スポーツカーのナンバーはなぜ横に付いているのか?

ナンバープレートの正しい位置

ナンバープレートは多くの国で自動車を運転する場合はつけないといけません。

もちろん日本も例外ではなく、道路運送車両法・施行規則第7条「自動車登録番号標の取り付け位置」で「自動車登録番号標の取付けは、自動車の前面及び後面の見やすい位置に確実に行うものとする」と決められています。

ほとんどの車はフロントの場合はバンパーの中心についていますが、実は横に付いていても見やすい位置であれば法的には問題はないのです。

まれにフロントガラスの中にナンバープレートを掲げている車を見ますが、これは違法です。「前面」に取り付けなければならず、これは車体の前面である必要があるのでフロントガラスの中に掲示している場合は前面とは言えないのです。

またナンバープレートはむやみに外してはいけません。特に後ろのナンバープレートは一度つけると外すことはできません。ナンバー交付時に封印が付けられるため物理的には外せないようになっています。

日本と海外のナンバープレート

日本のナンバープレートは縦横比が1:2であり、実はアメリカ合衆国やカナダのものと形状的にはよく似ています。海外のナンバープレートというと横長のものをイメージされることが多いと思いますが、実は北米は日本と同じような形なのです。

横長のものは主にヨーロッパやロシアのものが多いです。縦横比1:5と横長であり、およそ10cm×520cm程度です。

ちなみに日本でも「グローバルな動きを踏まえると、ナンバープレートの形状を横長化していく方が、我が国の国際戦略上も有利なのではないか。 」といった意見が平成24年の国土交通省の「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」で出ていますが実現には至っていません。

ナンバープレートが横に付いている理由

大きくはデザイン上の理由か、機能的な理由のいずれかです。デザイン上の理由の場合は、アルファロメオの例が分かりやすく、アルファの特徴である盾型のグリルが中央にあるためナンバープレートは横についています。

一方、ランサーエボリューションなどは、インタークーラーに走行風が効率よく当たるようになっており、高性能なターボ車なので吸気温度を下げる効果を狙っています。

同じく軽自動車についても、ラジエータグリルに走行風を効率よく当てるためと言われています。軽自動車はランサーエボリューションほど高性能なエンジンではありませんが、車体が小さく、どうしてもラジエーターグリルの面積を多く取れません。その上、真ん中にナンバープレートを付けるとその多くを塞いでしまうことになります。そのため、少しズラして付けられていることが多いのです。

なお、最近ではマツダの新型アクセラなどは通常のナンバープレートの位置だと少し高いと感じる方がいらっしゃるようで、ネット上でもナンバープレート位置をめぐっていろいろと議論されているようです。

法的に問題ない範囲でナンバープレートの位置を変更し、愛車をプチ整形してみるのも手軽なカスタマイズとして良いかもしれませんね。

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