているので、振動も思った程ではありません。


一方の2.5Lエンジンの乗り味の方はというと、こちらも悪いものではありません。

さすがに加速性という点ではターボエンジンに軍配が上がりますが、2.5Lエンジンが良くないわけではなく、あくまでもターボエンジンが優れているのです。普通に流す分には2.5Lエンジンの方が余裕がありますので、快適な走りが楽しめます。

安定性はもちろんですが、常に余裕のある走りが可能な2.5Lエンジン。坂道とてアクセルをそこまで踏まなくともグングン登っていきます。普段あまり高速道路に乗らないドライバーはこちらでも十分でしょう。

エクシーガの走りを楽しみたいなら、どちら?

走りを楽しみたいのであれば間違いなくターボエンジンです。加速性は比べものになりません。

高速道路に乗らないのであれば2.5Lでも十分だとお話しましたが、そもそも高速道路に乗らないようなドライバーは、エクシーガを選ぶ理由が半減してしまうかもしれません。エクシーガの魅力は言うまでもなく走りです。

我が国の道路事情の現実を考えた時、エクシーガのポテンシャルを最大限に発揮出来るのは高速道路以外考えられませんので、ターボモデルで高速道路での走りを楽しんでもらいたいものです。

燃費を売りにしたモデルとは明らかに異なるエクシーガの走り。一般道ではなかなか違いを実感出来ないものですが、高速道路ではより顕著になりますので、ターボモデルでの高速走行を楽しんでこそ、エクシーガに乗る「意義」を強く感じられることでしょう。

スバル エクシーガの内装はデザイン性より積載性に注目!

エクシーガの室内寸法は、全長2,720mm×全幅1,510mm×全高1,275mm。レガシィツーリングワゴンよりも少々広くなっています。3列7人乗りのクルマとしては申し分ないサイズと言えるでしょう。

エクシーガの内装の特徴は、3つあります。

まず1つ目は、全体としてゆったりとした空間があること。2列目シートは180mmほどスライドが可能で、最後部までセットした際の1列目シートとの距離は1,000mmとゆったり座れるレベル。さらに3列目シートに人を乗せたとしてもフロント1列目と2列目が920mm、2列目トと3列目が835mm空いているので、どの座席に座っても居住性は高く、快適なドライブが実現できます。

2つ目は、細かい収納スペースが多々あることでしょう。まずは助手席ポケット。こちらは二段式になっていますので、詰めた荷物が散らかることはありません。次に、地味に嬉しいのが3列目シート用のドリンクホルダー。しっかりとシートの脇にドリンクホルダーが用意されているので、長距離ドライブでも喉の渇きを癒してくれるはずです。

荷室のフロア下にも収納スペースが隠されているので、めったに使わないもののや、いざという時に必要な荷物を積んでおくと良いでしょう。

3つ目の特徴は、エクシーガは走りが魅力とはいえ、室内空間でもやはりスバルならではのこだわりが伺えます。エクシーガのシートアレンジも「見事」の一言です。2列目シートは4:2:4。3列目シートは1:1の可倒式になるので、多彩なシートアレンジが可能になります。

3列目シートを全て倒して2列目シートは半分程倒したり、2列目シートと3列目シートを半分程倒して長い物を搭載したり。また、2列目シートと3列目シートを倒してフラットにも出来ます。つまり、すべてドライバーのアイディア次第で、人も荷物も快適に乗せられるのもエクシーガの魅力です。

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