チャイルドシートは何歳まで装着するものなの?正しい座り方・選び方は?lチャイルドシートのおすすめ5選もご紹介

チャイルドシートは何歳まで装着するものなの?

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2000年に着用が義務付けられたチャイルドシート。お子さんたちの大切な命を守るためにとても役立つものですが、何歳まで着用が義務付けられているのか知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、チャイルドシートの着用が義務とされている年齢や正しい使い方・選び方について解説します。また、CarMe編集部が厳選するチャイルドシートのおすすめ商品もご紹介しますので、合わせて参考にしてみてください。

CarMe編集部

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Chapter
チャイルドシートの装着は義務付けられている!
チャイルドシートの装着義務違反と免除されるケースは?
チャイルドシートの正しい選び方と使い方
CarMe編集部厳選!チャイルドシートのおすすめ5選
1.Aprica(アップリカ) 「クルリラ プラス 360° セーフティー AB」
2.Joie(ジョイー)「 Arc360°(アーク360°) GT 」
3.Combi「ホワイトレーベル THE S plus」
4.リーマン「カイナ S チャイルドシート」
5.エールベベ「クルット 6i グランス」

チャイルドシートの装着は義務付けられている!

クルマに6歳未満の乳幼児を乗せるのに必要なチャイルドシートですが、装着が義務化されたのは2000年になってからのことでした。

これは海外と比較するとかなり出遅れており、欧州では1980~1990年代、アメリカでは1980年代、オーストラリアでは1970年代にはチャイルドシートの義務化は完了していました。

チャイルドシートが義務化された背景には、1990年代後半の日本国内にてクルマによる事故でお子さんが怪我をしたり、死亡したりするケースが増加してしまったため。

警察庁の発表によれば、6歳未満の児童が死傷した人数は1994年では6,267人に留まっていたのに対して、1998年には9,548人と50%ほども増加しています。

1990年代はクルマによる死傷者数自体は減少の一途をたどっていたものの、児童の死傷者数のみが増えてしまっていたという背景があるのです。

チャイルドシートの装着義務違反と免除されるケースは?

チャイルドシートの着用が義務化されているのは、6歳未満の乳幼児です。

これは道路交通法によって定められており、チャイルドシートの装着を怠った場合は交通違反点数が設けられています。

チャイルドシートの装着義務違反は、道路交通法で言うところの幼児用補助装置使用義務違反に問われることとなり、違反点数は1点に設定されているのです。

ただしチャイルドシートの着用が免除されるケースもあり、免除される状況については、道路交通法の第26条3の2の2にて明確に定められています。

免除されるケースは、下記8つのケースとなります。

・クルマの構造的にチャイルドシートを搭載・固定できない場合
・クルマに乗る乳幼児全員分のチャイルドシートを使うと、定員人数が乗ることができなくなる場合
・チャイルドシートを装着することによって児童の怪我や病気が悪化すると判断された場合
・児童の身体の状態によってチャイルドシートが適切に使用できない場合
・チャイルドシートを使うと授乳等、児童の生活に必要な世話ができなくなる場合
・バスやタクシーに乗る場合
・認可された自家用運送車両に児童を乗せる場合
・児童を病院に乗せて行く、または迷子の児童を保護した場合

そして忘れてはならないのが、チャイルドシートの着用義務は児童の親ではなく、実際にクルマを運転する人間に対して課せられるものであるということ。

友人のお子さんを預かったような状況でも、チャイルドシートは必要なものとなることは覚えておくと良いでしょう。

チャイルドシートの正しい選び方と使い方

お子さんの命を守ってくれるチャイルドシートですが、正しく使用されていなければ効果は大幅に低減してしまいます。

チャイルドシートは、児童の年齢によって1歳未満のベビーシート、1歳から4歳の児童に用いる幼児用、5歳の児童ではジュニアシートと区別されます。

さらに児童の体格によっても適正なシートの種類は異なるので、お子さんの成長と共にシートを選ぶようにすると良いでしょう。

選ぶ目安は、体重が10キロ未満、身長70センチ以内ならベビーシート(乳児用)。乳児期は首が据わっていないため、寝かせるタイプになっています。後ろ向きに使用する「シートタイプ」と、横向きに使用する「ベッドタイプ」とがあります

1歳から4歳の児童で身長65センチから100センチ、体重が9から18キロになったら幼児用シート(幼児用)。幼児の首が据わり、自身で座れることが使い始めの目安
乳児用のものを卒業してから、「前向きシート」として使用します。

身長135以下で体重が15キロから36キロになったらジュニアシートが適当なチャイルドシートとなります。「座面を上げて背の高さを補う」「腰ベルトの位置を子供の腰部に合わせる」ことによって大人用の座席ベルトが使えるようにするものです。

また、JAFと警察庁が毎年調査・発表しているチャイルドシートの着座状況によれば、ベビーシートで57.7%、幼児用シートは67.1%、ジュニアシートで47.9%が不適切な使用状況であったと報告されています。

それぞれ最も多い不適切な使用状況を見てみると、ベビーシートは「ハーネスの締め付け不適正」が57.5%、幼児用シートも同じく「ハーネスの締め付け不適正」で58.3%、ジュニアシートでは「体格不適合」が全体の38.9%を占めています。

実は、この不適正使用されている状況は非常に危険。

事故が発生した際、チャイルドシートが適切に使用されていた場合の児童の致死率は0.03%となりますが、不適正使用時には0.65%と約20倍ほどにまで跳ね上がってしまいます。

