車の最高速度のギネス記録はどのくらいなの?
更新日:2024.09.09
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世界最速のクルマ、その称号にはやはり敬意と憧れがありますよね。もちろん、速さの定義はさまざまではありますが、今回は2018年2月時点の最高速No.1のクルマについて触れてみましょう。
記録、それは破られる為にある…苛烈なギネス記録への挑戦
2005年、ブガッティが「ヴェイロン」を発表した際は、大きな衝撃が走りました。市販車として400km/hを超える、というのは多大なインパクトだったのです。
その後、ヴェイロンはブラッシュアップを進め、2010年に「ヴェイロン 16.4 スーパースポーツ」が431.072km/hという記録を樹立、世界最高速のクルマの称号を勝ち取っています。今後、後継モデルのシロンが、その記録を抜くのは間違いないとされています。
しかし、2018年2月時点での世界最速のクルマはブガッティのモデルではありません。では、現在のギネス記録の市販車は?
その後、ヴェイロンはブラッシュアップを進め、2010年に「ヴェイロン 16.4 スーパースポーツ」が431.072km/hという記録を樹立、世界最高速のクルマの称号を勝ち取っています。今後、後継モデルのシロンが、その記録を抜くのは間違いないとされています。
しかし、2018年2月時点での世界最速のクルマはブガッティのモデルではありません。では、現在のギネス記録の市販車は?
ヴェイロン 16.4 スーパースポーツ
苛烈な400km/hオーバーバトル!
現在、市販車世界最速のレコードを持っているのは、ケーニグセグのハイスペックなスーパースポーツ、アゲ―ラをさらにチューニングした「アゲ―ラRS」で、447km/hです。(2017年11月4日樹立)
■アゲ―ラRS スペック
エンジン…5.0L V型8気筒ツインターボエンジン
最高出力…865kW(1,160bhp)/7,800rpm
最大トルク…1,280Nm/4,100rpm
車両重量…1395kg
凄まじいスペックを誇るアゲ―ラRS。しかし、その天下も長くは続かないかもしれません。
■アゲ―ラRS スペック
エンジン…5.0L V型8気筒ツインターボエンジン
最高出力…865kW(1,160bhp)/7,800rpm
最大トルク…1,280Nm/4,100rpm
車両重量…1395kg
凄まじいスペックを誇るアゲ―ラRS。しかし、その天下も長くは続かないかもしれません。
アゲ―ラRSを凌ぐ、世界最速の市販車が現れた…!
現在、ギネスレコードは先に述べたアゲ―ラRSの447km/hです。しかし、すでにこの記録は破られている…のかもしれません。
というのも、2017年10月のSEMAショーにて発表された、ヘネシー ヴェノムF5は、最高速301mph(約484km/h)と発表されたのです。
■ヘネシー・ヴェノムF5 スペック
エンジン…アルミ製7.4リッターV8ツインターボ
最高出力…1,193kW(1,600bhp)
最大トルク…179.4kgm
車両重量…約1,338kg
ギネスへの申請を行うのかは不明ですが、潜在的スペックがアゲ―ラRS以上なのは間違いないでしょう。
気になるのは、24台のみの生産という点。ギネス認定規定における市販車とは、”最低30台販売されていること”とのことなので、あと6台以上を追加生産しなければ、ギネス認定はいまのところ不可能なのです。
というのも、2017年10月のSEMAショーにて発表された、ヘネシー ヴェノムF5は、最高速301mph(約484km/h)と発表されたのです。
■ヘネシー・ヴェノムF5 スペック
エンジン…アルミ製7.4リッターV8ツインターボ
最高出力…1,193kW(1,600bhp)
最大トルク…179.4kgm
車両重量…約1,338kg
ギネスへの申請を行うのかは不明ですが、潜在的スペックがアゲ―ラRS以上なのは間違いないでしょう。
気になるのは、24台のみの生産という点。ギネス認定規定における市販車とは、”最低30台販売されていること”とのことなので、あと6台以上を追加生産しなければ、ギネス認定はいまのところ不可能なのです。
400kmオーバーマシンを悩ませる、ある問題
いまや世界のスーパースポーツマーケットは、400km/hオーバーマシンが群雄割拠といった状況であり、こうした凄まじい記録はクルマ好きのみならずロマンを感じるものです。
空力、パワー、トラクション、さまざまな要素を高めていけば、今後この最高速記録は青天井に伸びていくのでは…なんて妄想もしてしまいますが、そこに水をさすのがタイヤの問題です。
現在、450km以上の最高速に耐えうる市販車用タイヤがなかなか無い、という問題があるようなのです。クルマの進化同様、タイヤの進化もこの最高速記録には非常に重要なのは間違いなさそうです。
環境意識の高まりによるエコカーの台頭が進み、市販車においては出力よりも環境性能を語る機会が多くなっています。
しかし、こうした未知の領域に挑むクルマ、メーカー、パイロットには、ある種の敬意、そしてロマンを感じます。いつの時代になっても、こうした挑戦を、メーカーには続けて欲しいですね。
空力、パワー、トラクション、さまざまな要素を高めていけば、今後この最高速記録は青天井に伸びていくのでは…なんて妄想もしてしまいますが、そこに水をさすのがタイヤの問題です。
現在、450km以上の最高速に耐えうる市販車用タイヤがなかなか無い、という問題があるようなのです。クルマの進化同様、タイヤの進化もこの最高速記録には非常に重要なのは間違いなさそうです。
環境意識の高まりによるエコカーの台頭が進み、市販車においては出力よりも環境性能を語る機会が多くなっています。
しかし、こうした未知の領域に挑むクルマ、メーカー、パイロットには、ある種の敬意、そしてロマンを感じます。いつの時代になっても、こうした挑戦を、メーカーには続けて欲しいですね。