地球と、クルマと、共棲する「家」ー住友林業

再生可能な資源 森と共生してきた住まい

アヘッド 森と共生してきた住まい

1 「木の家」こそ スマートハウス

東日本大震災以降、これまでのエネルギー消費の在り方を見直す動きが活発化し、スマートハウスが注目を浴びるようになってきた。
スマートハウスとは、情報技術によって創エネ・省エネ機器をコントロールし、家庭内でのエネルギー消費を最適にマネジメントする性能を備えた住宅のこと。簡単に言えば、環境に配慮しつつ、エネルギー効率を高めた住宅のことである。

しかし住友林業は、こうした概念が生まれるずっと前から、環境にも人にもやさしい家づくりを追求してきた企業。その一番のこだわりは、「木の家」であることだ。

鉄骨造、鉄筋コンクリート造といった住宅に比べ、木の住宅は材料を作る段階からエネルギー消費量やCO2排出量が少なくてすむ。また木はその成長の過程においてCO2を吸収し、森から伐り出されて柱や土台に加工された後も、炭素として固定しつづける。このため、木の家をつくることは、街に森をつくることだともいわれるほど環境への負荷を低減できる。

そして何よりも、木は計画的に植林することで、枯渇することのない再生可能な資源である。さらに住友林業では国産材を積極的に利用することで、荒廃した森林の再生や国内林業の活性化にも貢献している。 スマートハウスには、各社の研究・開発の成果が盛り込まれるだけに、最先端の情報技術や環境配慮機器など、目新しい仕掛けに関心が行きがちだ。しかし、まずは環境負荷の少ない「木の家」を建てることこそが、スマートハウスの第一歩である、と住友林業は考えている。

2 木を永続的に循環利用する 住友林業の「保続林業」

アヘッド 「木の家」こそ スマートハウス

森林経営は、100年単位の長いスパンで物事を見る目が必要とされる。植えて、育てて、伐って、使った分はまた植える――といった、木を永続的に循環利用する仕組みは、一朝一夕に作り上げられるものではない。

今から320年以上も前の1691年、住友家は現在の愛媛県新居浜市・別子山に銅山を開坑、同時に銅山備林の経営を開始した。これが住友林業のルーツである。それからおよそ200年。長年にわたる銅の精錬による煙害と木の伐採によって、豊かだった森は荒廃の危機を迎えてしまう。

この変わり果てた山を目の当たりにした、当時の別子支配人、伊庭貞剛は、「国土の恵みを得て事業を続けていながら、その国土を荒廃するに任せておくことは天地に背く」として、大造林計画を樹立。多い時で年間100万本を超える大規模な植林を行い、やがて森林は再びあおあおとした元の姿を取り戻したのである。そしてこの経験を通じて、森林の再生や地域・自然との共生などについて、多くのノウハウが培われた。現在、住友林業では、約4万2800ヘクタールもの社有林を国内に保有し、永続的に植林と木材生産を繰り返す「保続林業」を続けている。

3 自然の恵みを生かした設計

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「住友林業の家」には、次世代省エネルギー基準を上回る高い断熱・気密性能をベースに、自然の力を住まいに採り入れた「涼温房(りょうおんぼう)」という設計手法が採用されている。太陽や風、緑の力を生かし、冷暖房設備に頼りすぎることなく、夏は涼しく冬は温かく過ごせる住まいを目指したもの。

とはいえ、住まいの条件は敷地条件によって大きく異なる。このため、事前に徹底した敷地調査を実施して周辺環境などを確認する。アメダスデータなども含めて分析し、風の通り道や日差しの入り方に加え、年間冷暖房使用時間やコストを検証し、プランを提案している。
実際に家を建てる前にシミュレーションすることができ、自由設計によって敷地のもつポテンシャルを最大限に引き出すことが可能。環境にも家計にもやさしい暮らしをサポートしてくれる。

4 木の家にプラスする スマートハウスの技術

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▶︎「V2H」システムは『日産リーフ』にのみ対応(2012年8月現在)。



木の家に環境配慮機器を搭載した「Smart Solabo(スマート ソラボ)」は、自宅でエネルギーを創り、蓄え、賢く使える機能を搭載したスマートハウスである。

電気を創る「太陽光発電」や「家庭用燃料電池」、蓄える「家庭用蓄電池」、賢く使う「HEMS」、電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載されたバッテリーを家庭用の電源として使える「V2H」(Vehicle to Home)システムなどから、家族のライフスタイルに合わせて自由に組み合わせられる。

「V2H」システムでは、電気自動車に乗らない時は生活用の電力として活用できる他、停電時の非常用電源としても利用できる。日産リーフの大容量バッテリーから電力供給できるのは、住宅メーカーの戸建て商品として初。クルマと住まいの新たな関係を提案している。

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