兄弟車のトヨタ ハリアーとレクサスNX。その違いは?

レクサス NX 2017

トヨタとレクサスには、兄弟関係にあるモデルが多く見られます。なかでも、両ブランドともに人気なのが、ハリアーとNXの2台。この兄弟車は何がどう違うのでしょうか?

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トヨタ ハリアーとレクサス NXの概要
ハリアーとNXの違いは?

トヨタ ハリアーとレクサス NXの概要

トヨタ ハリアーの初代モデルの誕生は1997年12月。2003年2月には2代目へとモデルチェンジされ、2013年7月まで約10年間製造されました。そのなかで、レクサス版としてRXが2009年1月より販売開始。2015年10月には2代目へとモデルチェンジされました。

レクサス RX登場以来、ハリアーの人気は下降し、生産終了となり、その座はレクサス RXへと受け継がれました。

ところがハリアーは、生産終了してから5ヶ月目の2013年12月、販売店の強い要望もあり、現行型となる3代目に進化。先代モデルよりダウンサイジングされた3代目は、RAV4/クルーガーのプラットフォームをベースに開発されました。その3代目ハリアーのレクサス版がNXで、日本では2014年7月に発売されました。

それでは、ハリアーとNXの違いを見ていきましょう。

ハリアーとNXの違いは?

トヨタ ハリアー

レクサス NX

ボディ剛性の違い

トヨタ車をレクサス車にお色直しするに当たり、トヨタはホワイトボディから見直しを図るケースが多く見受けられます。NXでは、レクサス車標準とも言えるレーザー溶接と構造用接着剤を使用し、軽量かつ高剛性なボディを作り上げています。

対するハリアーのボディ製法は明らかにはなっていないものの、2017年6月のマイナーチェンジで登場したハリアーのターボモデルの開発秘話によると、『同じシャーシを使用したNXのターボユニットなら簡単に移植できると考えていたところ、実際には各部から振動やビビリ音が出てきた。結局、補強材を入れることでボディ剛性を確保した』とのこと。

このインタビューからわかるように、ハリアーはNXよりボディ剛性が劣るようです。

ボディ剛性が劣ることで、快適な乗り心地が総合的に失われます。ボディそのものの完成度が高いのは、NXと言えそうです。

搭載エンジンの違い

搭載エンジンは、ハリアーに2.0L直4、2.0L直4ターボと2.5L直4ハイブリッド。NXには、2.0L直4ターボと2.5L直4ハイブリッドが用意されています。

このうち、2.0L直4ターボと2.5L直4ハイブリッドは共通ですが、2.0L直4ターボは、ハリアーが170kW(231ps)/5,200-5,600rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,650-4,000rpmであるのに対し、NXでは最大トルクは同じものの最高出力は175kW(238ps)/4,800-5,600rpmとなっています。

前項で触れたボディ剛性確保のためか、ハリアー用はNX用と比較して、多少デチューンされている印象を受けます。じつはハリアーにはターボエンジン搭載は予定されておらず、そのためのボディ剛性不足であったようです。実際、当初より搭載されている2.5Lハイブリッドでは、ハリアーとNXで出力値に違いは見られません。

質感の違い

一般的にボディ剛性の高さは、車両に運転時の爽快感や快適な乗り心地を与えます。この点で自動車の本質的な質感はNXがハリアーに勝っているといえます。

さらに内装の質感の高さでは、NXに軍配が上がります。好みはあるでしょうが、本革を中心に内装を設えたNXとファブリックと合成皮革のコンビネーション内装のハリアーでは、NXのほうが質感が高いと言わざるを得ません。

価格の違い

ハリアーの販売価格は、NAモデルが2,949,480〜3,780,000円、ターボモデルが3,380,400〜4,050,000円、ハイブリッドが3,774,600万円〜4,604,040円。

NXは、ターボのNX300が4,400,000〜5,320,000円、ハイブリッドのNX300hが5,040,000~5,960,000円です。NXはプレミアムモデルであるだけに、価格もハリアーよりプレミアムな設定ですね。


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