怖いと感じたシーンも…|エクストレイルの自動運転で試乗した感想

日産 新型 エクストレイル 2017

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普段使いだけでなく、オフロードでも真価を発揮する日産の人気SUVの
新型エクストレイル(X-TRAIL)が、2017年6月にマイナーチェンジを行いましたね。

先日、マイナーチェンジをして新発売されたこの新型モデルの試乗に
行ってきたのですが、安心感のあるフラットな乗り心地の良さに大感動!

また、高速道路を試乗した際に、この新型エクストレイル(X-TRAIL)に搭載された
単一車線自動運転技術プロパイロット機能も試す事ができたのですが、セレナと
比べて、精度&性能が良くなっているように感じました。

このプロパイロット機能での乗り心地や走破性は概ね大満足なのですが、
高速道路を走行していて、一度ヒヤっとするシーンも…。

自動運転している最中に何が起こったのか?

高速道路で新型エクストレイルに装備された単一車線自動運転技術
“プロパイロット機能”を使った感想を紹介したいと思います。
また、自動運転を使っている時に起こった出来事を包み隠さずお話したいと思います。2017/6/25
Chapter
エクストレイルの自動運転プロパイロット試乗レビュー
自動運転プロパイロット機能を高速道路で使った感想
減加速もとってもスムーズ
プロパイロット機能で運転をしていてヒヤっとした場面も…

エクストレイルの自動運転プロパイロット試乗レビュー

今回マイナーチェンジをした日産の新型エクストレイル(X-TRAIL)に搭載された
自動運転技術”プロパイロット機能”とは、アクセルやブレーキ、ハンドル操作を
クルマ側が自動的に制御してくれる機能の事です。

現時点では車線変更などができないので、このプロパイロット機能を使用できる
状況は限られてしまいます。ただ、高速道路などでこのプロパイロット機能を
試してみると、未来感を十分に感じます。

そんな新型エクストレイル(X-TRAIL)の同一車線自動運転技術の
プロパイロット機能ですが、操作方法・設定方法はとってもカンタン。

■ステップ1:

ステアリングスイッチの右側にあるブルーのプロパイロットスイッチを押し、
スタンバイ状態にする。

新型エクストレイルに装着されているプロパイロットスイッチ
プロパイロット機能のスタンバイ画面
■ステップ2:

ステアリングスイッチのセットスイッチを押す。
そして、自動運転が作動すると、下記のようにグリーンになります。

新型エクストレイルのセットスイッチ
プロパイロット作動中の画面
このようにメーターの中央にあるアドバンスドアシストディスプレイに自動操縦を
しているのか、また、車線や前走車をしっかりと認識しているのかなどが一目で
分かるようになっているので、安心感がありました。

自動運転プロパイロット機能を高速道路で使った感想

今回、私は新型エクストレイル(X-TRAIL)のガソリン車を、高速道路と
一般道あわせて約40分程試乗させてもらったのですが、自動運転で走行
している時の乗り心地&走破性は、思ったよりも良好。

まず初めに良いと思たのは、手動運転から自動運転への切り替えのスムーズさ。

高速道路に乗ってスグに、同乗したスタッフの方の指示に従って、ハンドルの
右側にあるステアリングスイッチ操作して、プロパイロット機能を作動させました。
すると、新型エクストレイル(X-TRAIL)のフロントガラスに設置された単眼カメラが
車線を認識して、スグに自動運転モードに…。

この手動運転から自動運転への切り替えがとっても自然。

自動運転への移行時に変なギクシャク感が全く無く、また、車線の認識もスグに
してくれるので、運転をしていてとても快適でした。

また、自動運転”プロパイロット機能”が作動時のハンドル操作やアクセルワークが
セレナ(SERENA)の時よりもさらに自然&滑らかになった印象が…。

なので、後部座席や助手席に乗っている同乗者は自動運転をしている事に
気づかないのかなと思いました。

運転中に快適に過ごす事ができるこのスムーズな乗り心地や走破性は、
新型エクストレイル(X-TRAIL)の自動運転技術”プロパイロット機能”の
魅力の一つなのかなと思いました。


減加速もとってもスムーズ

新型エクストレイル(X-TRAIL)に搭載されている自動運転技術は、
割りこまれた時や前走車がいなくなった時の加速や減速も取ってもスムーズ。

このクルマに搭載されているプロパイロット機能では、車線変更などで前走車が
現れると、グッと急ブレーキをかけるのではなく、ス~~とゆっくりと滑らかに
自然な減速をしていってくれるので、快適です。

また、前走車がいなくなった時の加速もとってもスムーズ。

前走車がいなくなると、設定した速度まで加速をしていってくれるのですが、
急加速ではなく、ス~~と滑らかにじんわりと加速をしていってくれるのも好印象。

この加速感はまるで熟練のドライバーが運転しているような感じです。

この加減速の滑らかさも新型エクストレイル(X-TRAIL)の自動運転技術
“プロパイロット機能”の安心感や信頼性につながるのかなと思いました。

プロパイロット機能で運転をしていてヒヤっとした場面も…

このように今回の試乗では、新型エクストレイル(X-TRAIL)の自動運転技術
“プロパイロット機能”を満喫していたのですが、ヒヤッとした場面も…。

今回の試乗コースは、高速道路を一区間運転した後、一度、高速を降りて
Uターンをして、もう一度、高速道路を運転をして、ディーラーに戻るコースした。

そして、事件が起こったのは、2度目の高速道路での試乗の時。

Uターンをした後に高速道路に乗って、ディーラーさんの指示通り、ハンドルの
右側にあるプロパイロットスイッチを操作して、自動運転を再開したのですが、
直進をしているのにもかかわらず、ハンドルが勝手に右に傾き、中央車線の方に
ズズズ~~と、寄っていきます。

そして、中央車線を踏みそうになると、新型エクストレイル(X-TRAIL)の安全装備の
一つでもある車線逸脱機能が作動して、強めのチカラで中央車線の方にグググと戻されます。

アドバンスドアシストディスプレイに表示されるプロパイロット画面では、
しっかりと車線を検知していると表示されているのにもかかわらず、なぜか
【中央車線の方に寄っては、戻される。】と言う、フラフラ運転が2~3回
続けて繰り返されました。

私は、セレナ(SERENA)の時も含めて5回ほど自動運転”プロパイロット機能”を
試したのですが、このような挙動をしたのは初めて。

自分の意志とは反して、勝手に中央車線の方向にクルマが寄っていくのは、
少々怖かったです。

また、新型エクストレイルのプロパイロット機能は”自動運転”と謳っていますが、
完全にお任せできるわけではなく、あくまで”運転支援システム”だと言う事を、
改めて強く実感しました。
今回マイナーチェンジをした新型エクストレイル(X-TRAIL)に搭載された
自動運転”プロパイロット機能”を使って高速道路を運転したところ、
このような乗り心地・走破性になっていました。

スムーズな加速や減速など”プロパイロット機能”の基本的な性能や乗り心地は
大満足だったのですが、今回は自分が意図しない挙動をして、ちょっと怖いと
感じる場面もありました。

今回新型エクストレイルに搭載されている自動運転”プロパイロット機能”は
とても良い機能ですが、過信をしすぎるのも良く無いのかなと思いました。
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