820馬力の911ターボ!? 独ゲンバラの驚異のチューンを紹介

ポルシェ911 ターボ

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RUFと並び称される、ポルシェのチューニングメーカー「ゲンバラ」がスイスのジュネーブモーターショー2017にて、また凄まじいモデルを発表しました。
Chapter
820馬力を発揮するモンスター911「アヴァランシェ」
ノーマルのポルシェ911ターボのスペックは…?
数奇な運命を辿るチューニングメーカー、ゲンバラとは

820馬力を発揮するモンスター911「アヴァランシェ」

ドイツのチューニングメーカー、ゲンバラ(EMBALLA GmbH)がジュネーブモーターショー2017で、凄まじいチューニングマシンを発表しました。

そのなかでも最強といえるのが、ポルシェ911ターボを過激にカスタマイズした「アヴァランシェ(AVALANCHE)」です。ゲンバラのフラッグシップともいえるアヴァランシェは、今回のモデルで3代目。歴代最強のモデルに仕上がっています。

そのスペックは、最高出力820hp、最大トルク950Nm/3,100-5,000rpmという凄まじいもの。先代のアヴァランシェが、671hp、925Nmというスペックでしたから、出力で149hp、トルクで25Nmアップしているわけです。

この新型アヴァランシェの詳しいスペックについては、まだ明らかになっていませんが、先代が最高速337km/h、0-100 km/h加速2,9秒という数値でしたから、これを超えるのは間違いなさそうです。

また、スペックだけでなく、ゲンバラらしい過激なエクステリアも話題になっています。押しの強さを増したフロントマスクもさることながら、巨大化されたリアウイングは凄まじい迫力を感じさせます。4本出しマフラーは、ジェット戦闘機の噴出口さながら。

いったいどんな加速性能なのか、またどんなカスタマイズが施されているのか、非常に気になるところではないでしょうか。

ノーマルのポルシェ911ターボのスペックは…?

現行911ターボのスペックは、

・最高出力397kW (540ps)/6,400 rpm
・0-100km/h加速(スポーツクロノパッケージ装着時)3.0 秒
・最高速度320 km/h

これだけのスペックを誇る911ターボをカスタマイズするのですから、当然モンスターマシンに仕上がるわけです。しかしベース車からさらに280馬力もUPさせるのは並大抵ではありませんね。

ノーマルでも0-100加速が3秒ですから、ゲンバラ アヴァランシェは2.5秒ほどのタイム、あるいはもっと…なのかもしれません。

おいそれと手を出せる価格帯のモデルではありませんが、非常にロマン溢れるチューニングカーを提示してくれるブランドが、ゲンバラといえるのではないでしょうか。

数奇な運命を辿るチューニングメーカー、ゲンバラとは

1972年、ウーヴェ・ゲンバラ氏(Uwe Gemballa)がドイツ・シュトゥットガルト近郊で創業したのがゲンバラのスタート。その後、ポルシェを始めとしたのスポーツカーをメインにチューニングし、そのエッジの利いた、またどこかエレガンスも感じさせるカスタマイズモデルで名を馳せるようになります。しかし2010年にゲンバラ氏が亡くなったことにともない倒産。同年8月に新生ゲンバラとして経営が再開されました。

今回のジュネーブモーターショーでは、「アヴァランシェ」の他に、「ミストラル」と名付けられた745hpを発揮するパナメーラ、「ミラージュ GT カーボンエディション」と名付けられた670hpを発揮するカレラGTも展示しています。

苦難を乗り越え、久々に表舞台で新たなモデルを発表したゲンバラ。今後も尖ったカスタムモデルで、私達にロマンを感じさせて欲しい、そんな存在のブランドなのです。

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