ダイハツ キャスト試乗感想1|アクティバとスタイル乗り心地は違う?

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ダイハツから新型モデルキャスト(CAST)が発売されましたね。

今回発売されたのは、キャスト(CAST)の3つのモデルの中で
SUVスタイルのアクティバ(ACTIVA)とセダンタイプのスタイル(STYLE)

このアクティバ(ACTIVA)とスタイル(STYLE)は、
乗り心地やパワーは違うのか、気になりますよね。

キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の方が全高が30mm程度高いものの、
私はこの2台のモデルは、ほとんど乗り心地は一緒だと思っていました。

もし乗り心地の違いがあっても、私のようなクルマのド素人には、
気が付かないレベルだと思っていました。

しかし、いつもお世話になっているディーラーさんが、キャスト アクティバと
キャスト スタイルでは、乗り心地が違うと教えてくれました。

なので、本当にキャスト(CAST)はモデルによって乗り心地やパワーが異なるのか
確めるため、両方のモデルを同日に試乗させてもらうことにしました。
(感覚を忘れないため・・・。)

実際にキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)とキャスト スタイル(CAST STYLE)を
試乗したら、確かに多少運転感覚や乗り心地が異なる・・・・。

私が感じたキャスト(CAST)のアクティバ(ACTIVA)とスタイル(STYLE)の
乗り心地の違いについて紹介したいと思います。

※2015年9月13日の記事です。

K-コンシェルジュ

軽自動車ディーラーの店長を務めていたK-コンシェルジュが軽自動車のお悩み・疑問点を解決します。軽自動車を実際に試乗した感想・乗り心地から欠点まで包み隠さず紹介していきます。

K-コンシェルジュ
Chapter
キャスト アクティバ&スタイルの乗り心地の違い
違い1 視界の高さ
違い2 乗り心地の違い
乗り心地の違いは大きい!?

キャスト アクティバ&スタイルの乗り心地の違い

今回私が試乗させてもらったのは、コチラのモデル。
ともにキャスト(CAST)の最上位グレード”Gターボ”SAⅡ”。

そして、同じ試乗ルートを約15分間運転させてもらいました。
しかし、たった15分で違いを感じるには、十分な時間でした。

私がキャスト(CAST)の2台を試乗して気付いた違いは、次の2つ。

違い1 視界の高さ

まず、キャスト(CAST)のアクティバとスタイルを試乗をしてみて
気が付いたのは、視線の高さの違い。

キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の方が運転席の位置が高く、
視界が良い。
SUVスタイルのアクティバ(ACTIVA)の全高は1,630mm、
そして、セダンタイプのスタイル(STYLE)の全高は、1,600mm

その差はわずか30mm
しかし、運転席に座ってみると、思った以上にこの違いは大きかったです。

今回試乗する際、このキャスト(CAST)の2台のモデルの視界の高さの違いを
確認するためにシートリフターを一番下にして座ってみました。
その時のシート位置・視線の高さが全く違う・・・。

今回は、キャスト スタイル(CAST STYLE)→アクティバ(ACTIVA)の順に
試乗を行いました。

キャスト スタイル(CAST STYLE)の試乗が終って、アクティバ(ACTIVA)の
運転席に乗り込んだ瞬間、スグに運転席の高さの違いに気が付きました。

キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の方が最低地上高が高いので、
運転席に座ってみると、明らかに腰高感のようなモノがありました。

たった30mm(3cm)でこれ程違いがでるとは、思いませんでした。

普通乗用車のミニバンに乗っているような視線の高さはありませんが、
明らかにキャスト スタイル(CAST STYLE)よりも視線が高く、運転がしやすい
ように感じました。

この視線の高さや視界の良さは、キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の
特徴の一つだと思いました。

違い2 乗り心地の違い

また、キャスト(CAST)のアクティバ(ACTIVA)とスタイル(STYLE)では、
乗り心地も異なります。
乗り味が少し固く感じたのは、スタイル(STYLE)の方。

一方、アクティバ(ACTIVA)の方がスタイル(STYLE)に比べて、
若干乗り心地が柔らかい感じがしました。

このキャスト(CAST)の2つのモデルの乗り心地の違いの原因は、
タイヤサイズとサスペンション。
キャストのアクティバ(ACTIVA)とスタイル(STYLE)では、
タイヤサイズが違うようです。
この2台のモデルのタイヤサイズは、このようになっています。

■キャスト(CAST)のタイヤサイズ
アクティバ:165/60R15
スタイル  :165/55R15

アクティバ(ACTIVA)とスタイル(STYLE)では、真ん中の数字(スラッシュの後)が
“60”と”55″と若干数値が違いますよね。
この”60″と”55″と言う数値は、扁平率(へんぺいりつ)を表しています。

扁平率とは、タイヤの幅に対する高さの割合の事です。

ちょっと意味が分からないですよね^^;;

簡単に説明しますと、扁平率はタイヤの厚みを表す数値で、
この数値が高ければ高いほどタイヤの厚み(高さ)があるという事です。
つまり、今回のケースでは、タイヤの幅は同じですが、
厚み(高さ)はスタイル(STYLE)よりもアクティバ(ACTIVA)の方が
若干ですがある事を表しています。
(ちなみに、一番最初の165は、タイヤの幅を表しています。)

このように見比べてみても、あまり気が付きませんが、
実際には、アクティバ(ACTIVA)の方がタイヤは高くなっています。

■キャスト アクティバのタイヤ
■キャスト スタイルのタイヤ
実は、この扁平率の違いは、乗り心地に大きく影響を与えます。

アクティバ(ACTIVA)のようにタイヤが厚いという事は、ゴムの部分が
厚いという事なので、その分、道路や路面のショックを吸収して和らげてくれます。

なので、乗り心地が柔らかく感じるのです。

一方、タイヤが薄いと、タイヤ自体で路面からのショックを吸収しきれないので
乗り心地が硬くなるというわけです。

このタイヤの厚みの違いのため、アクティバ(ACTIVA)の方が
スタイル(STYLE)よりも若干乗り心地が柔らかく感じました。

また、アクティバ(ACTIVA)では、スタイル(STYLE)とは異なる
少し長めの専用のサスペンションを装備しているようです。

このサスペンションの差も乗り心地に影響を与えているようです。

乗り心地の違いは大きい!?

今回私は市街地やカンタンな山道・坂道を運転させてもらったのですが、
乗り心地にそれ程大きな違いは、ありませんでした。
多少、アクティバ(ACTIVA)の方が柔らかくて、少しフワフワするかな!?
くらいの差・・・。

本当に僅かです。
かなり注意深く運転しないと、気が付かないくらいの差です。

しかし、もう少しデコボコ道などを運転すると
この乗り心地の違いは、もっと明らかになるようです。

悪路を運転する機会が多い方は、キャスト スタイル(CAST STYLE)よりも
キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の方が良いかもしれませんね。
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