熟成のM5、M6
更新日:2024.09.09
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究極の快適な大型サルーンでありながら、究極の高性能レーシングセダン。そんな二面性を持つクルマといえば、M5しかありません。最近のセダンはみな高性能ですが、M5はまさに次元の違う1台なのです。
時には狼のような走りも…二面性を備える走り
ルックスは高級サルーンらしく、さほど派手ではありません。エアロバンパーや19インチの大径ホイール、低められた車高などに気づく人はいるかもしれませんが、あくまでさりげない佇まいです。
しかしそのボンネットに収められるエンジンは4.4LのV8ツインターボで、パワーは何と412kW(560ps)/6000rpm、680Nm(69.3kgm)/1500-5750rpm。
しかしそのボンネットに収められるエンジンは4.4LのV8ツインターボで、パワーは何と412kW(560ps)/6000rpm、680Nm(69.3kgm)/1500-5750rpm。
このスーパーカー並みのパワー&トルクを受け止めるのは7速のDCT、そしてアクティブMデファレンシャルです。通常のLSDは内側のタイヤが空転してからロックをするのでどうしても反応が遅れてしまうのですが、このアクティブMデフはDSCと連動して空転を予測し、事前にデフをアクティブにロックしていくことによりロスのないトラクションを引き出します。
サスペンションはアルミ製のアームにM特性のダンパーとスプリング、さらにコンフォート、スポーツ、スポーツプラスとステージによってスイッチひとつでサスペンションの特性を切り替えられるMダイナミック・ダンピング・コントロールを装備。
またDSCの介入を控えめにしてドリフト走行も楽しめるMダイナミックモードなども装備。普段は羊ですが、ドライバーが望めば、すぐに狼に変身する二面性を備えているのです。
サスペンションはアルミ製のアームにM特性のダンパーとスプリング、さらにコンフォート、スポーツ、スポーツプラスとステージによってスイッチひとつでサスペンションの特性を切り替えられるMダイナミック・ダンピング・コントロールを装備。
またDSCの介入を控えめにしてドリフト走行も楽しめるMダイナミックモードなども装備。普段は羊ですが、ドライバーが望めば、すぐに狼に変身する二面性を備えているのです。
Mのレーシングテクノロジーの結晶体
さらに獰猛な狼の資質を持つのがM6です。ハード面はM5と共通ですが、全高が1375mmとM5より95mmも低く、さらにカーボンルーフを採用しているので、重心はグンと低くなっています。
またホイールベースもM5より115mmも短いので、コーナーでの回頭性もさらに優れており、重量もM5より70kgも軽いとあれば、そのスポーツ性能、いや、レーシング性能は一段上のレベルといえるでしょう。
またホイールベースもM5より115mmも短いので、コーナーでの回頭性もさらに優れており、重量もM5より70kgも軽いとあれば、そのスポーツ性能、いや、レーシング性能は一段上のレベルといえるでしょう。
M5、M6ともにさらに上のパフォーマンスを求める人のために、パワーをM5の場合は423kW(575ps)、M6の場合は441kW(600ps)にまで高め、車高10mmダウンのサス、ギヤ比10%アップのステアリング、20インチホイールなどを含む「コンペティションパッケージ」、バネ下が20kgも軽くなるカーボンセラミックブレーキなど、魅力的なオプションも用意されています。
平日はビジネスに、週末はそのままサーキットに、という使い方が本当にできてしまうM5とM6。これぞ「M」のレーシングテクノロジーのなせる技だといえるでしょう。
平日はビジネスに、週末はそのままサーキットに、という使い方が本当にできてしまうM5とM6。これぞ「M」のレーシングテクノロジーのなせる技だといえるでしょう。