試乗して分かった新型エスティマ ガソリン車の3つの欠点とは?

トヨタ エスティマ 2016

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2016年6月、トヨタの人気ミニバン、エスティマ。今回のビッグマイナーチェンジでは外装や内装のデザインを一新。流線型のデザインはそのままに、最近のトヨタのクルマらしくシャープな雰囲気のフロントマスクに生まれ変わりました。そんなエスティマ(ESTIMA)を先日試乗してきたのですが、実際運転してみて、また、見積もりを貰って気付いた欠点・デメリットが・・・。エスティマ(ESTIMA) ガソリン車の欠点・不満を紹介したいと思います。
Chapter
エスティマの欠点・不満1:収納スペース
トレイが装備されていないのも欠点・デメリットの一つ
エスティマの欠点・不満2:アイドリングストップ
エスティマの欠点・不満3:エコカー減税

エスティマの欠点・不満1:収納スペース

今回、エスティマ(ESTIMA)のガソリン車を試乗して気になった欠点・不満の一つは、収納スペースの数と使い勝手。

今回ビッグマイナーチェンジをしたモデルのガソリン車の内装・インパネは、このようなデザインになっております。
マイナーチェンジ前のモデルでも収納スペースの少なさは指摘されていましたが、エスティマ(ESTIMA)でも改善されていませんでした。

むしろ運転席側のアッパーボックスのデザインが変わり小さくなった分、モデルの収納スペースの使い勝手は、悪くなっているように感じました。

■先代モデルの運転席側アッパーボックス
■エスティマの運転席アッパーボックス
個人的には運転席から手が届き、使い勝手が良かった先代モデルの運転席アッパーボックスのサイズが小さくなり、位置もダッシュボードの上部に変更されたのは、かなり残念・・・。

センターメーターを採用しているのなら、先代モデルと同様に新しくなったエスティマ(ESTIMA)の運転席の正面のインパネ部分を収納スペースにしてもらいたかったです。


トレイが装備されていないのも欠点・デメリットの一つ

また、今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)のガソリン車を試乗して気になったのは、ボックス型の収納スペースが多く、気軽にアイテムや小物を置けるトレイ型が少ないこと。なので、試乗をしていてスマホやiPhone・お財布を置く場所に困りました。

私が見た限りではエスティマ(ESTIMA)のトレイ型の収納スペースは、運転席と助手席の間に装備されているセンターコンソールの上部のみ。

しかもこのスペースにスマホなどを置くと、ガタガタと前後左右に動きます。


残念ながらこのモデルのインパネにはトレイ型の収納スペースが用意されていません。
ちなみに、こちらは同じトヨタから発売されている5ナンバーサイズのミニンバンのエスクァイア/エスクワイアの内装・インパネ。


このエスクァイア/エスクワイアでは、助手席側のインパネがトレイ型の収納スペースになっています。
ボックス型の収納スペースは見られたく無いアイテムを収納するのにはとても良いです。

しかし、スマホや財布・ポーチなどを簡単に置いたりする事ができるトレー型の収納スペースが新型エスティマにもう少しあっても良かったのかなと思いました。

ちなみに、新型エスティマの運転席まわりにどのような収納スペースが用意されているかは、こちらの記事に記載してあります。使い勝手や大きさなどを詳しく知りたい方は、ぜひとも確認をしてみてください。

エスティマの欠点・不満2:アイドリングストップ

また、今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)を試乗して気付いた欠点・不満の一つが、アイドリングストップ。

このモデルも先代モデルと同様に残念ながらアイドリングストップが標準装備されていませんでした。
アイドリングストップが装備されていないと、発進時や信号待ちからの出発時にタイムラグ無くストレスフリーでスタートする事ができるなどメリットもあります。

私も先日このエスティマ(ESTIMA)のガソリン車を試乗してきたのですが、やはりアクセルを踏み込んだ瞬間にタイムラグ無くクルマが前にグ~っと発進する感じは良かったです。このモデルも車体重量が重たいので、多少のもっさり感はありましたが・・・。
このように走破性の面でのメリットはありますが、燃費の事などを考えるとやはり残念ですよね。もとともこのクルマは燃費性能はそれ程よくありませんし・・・。

実際に今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)のガソリン車のJC08モード燃費は、このようになっています。

■エスティマ ガソリン車の燃費
2WD:11.4km/L~11.6km/L
4WD:11.2km/L
※オプションなどによって燃費が異なる場合がございます。

一方、エスティマ(ESTIMA)の競合車・ライバル車の一つでもあるホンダのL型ミニバンのオデッセイ(ODYSSEY)のガソリン車の燃費は、このようになっています。
■オデッセイ ガソリン車の燃費
2WD:13.4km/L~14.0km/L
4WD:12.8km/L~13.0km/L
※オプションなどによって燃費が異なる場合がございます。

エスティマ(ESTIMA)とホンダのオデッセイのガソリン車の燃費を比較すると、2.0km/L以上の違いがあります。

個人的にはこの燃費性能の違いの要因の一つは、アイドリングストップの有無にあるのかなと、私は思いました。

個人的にはエスティマのガソリン車にアイドリングストップが装備されていない事は、このクルマの欠点・デメリットの一つだなと思いました。
ちなみに、信号待ちなどで停止している最中ももエンジンは作動しているエスティマ(ESTIMA)のガソリン車ですが、エンジン音はとても静かでした。また、エアコンなどが作動していない時は振動なども無く、アイドリングストップをしていると錯覚しちゃうくらい無音で快適でした。

信号待ちをしている最中、エンジン音の大きさや振動を全く感じない乗り心地の良さは、大満足でした^^


エスティマの欠点・不満3:エコカー減税

また、エスティマ(ESTIMA)の欠点・デメリットに感じた事の一つは、エコカー減税。

このクルマにアイドリングストップ機能が装備されていない事も大きく影響しているのかもしれませんが、今回ビッグマイナーチェンジをした
エスティマのガソリン車は、残念ながらエコカー減税対象外となっています。

そのため自動車取得税も自動車重量税も100%課税されます。

実際に私が以前貰ってきたエスティマ(ESTIMA)のガソリン車“アエラス プレミアム”のエコカー減税の税額は、このようになっていました。
■エスティマ ガソリン車のエコカー減税後の課税額
自動車取得税: 97,000円
自動車重量税: 30,000円
合計金額      :127,000円

自動車取得税・自動車重量税あわせて12万7,000円。ちょっと高いですよね。

ちなみに、エスティマ(ESTIMA)の競合車・ライバル車の一つでもあるホンダのオデッセイのガソリン車のエコカー減税は、次のようになっていました。
■エスティマ ガソリン車のエコカー減税後の課税額
自動車取得税:40%免税
適用後税額  :56,100円
自動車重量税:25%免税
適用後税額  :22,500円
合計金額    :78,600円

クルマを選びをする上でエコカー減税の金額差まで気にする人は少ないと思いますが、この差は意外と大きいのかなと思いました。
エスティマ(ESTIMA)のガソリン車ですが、試乗をしたり見積もりを貰ったりしたところ次のような欠点・不満を持ちました。

個人的に特に残念だったのは、燃費性能やエコカー減税。今回ビッグマイナーチェンジをしたエスティマ(ESTIMA)のガソリン車ですが、燃費性能やコスト面で競合車・ライバル車のオデッセイに見劣りしました。

エスティマはホンダのオデッセイよりも後発車なので、燃費性能や走破性などでも上回って貰いたかったと言うのが、正直な感想です。

スタイリッシュになった内装・インテリアなどはとても良かっただけに、このコストパフォーマンスの悪さは、少々残念でした。
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