どっちが便利?パッソとキャストのシートアレンジ比較

3代目となる新型パッソ(PASSO)がフルモデルチェンジをして
新発売されましたね。
今回新発売された新型パッソ(PASSO)は、ダイハツのスタッフがデザインや
開発を担当。そのため外装・内装の雰囲気はダイハツの軽自動車
キャスト スタイル(CAST STYLE)にソックリ。
ただ、新型パッソ(PASSO)のシートアレンジや後部座席の使い勝手は、
キャスト スタイル(CAST STYLE)に遠く及ばないと感じました。
そんな新型パッソとキャスト スタイルのシートアレンジはどちらが
良いのか比較をしてみました。
※2016年5月21日の記事です。
新型パッソとキャストのシートアレンジ比較
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型パッソのシートは、
このようになっています。
こちらは新型パッソの標準モデルのフロントシート。
そして、こちらは後部座席。
ちなみに、今回新発売された新型パッソ(PASSO)では、標準モデルと
上級モデルのモーダ(MODA)の2つのモデルが用意されています。
2つのモデルではシート素材やデザインは異なっていますが、
シートアレンジはまったく同じになっていました。
一方、こちらはダイハツから新発売されたキャスト スタイルのシート。
こちらがフロントシート。
そして、こちらが後部座席。
インパネや外装・エクステリアの雰囲気は似ていますが、
シートのデザインは、まったく異なりますね。
また、この2台のクルマではシートアレンジも異なります。
実際に2つのモデルのシートアレンジを試してみて、使い勝手が良いと
思ったのは、キャスト スタイル(CAST STYLE)の方。
新型パッソ(PASSO)よりもキャスト スタイル(CAST STYLE)の方が
シートアレンジが豊富で便利と思った2つの理由を紹介いたします。
理由1:後部座席のスライド機能
今回新発売された新型パッソ(PASSO)とキャスト スタイル(CAST STYLE)の
シートアレンジの違いの一つが、後部座席のスライド機能の有無。
ダイハツの人気軽自動車キャスト スタイル(CAST STYLE)は、
このように後部座席のスライド機能が装備されています。
そのため乗車人数や乗車する人によって、後部座席の足元空間や荷室・
ラゲッジスペースの奥行きを調節する事が可能です。
実際キャスト スタイル(CAST STYLE)の後部座席を前後にスライドさせると、
このくらい足元空間(ニークリアランス)が異なります。
■後部座席を一番前にスライド時
■後部座席を一番後ろにスライド時
このクルマを試乗してみて、これは本当に便利だと思いました。
一方、今回トヨタから発売された新型パッソは、キャスト スタイルに
用意されていたような後部座席のスライド機能は装備されていませんでした。
ディーラーさんからは、「今回新発売されたこの新型パッソ(PASSO)は
キャスト スタイル(CAST STYLE)よりもボディサイズが一回り大きく、荷室
や足元空間ともに十分なサイズが確保されているから」と、言われました。
実際にこのクルマの後部座席の足元空間は、このコンパクトカーサイズの
クルマとしては十分な広さがあると思いました。しかし、使い勝手などを
考えると、スライド機能が装備されていた方が良かったのかなと思いました。
新型パッソ(PASSO)の競合車の新型イグニスにも後部座席のスライド機能は
装備されていますしね。
実際に新型パッソ(PASSO)とキャスト スタイルを試乗してみて、
この点に大きな違いを感じました。
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