ファブリック、レザー、アルカンターラ…車のシート各種のメリット・デメリット
更新日:2024.09.09
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自動車のシート表皮には、大きく分けてファブリックと本革、人工皮革の3つがあります。各種のメリット・デメリットを把握したうえで、シート選びをしていますか?今回は、いまさら聞けないシート表皮のメリット・デメリットをまとめてみました。
ファブリックシートとは?
ファブリックとは英語で、生地や布地、織物の意味です。ファブリックシートは、文字通り難燃性化学繊維でできた布地が採用されています。
ファブリックシートのメリット
●価格が安い
自動車室内用素材としてはもっとも多く使われており、よほど特殊なものでない限り、低コストで調達することが可能です。乗用車のベースグレードに多く採用されています。
●機能性が高い
生地・布地はレザーに比べて耐久性が高く、通気性も良いので、多湿な日本では蒸れにくいというメリットがあります。それでいて保温性が高く、冬場にシートから冷えを感じることもありません。
●手入れが不要
ファブリックは、耐候性にも優れているので、メンテナンスは不要です。
自動車室内用素材としてはもっとも多く使われており、よほど特殊なものでない限り、低コストで調達することが可能です。乗用車のベースグレードに多く採用されています。
●機能性が高い
生地・布地はレザーに比べて耐久性が高く、通気性も良いので、多湿な日本では蒸れにくいというメリットがあります。それでいて保温性が高く、冬場にシートから冷えを感じることもありません。
●手入れが不要
ファブリックは、耐候性にも優れているので、メンテナンスは不要です。
ファブリックシートのデメリット
●汚れがつきやすい
コーヒーなどをこぼしてしまうとシミになったり、ホコリを吸収しやすい、ペットの毛などがつきやすいという特徴があります。
●高級感が低い
メーカーの戦略もあるのかもしれませんが、ファブリックが上級グレードに採用されることは少ないですね。
コーヒーなどをこぼしてしまうとシミになったり、ホコリを吸収しやすい、ペットの毛などがつきやすいという特徴があります。
●高級感が低い
メーカーの戦略もあるのかもしれませんが、ファブリックが上級グレードに採用されることは少ないですね。
本革シートとは?
本革シートとは、動物の革をなめし、色付けをした革をシート表皮に使用しています。
本革シートのメリット
●高級感が高い
本革は、古くから高級ソファーにも使用されている素材なので、高級感を感じる方は多いと思います。
●水濡れに強い
もともと動物の革なので、長時間放置しない限り、液体汚れやシミにはなりづらい。また、ホコリや動物の毛なども取り除きやすくなります。
●経年変化を楽しめる
本革製品を長年愛用していると発生する、色褪せや本革の軟化も本革ファンにはたまりませんね。
本革は、古くから高級ソファーにも使用されている素材なので、高級感を感じる方は多いと思います。
●水濡れに強い
もともと動物の革なので、長時間放置しない限り、液体汚れやシミにはなりづらい。また、ホコリや動物の毛なども取り除きやすくなります。
●経年変化を楽しめる
本革製品を長年愛用していると発生する、色褪せや本革の軟化も本革ファンにはたまりませんね。
本革シートのデメリット
●価格が高価
本革そのものが高価であるうえに、後述するシートヒーターなども搭載する場合が多く、ファブリックシートよりも10万円単位で高額になります。
●通気性が悪い
まったく無いわけではないのですが、ファブリックに比べると通気性は劣ります。多湿な日本ではすぐに蒸れること、確実ですが、現在はその解決策としてファンを内蔵したシートが用意されています。
●耐久性が低い
使うことでシワができたり、こすれたり。それらを味と感じることができなければ、経年変化はデメリットかもしれません。
●冬は冷たい
冬場、本革シートに座ると、ヒヤリとします。これを防ぐため、シートヒーターが内蔵された革シートが増えています。
本革そのものが高価であるうえに、後述するシートヒーターなども搭載する場合が多く、ファブリックシートよりも10万円単位で高額になります。
●通気性が悪い
まったく無いわけではないのですが、ファブリックに比べると通気性は劣ります。多湿な日本ではすぐに蒸れること、確実ですが、現在はその解決策としてファンを内蔵したシートが用意されています。
●耐久性が低い
使うことでシワができたり、こすれたり。それらを味と感じることができなければ、経年変化はデメリットかもしれません。
●冬は冷たい
冬場、本革シートに座ると、ヒヤリとします。これを防ぐため、シートヒーターが内蔵された革シートが増えています。
人工皮革の代表、アルカンターラとは?