お子さんの命を守るためにも、チャイルドシートに児童を固定するためのハーネスは、緩すぎず・ねじれず・適正な位置で占めることが必要なのです。
万が一の時にお子さんの命を守ってくれるチャイルドシートは、身長や体重に合わせて適切なチャイルドシートを着用することで、限りなく安心できる補助装置となってくれます。

お子さんの命はなんに変えても優先されるべきもの。チャイルドシートを正しく使用して、大切な命を守りましょう。
※2021年7月現在

CarMe編集部厳選!チャイルドシートのおすすめ5選

1.Aprica(アップリカ) 「クルリラ プラス 360° セーフティー AB」

Aprica(アップリカ)

Aprica(アップリカ) ISOFIX固定 R129適合ISOFIX固定回転式 クルリラ プラス 360°セーフティー AB Cururila Plus 360°Safety AB ブラックシャドー 0か月~ (1年保証) 2108588

39,800円〜(税込)

コンパクトカーでも車内はゆったり快適!

「クルリラ プラス 360° セーフティー AB」は、新安全基準R129に適合したチャイルドシートです。万一のための安全性と毎日のための快適性を兼ね備えており、新生児から4歳頃まで使えるゆったりイス型回転式チャイルドシート。車への取り付けがカンタン確実なISOFIXタイプです。コンパクトカーで人気の日産ノートでも車内はゆったり快適な空間を維持できます。

メーカー
アップリカ
ブランド
Aprica(アップリカ)
商品モデル番号
2108588
商品の重量
15.1 kg

2.Joie(ジョイー)「 Arc360°(アーク360°) GT 」

Joie(ジョイー)

Joie(ジョイー) ISOFIX固定 回転式チャイルドシート Arc360°(アーク360°) GT サイドプロテクション エンバー 0か月~ (1年保証) 38908

29,800円〜(税込)

ドア側からの衝撃を軽減する新機能搭載!

「 Arc360°(アーク360°) GT 」は、回転式ISOFIX対応の新生児〜4歳頃まで使用可能なチャイルドシートです。従来からある「Arc360°」から安全性をさらに高めて赤ちゃんをしっかり守るため、ドア側からの衝撃を吸収してくれるガードサラウンドセーフティーパネルが新たに装備されました。また、新機能として前向き回転防止ロック機能が装備されているので、ミスユースを防ぎ、確実・簡単にチャイルドシートを取り付けることができます。

メーカー
Joie(ジョイー)
商品モデル番号
38908
商品の重量
12.7 kg

3.Combi「ホワイトレーベル THE S plus」

Combi(コンビ)

ホワイトレーベル THE S plus ISOFIX エッグショック ZB-750

5,140円〜(税込)

ISOFIX対応!軽自動車にもカンタン、確実、ラクラク取り付け!

「ホワイトレーベル THE S plus」は、新安全基準R129対応のチャイルドシートで、エッグショックといわれるコンビ独自の衝撃吸収素材が搭載されています。

また、身長40cm〜105cmまでは、もしもの衝撃から背中で守る「向き合えるベッド型」で使用します。進行方向に対して後ろ向き使用し、背もたれと座面の内角が150度以上寝かせられる構造になっています。背中の広い面で衝撃を分散でき長期間赤ちゃんをしっかり守ることができるのが魅力的なポイントです。

参考年齢
新生児〜4歳頃
対応身長
後向き:40〜105cm/前向き:76〜105cm
対応体重
〜19kg
固定方式
ISOFIX固定
製品重量
13.9kg
‎安全基準
UN R129/03

4.リーマン「カイナ S チャイルドシート」

リーマン

チャイルドシート カイナS (ブラック)

11,980円〜(税込)

使用義務の期間を1台でカバー

対象年齢が0歳~7歳までと、チャイルドシートの使用義務期間をこの1台で済ませることができます。

また、新生児から使えるチャイルドシートの中でも本体重量が5.3kgと軽いので、車2台で使うことを考えている方には付替えが便利です。さらに、軽自動車やコンパクトカーにもおすすめのコンパクトサイズとなっています。

商品名
カイナS
メーカー
リーマン
型式
1029A
重量
5.3 kg
本体サイズ
W.412×D.507×H.617mm
対象年齢(目安)
新生児〜7歳頃
適応体重
25kgまで
取付方法
3点式シートベルトによる固定
ヨーロッパ基準認可番号
E24-040093 (※Eマークあり)
回転機能
なし

5.エールベベ「クルット 6i グランス」

エールベベ(AILEBEBE)

クルット 6i グランス

67,646円〜(税込)

360°安心感で包んだ快適空間

「クルット6i グランス」は安全性と快適性が進化した、新生児から4歳頃まで使える日本製 ISOFIX 回転式チャイルドシートです。側面衝突安全性能が強化されており、新採用の衝撃吸収クッションとヘルメットで側面の衝撃からWで赤ちゃんを守ります。

360度クルッと回転するので赤ちゃんの乗せ降ろしに便利。スムーズで静かな回転は、寝ている赤ちゃんを起こさないようにという心遣いから誕生したやさしい設計です。

対応年齢
新生児〜4歳頃
対応身長
50〜100cm
対応体重
〜18kg
固定方式
ISOFIX固定
製品重量
14.8kg
‎安全基準
ECE-R44(旧基準 ※2023年8月末で生産終了)

※楽天市場では価格、送料、納期やその他の詳細については、商品のサイズや色等によって異なる場合があります。
商品詳細