アクアトンネルに滑り台!? どこにある?

東京湾アクアライン

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神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾アクアラインは、川崎側の東京湾アクアトンネルと、木更津側のアクアブリッジ構成されています。そのアクアトンネルには、滑り台があると言いますが、実際に見たことがあるという人はほとんどいません。では、本当に滑り台があるのでしょうか?また、なんのために設置されているのでしょうか?
Chapter
アクアトンネルとは?
トンネルの非常口はどうなってる?
アクアトンネルの避難経路はどこにある?

アクアトンネルとは?

東京湾アクアラインは神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ約15.1 kmの高速道路で、川崎側の約9.5 km区間をアクアトンネルと呼び、木更津側の約4.4 km区間はアクアブリッジと呼ばれています。

東京湾を跨ぐアクアラインからは、季節ごと、時間ごとに表情を変える絶景を見ることができます。ドライブにうってつけのルートで、中間には海ほたるパーキングエリアもあります。

トンネルの非常口はどうなってる?

そんなアクアトンネルには、滑り台があると言われていますが、普段は見ることができません。もちろん、遊具としての滑り台ではなくて緊急脱出用の滑り台なのです。

みなさんも高速道路のトンネル内で、非常口のサインを見たことがあるかと思いますが、一般的にトンネル内で事故や災害が発生した際、安全に避難できるよう、長大なトンネルには非常口がいくつか設けられています。

その非常口は、トンネルの場所や条件にもよって、避難坑と呼ばれる非常用トンネルや、反対車線のトンネルに抜けられるようになっています。

しかし、アクアトンネルは海底に通されたトンネルであるため、山間部と同じように避難経路をつくることはできません。では、避難経路はどこにあるのでしょうか?

アクアトンネルの避難経路はどこにある?

写真提供:NEXCO東日本

アクアトンネルの非常口は、300m置きに、片側で33箇所設置されています。この非常口が避難経路に通じています。

その避難経路は、通常、車両が通行している道路の下にあります。じつはアクアトンネルは2階建て構造になっており、上側を高速道路に、下側を避難経路に割り当てられています。この下の階は3つの空間に分かれており、真ん中が緊急避難経路となっています。

つまり、一般道から避難する際には、下の階層の避難経路に降りる必要があり、その際の安全対策として小さな子供からお年寄りまで安心して利用できる滑り台が設けられているのだそうです。

ちなみに、この避難経路は消防車や救急車も通行できるようになっているのですが、サイズの問題で大型車は通れないため、専用の消防車や救急車が用意されているのだそうですよ。

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