M3クーペからM4へ
更新日:2024.09.09
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3シリーズは現行のF80型から、クーペとカブリオレが4シリーズとして独立しました。それに伴って、従来はM3セダン、M3クーペとされていたMが、F80型からはセダンは従来通りM3、そしてクーペはM4という名前になっています。このM4ですが「要はM3のクーペ版だろ」と思われるでしょう。確かにそのとおり。名前はM4となっても、M3とのクーペ版であることに違いはありません。しかし、このボディ形状の違いが、M4の走りに大きな影響を与えているのです。
- Chapter
- わずか45mm差が与える影響
- M4はよりスポーティに
わずか45mm差が与える影響
M3のボディサイズは、全長4685mm、全幅1875mm、全高1430mmです。いっぽうM4は全長4685mm、全幅1870mm、全高1385mmです。全長、全幅はほぼ同じですが、全高はM4のほうが45mmも低いのです。
この45mmの差は大きいです。運動性能の面から考えると、低いスタイルの方が有利なのは当然です。
左右に激しく動くような運動をするときは、自然と身体を低く構えるのと同じことですね。
M4の重心は確実にM3よりも低く、それがコーナーでのステアリングの動きに対する反応などに好影響を与えることは間違いありません。
また車高が低ければ全面投影面積も小さくなりますから、高速性能も上がります。
この45mmの差は大きいです。運動性能の面から考えると、低いスタイルの方が有利なのは当然です。
左右に激しく動くような運動をするときは、自然と身体を低く構えるのと同じことですね。
M4の重心は確実にM3よりも低く、それがコーナーでのステアリングの動きに対する反応などに好影響を与えることは間違いありません。
また車高が低ければ全面投影面積も小さくなりますから、高速性能も上がります。
M4はよりスポーティに
そもそもE30型をベースにした初代M3は、2ドアクーペのみのボディで1985年に登場しました。
その後E36型からセダンボディもラインナップされますが、本来はグループAのホモロゲーションモデルとして誕生した出自を考えれば、クーペこそがM3の基本スタイルなのです。
ですからM4は「4」の名になったとはいえ、M3のコンセプトの正統な後継車であると言えるでしょう。
現行のM3のトランスミッションには7速DCTしか用意されないのに、M4には7速DCTに加えて6速MTも用意されていることを見ても、BMWはM4の方によりスポーティな性格を与えているということがわかります。
その後E36型からセダンボディもラインナップされますが、本来はグループAのホモロゲーションモデルとして誕生した出自を考えれば、クーペこそがM3の基本スタイルなのです。
ですからM4は「4」の名になったとはいえ、M3のコンセプトの正統な後継車であると言えるでしょう。
現行のM3のトランスミッションには7速DCTしか用意されないのに、M4には7速DCTに加えて6速MTも用意されていることを見ても、BMWはM4の方によりスポーティな性格を与えているということがわかります。
車高が低くなることで居住性は多少M3より劣りますが、それでも天井高は十分。
またホイールベースはM3もM4も同一なので、乗り込んでしまえば足元空間などはM3と変わらない広さがあります。
実用上でのネガは、定員が4名になることくらいでしょうか。
でも乗用車に5名フル乗車することって、ほとんどありませんよね。
またホイールベースはM3もM4も同一なので、乗り込んでしまえば足元空間などはM3と変わらない広さがあります。
実用上でのネガは、定員が4名になることくらいでしょうか。
でも乗用車に5名フル乗車することって、ほとんどありませんよね。