スズキ カプチーノの後継車は本当に出るのか!? 発売を可能にする5つの要素とは?

ダイハツ コペンが無事モデルチェンジを果たし、ホンダはビートの後継たるS660を世に放ったことで軽スポーツが再ブレイク。

元祖平成ABCトリオの再来か!?の様相で、マツダは軽から手を引いてるけれど、スズキにはかつてカプチーノがあり復活の噂で賑わっています。本当にカプチーノは復活するのでしょうか。

Chapter
スズキ カプチーノ後継車の噂が出てきた!
カプチーノは本当に後継車を出せるのか
①コンポーネントは揃っている
②S660の購入に踏み切れないユーザーをキャッチ!
③アルトの軽量化技術を流用できる
④トップは割り切りでポジティブに作用する
⑤スポーツカーは見た目が命!?デザイン重視のバレーノと連動できる
先行するライバルたちと明確にできるポジショニング

スズキ カプチーノ後継車の噂が出てきた!

ベストカー2月10日号で予想CGイラストがスクープされたのを皮切りに、カプチーノ後継車の噂がワンサカでてきました。 本当に現実味を帯びてくるには、カモフラージュを施したテスト車両が巷に出てきたり、テストコースを走る様子が出てくるのですが、竜洋のテストコースでも目撃情報は出てきていません。

スズキ自身、カプチーノ後継車を出しますよ、とリリースしたわけでもなく、モーターショーでもコンセプトカーが出たわけでもないので、あくまで憶測の記事がポンポンでているのが現状ですが、それだけ期待されているという証でしょう。

この予想CGイラストというのがクセモノで、一個人がパソコンとネットワーク、技術さえ持っていれば簡単に世間に流布できます。メディアの常套手段で、「入手!」という文言が使われますが、それがメーカーから漏れたのか、情報筋から入手したのか、ネットで拾っただけなのか不明です。

これらはメーカーにとっては迷惑な反面、勝手にティーザー効果も生まれることも思いつつ、あくまで外野がワイワイやる分にはタブロイド誌の如く楽しませてもらっているのが客観的事実です。

カプチーノは本当に後継車を出せるのか

スズキにとってみればもちろん、売れれば出したいでしょう。問題は思うように売れなかった場合です。万が一上手く行かなければ多大な損益を被るわけですから、慎重にならざるを得ません。

しかし、市場を見てみるとカプチーノの後継が出てきてもおかしくない様相です。まず一つに、ダイハツが一旦生産終了したコペンをモデルチェンジして復活させました。次に、ホンダからはビートの後継たるS660が登場。ホンダのS660が話題を総ナメにしたことは記憶に新しいです。ニューモデルがカー・オブ・ザ・イヤーなどの受賞やノミネートされると、販売に大きく寄与すると言いますから、惜しくも2位だったS660をスズキが見れば、「イケるな」ということになるわけです。

ターゲットは趣味性の高い車種ですから、時間とお金のあるシニア世代でしょう。当然、若い人にも売り込んでいくことでしょうけど、ファミリーカーとしてなり得ないため、それなりにパイは決まっていると言えます。

スズキが圧倒的シェアをとっているインドの市場では軽スポーツの需要はありません。発売される場合は日本専用車になるではないでしょうか。日本市場は縮小していますから、おそらく相当厳しい目を向けられることになります。膨大な開発費用を始め、生産コスト、在庫リスク、宣伝広告費などを勘案してどうか、という議論になるでしょう。

しかし、ポジティブ材料は沢山あります。ここのところ、スズキは新型車投入ラッシュですし、ハスラーやアルトなど企画にもの言わせてヒットを飛ばしています。当然、カプチーノも企画ありきのクルマなので、スズキにとっては脂が乗った状態ですよね。

①コンポーネントは揃っている

アルトターボRS

カプチーノ後継が出せると考えられる理由は5つあります。まず1つ目は、アルト ターボRS/アルトワークスの車体、コンポーネントがそのまま流用できる点です。しかもアルト ターボRSとワークスは評価がとても高い。始めターボRSが出て、MTを望まれたのでわざわざ新設計のクロスレシオミッションを作って、アルトワークス復活とホットモデルを二本立てするなんて粋な計らいです。このミッション、使わない手はありません。

駆動方式はFRにできない点は残念ですが、アルトには4WDの設定があることから、4WDにすればコペン、S660にない特徴が出せます。あとはグレード設定。カプチーノ後継でも、アルトに習って性格の異なる2グレードくらいは期待できます。(※画像はアルトターボRS)




②S660の購入に踏み切れないユーザーをキャッチ!

ホンダ S660

S660はエンジンが背中に位置するミッドシップレイアウトのため、ただでさえ寸法がキッツキツの軽規格では事実上トランクがなく、これがネックで購入をためらうユーザーは実際多いです。カプチーノ後継は現実的にフロントエンジンでしょうから、背中にまともなトランクスペースを確保できます。

③アルトの軽量化技術を流用できる

アルトワークス

アルトをベースにするなら、アルトの車重が650キロと異様に軽いことからカプチーノ後継は先行するコペン、S660に対し軽くできると勝手に予想します。S660とコペンは800キロ台。アルトの技術があれば、700キロ台に収められればライバルに差をつけられます。(※画像はアルトワークス)

④トップは割り切りでポジティブに作用する

コペンの特徴は電動ハードトップ、S660は硬派な巻き取り式です。カプチーノはフルオープン、タルガ、Tバールーフの組み合わせができました。カプチーノ後継はS660に習いタルガトップでいきたいと思います。

電動トップはコペンと住み分け、タルガであればトランクスペースの確保、電動トッルーフの開口部はショートに出来るので、剛性確保にも貢献しますし、ルーフの収納スペース少なくできるため、よりアルトのポテンシャルを生かせることを考えると、硬派な取り外し式になるような気がします。

⑤スポーツカーは見た目が命!?デザイン重視のバレーノと連動できる

CARトップのイラストから見るに、デザインはバレーノからのデザインテーマは水の流れを表現した「リキッドフロー」が採用されています。これはスイフトより上級の位置付けとしたバレーノのエレガンスなデザインを日本市場で定着させたい狙いがあるのではないでしょうか。カプチーノのスポーツカーシルエットに「リキッドフロー」の流れるデザインは映えるし、連動させることで定着化と存在感のアピールができます。

表立って言われていませんが、アルトのデザインは日産・アウディ出身のデザイナー、和田智氏が現在、スズキ車に加担しているようです。サイドのラインなんかは、確かにアウディA5を彷彿とさせますね。

先行するライバルたちと明確にできるポジショニング

以上のことから、先行するコペン、S660に対し違うものが出来る説明ができました。ポジショニングとしては丁度S660とコペンの中間でしょうか?FFベースで軽量ということならアルトのハンドリングに準じることができますし、室内とトランクの確保も可能。タルガトップにすることでトランクへの犠牲を最小限にしてオープンエアも楽しめ、同時に荷物も積める。

価格は台数が少ない分、少々高めの200万円そこそこでしょうか?当然コペン、S660のゾーンに合わせるでしょう。いいことずくめのように書いていますが、予想するのは勝手ですしタダですので楽しいものです。果たして本当にカプチーノ後継は出てくるのでしょうか。期待したいところです。