アルカンターラとは、東レが開発したスウェード調人工皮革のブランド名ですが、現在はイタリア製をアルカンターラ、日本製をウルトラウェードと使い分けています。
アルカンターラのメリット
●耐久性が高い
アルカンターラはマイクロファイバー素材で作られた化学繊維なので、基本的にはファブリックと同じく耐久性に優れています。
●通気性が高い
ファブリック同様通気性に優れ、蒸れにくく多湿な日本には適した素材です。
●質感が柔らかい
スウェードやバックスキンを模した素材で、触れた感じが柔らかく、ホールド性にも優れています。
●汚れに強い
本革と比較すると、汚れやシミが付着しづらい特徴があります。
●保温性が高い
ファブリック同様保温性が高く、冬場でも本革のような冷感を感じません。
●難燃性が高い
ファブリックや本革と比較すると、燃えにくい素材です。万がいちの場合、内装が燃え出すまでの間に、脱出もできるでしょう。
●高級イメージが強い
アルカンターラを自動車内装材として初めて使用したのは、イタリアの高級車ブランド、ランチアのテーマでした。そのためアルカンターラには高級ブランドのイメージが確立し、2017年現在でも高級車に使用されています。
アルカンターラはマイクロファイバー素材で作られた化学繊維なので、基本的にはファブリックと同じく耐久性に優れています。
●通気性が高い
ファブリック同様通気性に優れ、蒸れにくく多湿な日本には適した素材です。
●質感が柔らかい
スウェードやバックスキンを模した素材で、触れた感じが柔らかく、ホールド性にも優れています。
●汚れに強い
本革と比較すると、汚れやシミが付着しづらい特徴があります。
●保温性が高い
ファブリック同様保温性が高く、冬場でも本革のような冷感を感じません。
●難燃性が高い
ファブリックや本革と比較すると、燃えにくい素材です。万がいちの場合、内装が燃え出すまでの間に、脱出もできるでしょう。
●高級イメージが強い
アルカンターラを自動車内装材として初めて使用したのは、イタリアの高級車ブランド、ランチアのテーマでした。そのためアルカンターラには高級ブランドのイメージが確立し、2017年現在でも高級車に使用されています。
アルカンターラのデメリット
●価格が高価
アルカンターラは本革以上の高級素材とされており、ベースグレードにファブリック、中間グレードに本革、最高級グレードにアルカンターラを素材としている車種も少なくありません。アルカンターラが高価な原因は、製造コストの高さです。
ファブリック、本革、アルカンターラと各シート表皮で、それぞれメリット・デメリットがあります。しかし、シート表皮も嗜好品で、ユーザーにより好き嫌いがあって当然なのです。各シートの特徴を把握したうえで、お好みのシート表皮を注文しましょう。
アルカンターラは本革以上の高級素材とされており、ベースグレードにファブリック、中間グレードに本革、最高級グレードにアルカンターラを素材としている車種も少なくありません。アルカンターラが高価な原因は、製造コストの高さです。
ファブリック、本革、アルカンターラと各シート表皮で、それぞれメリット・デメリットがあります。しかし、シート表皮も嗜好品で、ユーザーにより好き嫌いがあって当然なのです。各シートの特徴を把握したうえで、お好みのシート表皮を注文しましょう。