旧NSXが「日本車で唯一のスーパーカー」と呼ばれた3つの理由
更新日:2020.01.06

ホンダ 初代NSXは1990年に販売が始まり、2005年まで生産が続きました。約15年に渡って愛されてきたNSXは「日本車で唯一のスーパーカー」と呼ばれています。NSXがこのような誉れ高い称号を持っている理由とは何なのでしょう?
アルミ製のボディ、手作業による製造
NSXのトピックは、世界初のオールアルミニウムモノコックボディでした。 ボディをアルミ製にすることで、軽量かつ剛性の高いものになりますが、その分コストがかかります。アルミは、スチールよりも溶接が難しいという特徴があるため、当時の市販車では、他にこのような車はありませんでした。
またNSXの生産は、ほとんどの工程を手作業で行っており、材料コストも作業コストもかかっている車です。
またNSXの生産は、ほとんどの工程を手作業で行っており、材料コストも作業コストもかかっている車です。
当時の国産スポーツカーで最高峰の価格!!
初代販売時の価格は、当時の国産車の中で最高峰となる800万円。ユーノス ロードスター、日産 シルビア、トヨタ ソアラなど、当時スポーツタイプとして認識されていた車を上回る価格が設定されました。
それだけ高額にもかかわらず、バックオーダーが大量に発生し、なかにはホンダの北米向け高級ブランド「アキュラ」で販売していたNSXの逆輸入モデルを購入するユーザーもいたそうです。
それだけ高額にもかかわらず、バックオーダーが大量に発生し、なかにはホンダの北米向け高級ブランド「アキュラ」で販売していたNSXの逆輸入モデルを購入するユーザーもいたそうです。
<次のページに続く>
- 次ページ
- 目標としていたフェラーリに影響を与える