バレンティーノ・ロッシのオフィシャルショップ

アヘッド バレンティーノ・ロッシ

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今シーズンのMotoGPは盛り上がった。その立役者のひとりが、バレンティーノ・ロッシその人。残念ながら、今年は2位に終わってしまったが、彼がチャンピオン争いに加わることにより、バイク業界全体が盛り上がった、と感じさせるほどの1年でもあった。

text:サトウマキ [aheadアーカイブス vol.158 2016年1月号]
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バレンティーノ・ロッシのオフィシャルショップ

バレンティーノ・ロッシのオフィシャルショップ

スペンサー、ローソン、ガードナー、レイニー、シュワンツ、ドゥーハンといった偉大なるレジェンドたちに次いで現れたロッシは現在36歳。歳だけをみると、もう“いいオヤジ”。

しかし、1996年に小排気量クラスから参戦し、今までに9度の世界チャンピオンに輝いた、今なお現役で闘う、オヤジたちの夢を体現する“スーパーヒーロー”なのだ。

ブルーの瞳とパーマがかった栗色の髪が印象的で、まさしくチャーミングという言葉がよく似合う。すらりとした長身で、ツナギを着たときのバランスが絶妙にカッコいい。8頭身を地で行くイタリアの伊達男だ。

女性はもちろん、男性もその強さに憧れ、ブラッド・ピットは「生まれ変わったらロッシになりたい」と言うほどのファンであり、MotoGPのドキュメンタリー映画『Hitting the Apex』の共同制作&ナレーターまで務めている(日本での公開は未定)。

キアヌ・リーブスのツナギには、ロッシの愛称である「The Doctor」をもじった「The Actor」という文字があしらわれていたりと、日本では知られていないが、ヨーロッパでは知らない人が居ないほど有名なのだ。

ロッシの人気の秘密は、レースの強さだけにとどまらず、レース以外でもレースを楽しませてくれるような仕掛けをつくってきたことにある。ファン心理を煽るオリジナルグッズの発売、スペシャルヘルメットのデザイン、勝ったときのパフォーマンスなどなど。センスの善し悪しはともかく、今までにないスタイルでMotoGPを引っ張ってきた。

そんなロッシのオフィシャルショップが昨年7月、東京の原宿にオープンした。選手ひとりだけの専門店が成り立つというのも驚きだが、イタリアの本店、チェコに続く3店舗目となり、日本全国のみならず海外からも大勢のファンが訪れている。

MotoGPを気軽に語り、交流ができる貴重な場所となっているのだ。原宿といっても中心地から少し離れた「デウス エクス マキナ」の程近く。ファッションの街である原宿において、デウスと共にバイクというカルチャーの発信基地の役割も果たしている。

ファンならずとも、その雰囲気に是非一度、触れてみて欲しい。
●VR46 Store Tokyo 
東京都渋谷区神宮前3-31-20 
TEL:03(6459)2819 
http://vr46racing.jp/ 
営業時間:11:00〜19:00 
定休日:毎週水曜日、第2,4火曜日

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text:サトウマキ/Maki Sato
ファッション専門誌からバイク専門誌の編集部に転職した異例の経歴を持つ。現在はフリーランスのエディター&ライター。30代でバイクの免許を取得した。遅咲きながら、バイクへの情熱は人一倍、勉強熱心で努力家。ライディングの美しさには定評がある。
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