ゴルフは風が読めたらもっと楽しくなる~風の読み方教えます~

ゴルフ 風

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ゴルフが上手くなってくると、自分のスイングだけではなく、コース内の様々なものが気になってくると思います。バンカーや池などのハザード、ボールのライの状況、コースの傾斜などですね。そういった状況判断をしながらプレーをするのが、ゴルフの醍醐味の一つですし、いわゆるコースマネジメントに繋がります。その中でも”風“は重要なポイントです。気になってくると、気になってしょうがない風の向き。風によっては2、3番手程の距離が変わってきますから、大変重要な判断です。しかしどうやって風を読んだらいいのでしょうか?という事で今回は、風の読み方を説明したいと思います。

文・ゴルフィ公式ライターのrinokam
Chapter
レベル1 体で風を感じる
レベル2 雲の流れや周辺の木や草、隣のホールのフラッグを確認する。
レベル3 コース内の風の流れを読む
番外編 基本の風を確認する
終わりに

レベル1 体で風を感じる

もっとも基本的な風の読み方です。

なんとなく顔に風があたるのを感じたり、後ろから風が吹いているのが理解できたりすれればいいのです。

そして、これはフォローやアゲンストだと、自分で決断できれば、OKです。

また、芝をちぎって空中に散らす方法がありますが、これも一つの方法です。

目で確認ができますし、芝の散らばり方で強さも分かります。

まずは、風を体で感じることが習慣になれば良し、と思ってください。

レベル2 雲の流れや周辺の木や草、隣のホールのフラッグを確認する。

空を見上げて、雲がどちらの方向に流れているか分かりますか?

特に低い位置の雲が、速く流れていたら要注意です。

一番球に影響が出る風です。

更に木や草を見てみると、風で揺れていますね。それを見て、どの方向へ吹いているのか確認してください。

1本の木で分かりにくい場合は、林を見るようにしてください。

横風の判断も、ホールの左右にある林を見ると参考になります。

右の林と左の林のどちらの方がよく揺れていますか?

左の林の方の木が揺れていたら、右からの風が強いという事になります。

さらにホールによっては、隣のホールのピンフラッグが見えるところもあると思います。

隣ホールのフラッグの動きを、普段から見るクセをつけるといいですね。

レベル3 コース内の風の流れを読む

大体の風の流れが掴めてきたら、今度はそのコース特有の風を探します。

例えば、グリーンの後ろに大きな山壁があって、フォローの風が壁にあたって、グリーン周りだけアゲンストになるというようなものです。

結構フォローなのに意外と飛距離が伸びないなどの場合に考えられる状況です。

コースの中にある林の切れ目や谷・山、更には近隣の建物などがコースの風を変えることがあるのです。風の通り道、風の吹き溜まりが分かるようになったら、かなりの上級レベルです。

これは、なかなか難しいのですが、実はキャディさんが情報を持っていることがあります。

毎日同じコースにいるキャディさんが、「何故かここはいつもアゲンストなのよ~」などと言っているのを聞き漏らさないようにしましょう。

体感で感じる風や、雲の流れ・木々の揺れから大まかな流れを感じ、更にコースの中を吹き抜ける風の動きがイメージできるようになったら、完璧です。

番外編 基本の風を確認する

これは、風を読むセンスがなくてもでき、そして非常に役立ちます。

最近は天気予報サイトを見ると、非常にピンポイントな予報をしています。しかも風も確認できますので、ぜひコースの風を調べてください。

時間によっても変化すると思いますが、大体でいいです。

当日、東南の風が吹く予報だったら、コース全体図に大きくマジック等で東南の風を矢印→で書き込んでしまうのです。

各ホールは少しずつ方向が変わりますので、コースの全体図を見ると、どの方向が基本の風の向きかが分かるので、とても便利です。

基本の風が分かると、悩んだ時に決断しやすくなります。

ぜひ試してみてください。

終わりに

プロのトーナメントで、ショートホールになると帯同キャディさんが、突然煙草を吸いだす光景を見ることがあります。

煙草の煙は目で見えますし、かなり上空まで確認する事ができるからです。

もちろん表向きは休憩です。

あまりいい光景ではありませんが、急いで煙草を吸っているキャディさんを見かけたら、「マナーが悪い!」と思う前に、「あぁ、いろいろ大変だな」と、温かい目で見てあげてください。

今回は風の読み方に焦点を当てていますので、飛距離への影響はまた次回にしたいと思いますが、自分自身で風とのバランスを探してみてください。

風を読めたら、もっとゴルフが楽しくなると思いますよ。

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文・文・rinokam【ゴルフィ公式ライター】
某トーナメントコースでのキャディ歴10年で1万人以上のゴルファーを観察。ゴルフの面白さを、キャディとゴルファーの両目線でお伝えします。

(提供元:golfee
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