最高出力1800馬力のケーニグセグ・レゲーラ…なぜこれほどのパワーが出せるのか?

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「ケーニグセグ」は、スウェーデンで設立されたスーパーカーを専門としたメーカー。1994年設立と若いメーカーですが、2005年に発売された「CCR」は、806馬力の出力と最高速度395㎞/hを記録し、当時の世界最速の市販車となりました。

そんな同メーカーから発表されたニューモデル「レゲーラ」は、CCRに負けない現代のハイスペックスーパーカー。その内容は馬力だけではありません。最新のスーパーカーはどのような秘密が隠されているのでしょうか。
Chapter
ケーニグセグ「CCR」
スーパーカーのHVシステム
レゲーラは何がスゴイのか?
速さだけじゃないレゲーラの魅力

ケーニグセグ「CCR」

ケーニグセグの名を世界中に広めたCCRは、2016年の基準で見ても、比類なきスーパーカーです。

アルミニウムとカーボンファイバーで構成された超軽量ボディは、わずか1180㎏。2000cc4気筒クラスのスポーツカーですら、1200㎏超の車重となることを考えると4.7LのV8エンジン搭載車としては驚異の超軽量モデルと言えるでしょう。

2基のスーパーチャージャーで加給されたアルミ合金製のエンジンからは、806馬力の出力を発生。0-100m加速3.2秒、最高速度395km/hを実現するCCRは、アルティメット・エアロやブガッティ・ヴェイロンの登場まで世界記録を誇っていました。

これだけのハイスペックでありながら、5,000万円という価格。ヴェイロンが、約2億円ということを考えるとバーゲンプライスとも言えるでしょう。

スーパーカーのHVシステム

CCRやアルティメットエアロの登場以降、このカテゴリのスーパーカーは大排気量である事が必須であるかのようでした。しかし、ここ数年は、スーパーカーのパワートレインにも新たな波が押し寄せます。エンジン本体のダウンサイジングターボ化だけでなく、ハイブリットシステムによりパワーを付加することです。

マクラーレン P1は、3.8Lのツインターボエンジンで737馬力を発生し、179馬力の電動モーターでアシストすることにより、916馬力と途方もないパワーを発生させます。ターボ無しエンジンに換算すると10,000cc近い排気量の出力。

スーパーカーにおけるハイブリットシステムは、やはりパワーに趣を置いたものが、主流のようです。

レゲーラは何がスゴイのか?

マクラーレン P1やラ・フェラーリのように、HVシステムを採用したスーパーカーには既に先行モデルが存在します。後発であるケーニグセグ レゲーラには、どのような優位性があるのでしょうか。

まず、特筆すべきはそのパワー。レゲーラは、最高出力が1800馬力とも言われています。驚異的な数値ですが、この内の約700馬力は3モーターから構成される電気パワーなのです。もちろんエンジン本体も5.0LのV8ツインターボで1100馬力と高い性能を誇っています。

しかし、本来主役であるエンジンをアシストする立場のモーターだけでもF1並みの出力を発生するとなると、今後のモータースポーツにおけるパワートレインの考え方も、全く違ったアプローチができる可能性を示していると言えます。

速さだけじゃないレゲーラの魅力

シンプルな直線と楕円を基調に纏められたインテリア・デザインは、新円でないステアリングを備え、上質なドライバーズ・スペースを確保しています。性能に特化したスーパーカーほど殺伐としたインテリアになりがちですが、レゲーラには当てはまりません。速さのためにデザインを犠牲にしない美しさがレゲーラにはあると言えるでしょう。

実際に操作する点においても、可変式のウイングはなんと「スマホ」で操作可能。ナビとスマホを連動する機能は珍しくありませんが、レーシングパーツをスマホで操作するという発想は新しいものです。

また車両にはWiFi機能も搭載。昨年デビューしたBMWの新7シリーズもWiFiを備えていますが、スパルタンなスーパーカーでありながら利便性も最高級サルーンに負けない機能を持ち合わせているのです。フェラーリやランボルギーニと言った名の知れたスーパーカーだけでなく、このレベルを生き抜くレアな車種は驚くべきギミックを多数備えているもの。

このような先進的な車種で培われた技術の恩恵を受ける日が来るかもしれませんね。

※画像はランボルギーニ
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