新しいキャンプの教科書:第3回「テント選びは家選び」

ランタン テント選び

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テントは、キャンプにおける大事なわが家であり、風雨、暑さや寒さ、虫などから身を守る大切なシェルターでもあります。テントの形状やサイズにはいくつものタイプがありますが、ここではシンプルでコンパクトなタイプのテントをご紹介します。オートキャンプ場でよく見る大きなテントに比べると、居住性に劣りますが、設営や撤収がしやすく、身軽さ自由度が特長で初心者には最適です。シンプルなタイプにも、いくつか種類があります。使用する人数やよく行く場所の気候などの環境に合わせて選ぶことをオススメします。
Chapter
形状の違い
本体の違い
設営法の違い
他にもあるテントの種類
編集部まとめ

形状の違い

■ドームテント

現在最もポピュラーなテント形状です。2本~数本のポールで本体を立ち上げる構造で、ポールの配し方の違いで居住性が決まります。最近は壁を高く立ち上げられるタイプも多く、居住性も高いです。大きさは小型から大型まで様々。

■ワンポールテント

真ん中に1本のポールを立てて設営する三角形のテント。その愛らしい形状から人気があります。本体を地面に固定しないと自立しないので設営場所を選びますが、ポールが少ないので比較的軽量でコンパクトに収納できます。壁の立ち上がりが鋭角なので天井が低く、居住性にはやや劣る場合もあります。

本体の違い

■ダブルウォール

本体と防水性のあるフライシートの二重構造となるタイプ。雨、湿気の多い日本では、このタイプが主流で、内側の本体がメッシュのタイプもあります。フライシートの内側が結露しても、寝袋等が直接濡れる心配がないです。

■シングルウォール

フライシートが付属せず、本体だけで防水性をもたせたタイプ。軽量で設営・撤収が簡単で、非自立式のワンポールテントなどに多いです。内側が結露するので寝袋等が触れないように注意しましょう。

設営法の違い

■自立式

本体とポールを合わせれば立ち上がるタイプ。ドームテントの多くは、このタイプです。設営場所に影響されることが少ないので、一般的にはこのタイプが多く使われています。

■非自立式

一部のドームテントやワンポールテントに採用されています。本体を地面に固定しないと立ち上がらないタイプなので、ペグが打てない岩の地面などには設営しにくいです。

他にもあるテントの種類

■軽量コンパクトな山岳用

すべての荷物を背負って歩く登山だけに、山岳用テントには驚くべき軽さのものもあります。小型のものが多いのが特長です。

■居住性重視の2ルーム

いかにもオートキャンプらしい、2部屋続きの大型テント。設営・撤収は少々手間がかかりますが、居住性の高さはピカイチです。

編集部まとめ

テントはキャンプで準備する重要なアイテムのひとつ。最近では寝室とリビングスペースが一体型になった2ルームテントが人気ですが、基本的なテントの目的は寝るための空間になるため、テント選びは慎重にしたいですよね。形状やデザインがカッコイイとか、お洒落という視点で選ぶのも楽しいですが、キャンプは屋外のため天候や気温の変化にも対応できる実用的な視点も必要です。

せっかくのアウトドアライフを楽しく快適に過ごすためにも、キャンプ用品店などで実物のテントを見たり触れたりと、ショップ店員さんやキャンプ経験者に相談しながらテント選びを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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