マグネシウム、超超ジュラルミン、アルミ鍛造ホイールの違い

マグネシウムホイール

ブカッティ ヴェイロン 16.4

マグネシウムホイールは軽量ホイールの代表で、その名の通り、マグネシウム合金がおもな材料です。マグネシウム合金は、重量がアルミニウム合金の約3分の2と、非常に軽量です。ロードホイールが軽くなることは、「ばね下重量」の軽量化になりますので、運動性能の向上に寄与します。

おもに、レーシングカーや軽量スペシャルモデルに採用されており、トヨタ 2000GTに純正装着されていたことは有名な話です。その他にも、ポルシェ 911 カレラRS(タイプ964)、フェラーリ F355、ポルシェ カレラGT、ブカッティ ヴェイロン 16.4などに装着されています。

デメリットは、腐食に弱い金属のため、傷がついて塗装や防錆処理が剥がれてしまうと、すぐに錆びてしまうこと。また、アルミニウムに比べて衝撃や負荷に弱く、耐久性の面でも劣ります。そのため、熱処理回数を増やし、表面処理の仕方を工夫するなどの取り組みがなされています。

ちなみに、販売当時”世界最速の車”としてギネスに認定されたブガッティは、「時速400キロクラスの速度に挑戦する際には、ホイールとタイヤを新品にすること」とアナウンスされていたそうです。

超超ジュラルミンホイール

BBS ホイール

超超ジュラルミンとは、アルミニウム合金の一種で、強度に優れたアルミニウム合金のなかでも、最高の強度と耐久性を持つアルミニウム7000系合金のA7075でできたロードホイールです。

ジュラルミンは、徹底した温度管理の下、熱を入れたり冷やしたりして生産されますが、ホイールのような複雑な形状になると、均一にジュラルミンを変化させることが難しく、量産化への障害となっていました。

しかし2011年、BBS社が、当時世界で唯一、その障害を乗り越え量産化に成功しました。軽さではマグネシウムホイールに分がありますが、強度・耐久性では超超ジュラルミンが勝ります。

デメリットは、水分、特に海水に腐食されやすいといったことですが、これは防錆処理対策が施されていますので、ホイールの場合はそれほど心配する必要はないでしょう。

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