国産スーパーカーの祖!? マツダRX500を覚えてる?

ロータリーを搭載したスーパーカー「RX500」

マツダ RX500

マツダファンなら、マツダが作ったスーパーカーといえば「RX500」と、即答する方も多くいることでしょう。

RX500は、1970年の東京モーターショーで発表されたロータリーエンジンを搭載したコンセプトモデル。とはいえ、実際に走行できるモデルとしてつくられており、量産版の登場が期待された国産スーパースポーツの先駆けでありました。

■マツダ RX500 スペック
エンジン…2ローター(491cc×2) 10A型
最高出力…250ps/7,000rpm
最高速度…200km/h以上
ボディサイズ…全長4,330mm×全幅1,720mm×全高1,065mm、ホイールベース2,450mm
車重…850kg
定員…2名
トランスミッション…4速MT

リアにロータリーエンジンを搭載し、重量バランスは50:50を実現。850kgという車体に250psというスペックのエンジンですから、当時としてはレーシングカーのようなものでした。

なによりこのRX500をスーパーカーたらしめているのが、このウェッジシェイプで描かれた素晴らしいデザインです。リアはワゴンのようになっていますが、これはエンジンルームの確保よりも、空力を意識したものだったのでしょうね。

そして、レーシングカーやスーパースポーツ必須の条件ともいえる、跳ね上げ式ドアも採用されていました。RX500は、ボディ剛性を確保するためにサイドシルが高く設定されているので、こちらのほうが都合が良かったのでしょう。そのボディは、軽量化のためにFRPが採用されていました。

なぜRX500は販売されなかったのか?

ここまでのスペック、そして完成度のモデルであれば、量産、そして販売まであと一歩だった…と考えるところなのですが、残念ながらコンセプトモデルにとどまってしまい、幻の国産スーパーカーとして語り継がれる存在となっています。

量産されなかった理由の一つとして、全幅1,720mmのボディサイズが大きかったということが挙げられていたそうです。

現在の感覚でいえば、コンパクトSUVモデル程度なのですが、コスモスポーツや、トヨタ2000GTの全幅が1,600mmに収まっていたことを考えると、当時としては非常に大柄なボディだったと思い馳せるところです。これは当時の道路事情によるところが大きいのでしょうか。

しかし、このRX500は、後にレースで活躍するミドシップロータリーの源流のようにも思えます。

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