FRに拘り続けたBMWがFFファミリーカーを作った理由

ライバル、メルセデス・ベンツの小型車人気に追いつけ追い越せ!

BMWといえば長い間FR車一筋のメーカーでした。
ライバルのメルセデスがAクラスを皮切りにFF車を発売し、2012年「Bクラス」、13年の「Aクラス」、「CLAクラス」、14年の「GLAクラス」と相次いで投入した小型FF車シリーズが軒並み大ヒット。
メルセデス・ベンツの2014年国内新規登録台数は過去最高を記録した2013年からさらに13.2%増の6万0834台となりました。
一方、BMWは45645万台で前年とほぼ同レベル。
ライバルのメルセデスに大きな差をつけられました。

BMW 218アクティブツアラー誕生の裏に、あの人気小型車の存在あり

FRでは後ろに駆動系があるため、どうしても後部座席やラゲッジ周りが狭くなります。
日本の狭い道路にも対応したコンパクトサイズで取り回しの良い、特に後部座席やラゲッジスペースが広い快適なFF車の開発が望まれました。
FR車しか作って来なかったメーカーにとってゼロからFF車を開発するのは大変なこと。
そこで、白羽の矢が立ったのが2002年にBMWブランドで発売された元祖FF車ともいわれるMINIでした。
2014年初めにフルモデルチェンジした新型ミニと、218iアクティブツアラーは、共通のFF用アーキテクチャー(基本構造)を採用しています。

日本をターゲットに、機械式駐車場に入るよう全高を1550mm以下に

日本では人気ファミリーカーの条件の一つに、「全高1550mm以下」というキーワードがあります。
これは、日本の都市部特有の機械式駐車場に入るための最大の数字です。
実はアクティブツアラーの直接ライバルとされるBクラスも、本国仕様の全高は1557mmですが日本仕様では1545mmに下げています。

両者のボディサイズはBクラスが全長4400×全幅1785×全高1545(mm)、アクティブツアラーが同じ4350×1800×1550とほぼ同じサイズ。
2シリーズの後席アレンジは日本のミニバンに匹敵するような使い勝手の良さが魅力的。ラゲッジスペースは470⇒1510ℓまで拡大可能です。
リアシートは左右別々にスライド調整可能(前後最大130mm)で、背もたれは40:20:40の分割可倒式、かつリクライニングも各3段階調整可能で荷室側のリモートスイッチが左右別々に備わっています。


ボディサイズや価格ではBクラスをやや上回りますが、装備や使い勝手の良さ、FF になっても変わらない運転の楽しさはさすがBMWといったところ。
家族と出かけるためのファミリーカーとして選ぶなら、あなたはどちらを選びますか?

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