スポーツカーのナンバーはなぜ横に付いているのか?

ナンバープレートの正しい位置

ナンバープレートは、多くの国で公道を運行する自動車に付けなければなりません。

もちろん日本も例外ではなく、道路運送車両法・施行規則第7条「自動車登録番号標の取り付け位置」で「自動車登録番号標の取り付けは、自動車の前面及び後面の見やすい位置に確実に行うものとする」と決められています。

ほとんどの車は、フロントの場合はバンパーの中心についていますが、実は横についていても見やすい位置であれば法的には問題はないのです。

まれにフロントガラスの中、室内にナンバープレートを掲げている車を見ますが、あれは違法です。あくまでも車両の前面に取り付けなければならず、フロントガラスの中は前面とは言えないのです。

また、リアのナンバープレートは、ナンバー交付時に封印が付けられるため、物理的には外せないようになっています。

日本と海外のナンバープレート

BMW 4シリーズ クーペ 2017

日本のナンバープレートは縦横比が1:2で、アメリカ合衆国やカナダのものと形状的にはよく似ています。海外のナンバープレートというと、横長のものをイメージされることが多いと思いますが、実は北米は日本と同じような形なのです。

横長のものは、主にヨーロッパが多く、縦横比は1:5。サイズは、およそ100mm×520mmです。

ちなみに日本でも「グローバルな動きを踏まえると、ナンバープレートの形状を横長化していく方が、我が国の国際戦略上も有利なのではないか 」といった意見が平成24年の国土交通省の「ナンバープレートのあり方に関する懇談会」で出ていますが、実現には至っていません。

ナンバープレートが横に付いている理由

アルファロメオ ステルビオ

ナンバープレートが横に付いている理由は、デザイン上か、機能的もののいずれかです。

デザイン上の理由の場合は、アルファロメオの例が分かりやすく、アルファの特徴である盾型のグリルが中央にあるためナンバープレートが横についています。

一方、ランサーエボリューションなどは、高性能なターボ車なので吸気温度を下げる効果を狙って、インタークーラーに走行風が効率よく当たるよう、横に付いています。

ランエボ

同じく軽自動車についても、ラジエータグリルに走行風を効率よく当てるためと言われています。

軽自動車はランサーエボリューションほど高性能なエンジンではありませんが、車体が小さく、どうしてもラジエーターグリルの面積を多く取れません。そのうえで真ん中にナンバープレートを付けると、せっかくの走行風を塞いでしまうことになります。そのため、少しズラして付けられていることが多いのです。

なお、最近ではマツダの新型アクセラなどは通常のナンバープレートの位置だと少し高いと感じる方がいらっしゃるようで、ネット上でもナンバープレート位置をめぐっていろいろと議論されているようです。

法的に問題ない範囲でナンバープレートの位置を変更し、愛車をプチ整形してみるのも手軽なカスタマイズとして良いかもしれませんね。

かつては不正も横行!? 車を「8ナンバー」化することのメリットとは?
レンタカー増加により、「わ」ナンバーが売り切れ!? 次のナンバーは?

この記事をシェアする

関連する記事

最新記事