ツインカムかターボか?トヨタセリカvs日産スカイライン

ツインカムエンジンとは?

ツインカムは、DOHCエンジンの愛称のようなもので、基本的にはDOHCだと考えて頂ければ良いかと思います。DOHCの特徴は、高回転型エンジンを作れることです。吸気側と排気側のバルブを動かすためのカムシャフトが1本のエンジンをSOHCと呼びます。SOHCエンジンの場合は吸排気両方のバルブを1本のカムシャフトで動かすため、その負担も大きく回転を上げにくい。という難点があります。

それを解決するのが、DOHCエンジンです。吸気・排気それぞれにカムシャフトがありますので、負担も少なくより回転を上げてパワーを出すことが可能になります。ただし、部品数が多くなり、構造が複雑化するのが難点。とはいえ、歴史は古く、1950年代から高級スポーツカーやレーシングカーでは使われていたようです。なお、ツインカムは、ヘッド1つに対して2本のカム。そのため、V型エンジンの場合は4本のカムのエンジンになります。ちなみに、トヨタはツインカムのV型エンジンの場合、フォーカムと表現していたようです。

ターボエンジン

ターボチャージャーは、皆さんもご存知の通り、排気ガスでタービンを回し、圧縮空気を取り込んでパワーを絞り出すシステムです。その歴史は非常に古く、ディーゼル機関車のトルク向上や、航空機エンジンが高高度でも吸気できるようにするための機構として用いられてきました。自動車だとシボレーコルヴェアや、BMW2002などが早く、日本では日産セドリックが最初のようです。

ターボチャージャーは圧縮空気を取り込んでパワーを増加させるシステムです。そのためガソリンの量をより多く噴射する必要があったり、より強力なエンジンブロックが必要になったり、またタービンや加給した空気を冷やすための工夫が必要であったりと、DOHCに比べればシンプルですが、必要な対策も多いことが挙げられます。それでも、排気量以上のパワーを得るという点では非常に効果的なシステムです。

例えば、1500ccエンジンのターボだと、加給圧次第では2000~2200cc(NA)相当のエンジンと同じパワーを出せることになります。日本の場合、自動車税が排気量で区分けされていることなどもあり、より小さな排気量で大きなパワーを得られることにはメリットも多々あります。その為、日本では1990年前後にターボ車のピークを迎え、多くの軽自動車にもターボモデルが存在していました。

次ページさて、注目の二台とそのエンジンは?論争の行方。

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